走行安定性と環境性能を両立したタイヤ「スポーツコンタクト7」発売

　コンチネンタルタイヤ・ジャパン（所在地：東京都品川区）は2月8日、あらゆる車両クラスにおいて史上最高のドライビングプレジャーを、高い走行安全性と優れた耐摩耗性、環境性能と共に提供する次世代のスーパースポーツタイヤ「Sport Contact 7（スポーツ・コンタクト・セブン）」を発表、6月1日より販売を開始する。同製品は、19～23インチの全30サイズを用意しており、順次拡大予定。価格はオープンプライス。

環境負担の軽減に繋がる最新のフラッグシップモデルが登場！サーキット走行にも対応

　今回発売される「Sport Contact 7」は、海外自動車雑誌のタイヤテストで１位を数多く獲得し高評価を得ている「Sport Contact 6」の後継品。世界のカーメーカートップモデルの新車装着タイヤとして多くの採用実績がある、スポーツタイヤのフラッグシップモデル「Sport Contact」シリーズの最新製品。サーキット走行にも対応し、同社が2年ごとに開催している最速チャレンジイベント「Papenburg 3000」では、「Sport Contact 7」を装着したKlasen Motors 社のランボルギーニ・ウラカン・ペルフォルマンテが、3000mスプリントで2021年、384.12km/hを記録し、適応性の高さを示した。

　今回、同タイヤを開発するにあたり、最新の市場トレンドに対応する品質の実現に注力された。とりわけ、この15年間で車重が約10％増、エンジン出力が約30％向上しているのに対し、CO2排出量が約30％低減しているという欧州自動車工業会（ACEA）の調査に基づき、耐荷重のみならず耐摩耗性も大きく向上させた。燃費においても欧州タイヤラベルでグレード「C」を獲得し、同社のスーパースポーツタイヤセグメントの中で最も優れた低燃費性能を有している。車両が本来持つパフォーマンスの最大化だけでなく、環境負荷の低減にも繋がるタイヤに仕上げられた。

スポーツタイヤ「Sport Contact 7」製品の特徴

アダプティブ・パターン

　走行中の接地面は、トレッド内で最も排水が効率よく行われるポイントで終わるように設計。ウェット路面でのブレーキングや加速、コーナリング時に優れたグリップ力を発揮する。
　また、コーナリング時には、最も大きな力を伝達するアウターショルダーの接地面積を最大限に確保。路面をしっかり掴むことで、新次元のコーナリング安定性を発揮する。アウターショルダー部のグループ内に設置された「インターロック・エレメント」が、トレッド・パターンの変形を抑制し、高い走行安定性を実現した。

テーラーメイド・コンストラクション

　大型車と小型車では異なるタイヤソリューションを必要とするところ、「Sport Contact 7」は車両／重量クラス毎にテーラーメイド・コンストラクションを採用。車両やタイヤサイズの組み合わせによる異なる性能要件に合わせるため、タイヤサイズに応じてテクノロジーを使い分け「Sport Contact」ファミリーのドライビングフィールをすべての車両に提供する。

ハーモナイド・ブラック・チリ3・コンパウンド

　新しいブラック・チリ・コンバウンド（第3世代）は、トレッド・パターンとコンバウンドの競合するターゲットを最適なバランスで解決するため特別に開発された。最新世代の樹脂と既存のブラック・チリ・コンバウンドを組み合わせ、新しい可望剤を添加することで粘着性の高いコンバウンドを開発。剛性の高いパターン・デザインと組み合わせて使用することで、タイヤ性能を飛躍的に向上させた。

スポーツタイヤ「Sport Contact 7」タイヤサイズ一覧表

コンチネンタル社について

　2021年10月8日に創立150周年を迎えたコンチネンタルは、人とモノがつながる持続可能なモビリティのために先駆的な技術とサービスを開発。その歴史は1871年にさかのぼり、現在はテクノロジーカンパニーとして車両や機械、交通や輸送のため、安全で効率的、インテリジェントでアフォーダブルなソリューションを提供している。