カー用品・パーツ
更新日:2020.03.16 / 掲載日:2020.03.16
キャンピングカーのサブバッテリーとは?種類やバッテリーを長持ちさせる方法
グーネット編集チーム
キャンピングカーを快適に利用するにあたって重要となるアイテムに、サブバッテリーというものがあります。
キャンピングカーでは、車内の内装や水回りの設備に目が行きがちになりますが、サブバッテリーのチェックをおろそかにしてしまうと快適なキャンプ生活を送るのも難しくなるかもしれません。
今回は、キャンピングカーで利用されるサブバッテリーがどういったものなのかを理解していただき、種類と特徴、充電方法や充電のタイミングをご紹介します。
キャンピングカーのサブバッテリーとは?
キャンピングカーのサブバッテリーとは、基本的には車の中で電化製品を使うためのバッテリーを指します。
エンジン・車載品を動かすメインバッテリーもありますが、車の走行以外の目的で使われるバッテリーになるので、「サブ」バッテリーと呼ばれています。
キャンピングカーにサブバッテリーが必要な理由
そもそも、なぜキャンピングカーにはサブバッテリーが必要なのでしょうか?
キャンピングカーは生活の場でもあるので、電気ポットや扇風機など電化製品を使う機会が多くあります。車のメインバッテリーにインバーターをつないで電気を使用してしまうと、メインバッテリーの電気がなくなり、エンジンがかからないなどの重大なトラブルに発展してしまいます。
また、サブバッテリーがあればエンジンをかけなくても車内で電化製品が使えるので、夜間でも周囲に迷惑を与える心配がありません。
そういった理由から、キャンピングカーにはサブバッテリーが必要になります。
キャンピングカーのサブバッテリーの種類と特徴
サブバッテリーには大きく分けて、鉛ディープサイクルバッテリーかリチウムイオンバッテリーの2種類が販売されています。
それぞれのバッテリーには特徴がありますが、近年では利便性の高いリチウムイオンバッテリーがキャンピングカーに搭載されるようになっています。
鉛ディープサイクルバッテリー
以前から使われているタイプで、リチウムイオンバッテリーに比べて比較的安価です。しかし、重量がありサイズも大きく蓄電量は少なめです。充放電回数もリチウムイオンバッテリーに比較すると少なく、旧世代のバッテリーと言えます。
リチウムイオンバッテリー
スマートフォンやノートパソコンなどの端末でも使われており、ハイブリッド車・電気自動車でも採用されています。リチウムイオンバッテリーの特徴は次の通りです。
・軽いのに蓄電量が多い
軽量かつコンパクトでありながら、蓄電量が多いバッテリーです。重量は鉛バッテリーより軽く、車の燃費向上にも貢献します。持ち運びがラクなので使い勝手も抜群です。
・充放電回数が多い
バッテリーにもよりますが、鉛ディープサイクルバッテリーと比較すると、約5倍の充放電が可能と言われています。
・瞬発力も持続力もあり
瞬発的な電力供給はもちろん、弱い電力を長時間供給することも得意とされており、万能型の次世代バッテリーです。
キャンピングカーのサブバッテリーの充電方法とタイミング
グーネット編集チーム
サブバッテリーの充電方法は次の通りです。また、バッテリーを長持ちさせる充電タイミングもお伝えします。
走行充電
走行中に車の発電装置オルタネーターを使って充電する方法です。メインバッテリーの電力をサブバッテリーに充電するアイソレーターや、メインバッテリーとサブバッテリーを並列接続させ、サブバッテリーを充電するバッテリーセパレーターという方法があります。
家庭用コンセント充電
バッテリー充電器を使えば、AC100Vの家庭用コンセントでも充電可能です。
RVパークやキャンピングサイトなど、電源が取れる施設では充電器を使って充電可能なので、充電が切れそうなときでも安心です。
ソーラーパネル充電
車上部に取り付けたソーラーパネルで、太陽光を電気にして充電する方法です。太陽光発電は安定性が低く、満充電になるまで時間もかかります。
サブバッテリーを長持ちさせる充電タイミング
可能な限り空に近い状態で充電をしてしまうと、バッテリーに負担がかかってしまいます。そのため目安にはなりますが、20%を切るぐらいで充電をすると良いとされています。
また、充電においても過充電(100%になっても充電を続ける)もバッテリー寿命を縮めると言われているので、注意するようにしましょう。
まとめ
電化製品はアウトドアライフの快適さを左右します。キャンピングカーにはサブバッテリーを積んで快適に過ごしましょう。キャンピングカーのサブバッテリーは現在、軽量コンパクトで充放電回数の多いリチウムイオンバッテリーが主流です。
サブバッテリーの充電方法はいくつか種類がありますが、家庭用コンセントで充電して出かけ、外出先ではRVパーク・キャンピングサイトなどの電源設備で充電するのが手軽で良いでしょう。