カー用品・パーツ
更新日:2020.09.17 / 掲載日:2020.09.17
真夏の車内は赤ちゃんに大敵!快適に過ごせる便利グッズをご紹介!
グーネット編集チーム
真夏は車内の温度が上昇し、赤ちゃんにとって厳しい環境となります。
このページでは、赤ちゃんを車に乗せるときの注意点や、快適に過ごすための便利グッズをご紹介します。
赤ちゃんがシートに座るときに嫌がる原因は暑さ
真夏の車内は強い日差しを受けて高温になり、チャイルドシートも非常に熱くなってしまいます。赤ちゃんは大人よりも暑さに弱く、熱中症になってしまう危険性もあるため注意が必要です。
車内の温度や熱中症の危険性について、以下で見ていきましょう。
真夏の車内は約80度に達することも
2012年にJAFは、気温35度の炎天下に午後12時から4時間車を放置した際の車内温度を測定する実験を行ないました。
その実験では、車体が黒い車をサンシェードや窓開けなどの対策なしに放置すると、わずか1時間で車内温度が約25度から50度に達しています。
そして最終的に、車内の最高温度は57度、ダッシュボードの最高温度は79度まで上昇しました。真夏の車内温度はエアコンを切ると急激に上昇していき、あっという間に危険な状態になってしまうのです。
暑さ対策を行なわないと熱中症の危険性
大人と比べると、赤ちゃんは熱中症を引き起こす危険性が高くなります。その理由として、以下のようなことが挙げられます。
・チャイルドシートも高温になってしまう
ダッシュボードと同様に、直射日光が当たる状況では車内温度だけでなく、チャイルドシート自体が高温になってしまいます。そのまま赤ちゃんを座らせると、熱中症だけでなくヤケドの危険性もあります。
・赤ちゃんは体温調整が苦手で暑さに弱い
生まれて間もない赤ちゃんは、体温の調整機能が発達していません。そのため、暑くても体温をうまく下げられず、熱を帯びてしまいます。
・赤ちゃんは汗をかきやすく脱水状態になりやすい
赤ちゃんの体は小さいですが、汗腺の数は大人とほぼ同じといわれています。汗をかきやすい分、水分をすぐに失ってしまい、脱水状態になりやすいのです。
真夏に赤ちゃんを車に乗せるときの注意点
グーネット編集チーム
夏は旅行などのレジャーに出かける機会が増え、赤ちゃんを車に乗せることも多いかと思います。その際に赤ちゃんが熱中症にならないよう、以下のようなことに注意しましょう。
換気とエアコンの活用でクールダウン
車に乗り込む前には、まず車内にこもった熱気を逃がしましょう。運転席か助手席の窓を開けて、その反対側のドアは窓を開けずに数回ドアを開け閉めすると、すばやく車内の空気を入れ替えることができます。
その後、走行する際にはすべての窓を全開にし、エアコンを外気導入にします。2分ほど経過したら、窓を閉めてエアコンを内気循環に切り替えると、より効率的に車内温度を下げられます。
チャイルドシートの温度を座らせる前にチェック
チャイルドシートはクッションの厚さもあり、熱がこもって高温になる可能性があります。車内の温度が下がっても安心せずに、チャイルドシートの温度を触って確認してから、赤ちゃんを座らせるようにしましょう。
特にベルト類の金具は高温になるため、ヤケドしてしまう可能性もあります。冷却スプレーを使用するなど、冷やすための工夫をしましょう。
赤ちゃんが快適に過ごせる便利アイテム
グーネット編集チーム
最後に、赤ちゃんが快適に過ごせる便利アイテムをいくつかご紹介します。
日差しを防ぐサンシェード
直射日光は車内温度を上昇させるため、日差しを防ぐサンシェードは有効です。なるべく直射日光を車内に当てないようして温度上昇を軽減すれば、車に乗り込むときもより短時間で車内温度を下げられるでしょう。
通気性に優れたシートカバー
赤ちゃんは汗をかきやすく、チャイルドシートに座ると蒸れやすいため、通気性に優れたシートカバーを装着するとよいでしょう。通気性を確保することで、快適な環境に改善できます。
冷却ジェルなどの保冷シート
冷凍庫で凍らせた冷却ジェルパッドを入れられる保冷シートを、チャイルドシートに装着するのもよいでしょう。保冷シートは、ベビーカーや抱っこ紐に取り付けられるものもあり、車内以外でも赤ちゃんが快適に過ごしやすくなります。
まとめ
赤ちゃんは、まだ体温調節の機能が発達していない状態です。言葉が話せない頃には、暑くて不快でも伝えることができないため、赤ちゃんの様子に気を配り異変に気付くことが非常に重要です。
また、赤ちゃんが危険な状態にならないように、車内の温度や環境にもしっかり配慮しなくてはいけません。サンシェードやチャイルドシートカバー、保冷シートなどの便利グッズを活用し、赤ちゃんにとっても快適で安全なドライブを楽しんでください。