パイオニア、通信型ドライブレコーダーに「ビークルアシスト」対応の新機種を追加

　交通死亡事故発生件数のうち、前方不注意による死亡事故が最も多くを占める（26.5%）など(出典：内閣府令和２年版交通安全白書)、“わき見運転”や“ながら運転”が大きな社会問題となる中、2019年12月の道路交通法改正において罰則が強化された。業務で車両を使用する企業にとって、従業員の不注意による交通事故や違反・罰則は無視できないもの。

　今回発売する4モデルは、前方車両へ近づきすぎるなどあおり運転とみなされる運転をした際に、音と画面表示で警告する「あおり運転予防警告」機能を搭載。前方視界を妨げないコンパクトなデザインの「TMX-DM04-VA」「TMX-DM04-VA-FC/RC」は、音や画面表示に加え、LEDの光で直感的にお知らせする。また「TMX-DM03A-VA」には、ドライバーの眠気やわき見運転をAIで解析・検知し、画像や音声メッセージ、警告音で注意喚起する「ドライバーモニタリングシステム」を搭載するなど、企業の業務管理者やドライバー、その家族にとって重要性が増している安心・安全な運行をサポートしてくれる。

　料金プランにも、初期費用を抑えて導入できる「端末レンタルプラン」を新たに追加し、幅広いニーズに対応している。

　これまでの「端末ご購入プラン」、「リースプラン」に「端末レンタルプラン」を追加し、幅広いニーズに対応。目的・予算に合わせた導入プランが選べる。

　「これからは、運行“管理”＋運行“支援”へ」をコンセプトに、さまざまなニーズに対応した先進のクラウド型運行管理サービス。通信で動画を自動送信する通信ドライブレコーダーと、訪問コース・業務指示まで行える高性能なカーナビゲーションを対応端末にラインアップ。車両の動態管理、危険運転の通知・分析、安全運転指導の自動化や運行コース・日報・業務レポートの自動作成など高度な運行管理・支援や業務の効率化を実現する。　

　手軽に導入できる“パッケージサービス”に加え、既にお客さまが保有されている業務管理などのクラウドサービスと連携できる“Web APIサービス”を提供している。

1）ドライバーモニタリングシステムを搭載「TMX-DM03A-VA」
　撮影した映像を解析し、ドライバーの眠気やわき見を検知。画像や音声メッセージ、警告音などで注意喚起を行う。赤外線対応車室内カメラにより昼夜問わず撮影・検知が可能で、まぶたの開閉時間だけでなく、まばたきの回数や顔の傾きなどからAIがリアルタイムかつ総合的に検知・判断を行う。

2）危険を回避する多彩な検知機能を搭載
衝撃検知：外部からの衝撃を検知した際に警告。独自のロジックで、誤検知の少ない検知・警告を実現
危険挙動検知：急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど事故を誘発する危険な運転を検知して警告
あおり運転予防警告：前方車両との車間距離が近づいたことを検知し、意図せずあおり運転になっていることを警告

3）その他の機能
■高感度・高画質記録：　
　高解像度CMOSセンサーの搭載に加え、約200万画素のHDカメラを採用することで、昼間だけでなく、夜間や暗闇の中でもナンバープレートの文字まで鮮明に撮影。「TMX-DM03A-VA」では、SONY製の「STARVIS」技術を採用し、より高感度・高画質な記録を実現している。

■映像補正：
　急な明るさの変化があった時でも、明暗のダイナミックレンジを拡げて映像を補正。トンネルを出入りした瞬間のように明るさが急変しても鮮明な映像で録画してくれる。

■ソフトウェアアップデート：
　クラウドサーバーとの通信を利用して、ソフトウェア（アプリケーション、OS、各種設定など）をオンラインでアップデートが可能だ。

■エラー通知：
　SDカードの未挿入、SDカードの異常、内蔵バッテリー異常、取付角度異常を検知したことを知らせ、映像が撮れていなかったなどのトラブルを防ぐ。

■Intelligent LED：「TMX-DM04-VA-FC」「TMX-DM04-VA-RC」「TMX-DM04-VA」
　光（LED）と音により、危険挙動検知や危険地点接近など、さまざまな情報をドライバーへ直観的に知らせてくれる。