カー用品・パーツ
更新日:2019.09.17 / 掲載日:2019.09.17
【グーパーツ】The next customization[ホイール&タイヤ編]
新型ジムニーの無骨なスタイルを際立たせているのがホイールだ。SUV・クロカンらしくシンプルでスパルタンなデザインのものが人気が高い。ジムニーカスタムにおいてホイール選びはとくに重要だということを肝に銘じておこう。
(掲載されている内容はグーパーツ2019年11月号の内容です)

20から21インチが最適解 純正もしくはアメ鍛が最良
ジムニー&ジムニーシエラは、車体のサイズに対してタイヤの直径が大きく、そのため、タイヤ&ホイールの存在感が強いことから、どんなホイールを装着するかが、カスタマイズの方向性を決めるには重要なポイントとなる。
純正ホイールのサイズは、ジムニーが5・5J×16(+22)、ジムニーシエラが5・5J×15(+5)となっている。PCDが139.7mmと特殊なことから、市販のホイールも「専用サイズ」となっている。
ホイールサイズを変更する場合には、車幅内に収まるという前提ならば、軽自動車サイズのジムニーではリム幅を大きく拡大するのは難しい。5・5J×16のままで、インセットを20mm程度に設定されたホイールが多いのはそのためだ。ジムニーシエラも同様に、純正ホイールサイズのままでインセットのみを変更するパターンが多いが、6J×15、6J×16へとサイズアップする場合もある。オーバーフェンダーの分だけ、インセットとリム幅の組み合わせの自由度が高い。悪路走行を想定してテレーンタイヤを装着する場合、純正よりもタイヤ幅をアップさせることが多いが、ジムニーシエラの場合は、そうしたタイヤサイズの選択肢が多いため、サイズに合わせてホイールを選ぶことができる。
ホイールのデザインとしては、PCDが大きい5ホール・ハブの存在感が高いこともあり、5本スポークや5×ツインスポークの人気が高い。5本スポークではクロカンらしさを強調できるスポークが太めのものが好まれている。また、とくにジムニーではレトロなスチールホイール風のディッシュタイプの人気も根強い。シンプルなカスタマイズ仕様にはバランスの取れたホイールだ。ジムニーシエラなら、大型クロカンSUVで人気のアメリカンラグジー系のホイールもよく似合う。
Jimny適合ホイール
定番はシンプルなスポークタイプ。ワーク・クラッグのようなディッシュ系のデザインも力強い足元が演出できるのでオススメ。ピアスボルトもアクセントとして◎
APIO WILDBOAR SR

(6J×15) 2万8000円
LJやSJジムニーが装着していたスチールホイールを彷彿とさせるレトロなデザインが特徴のアルミホイール。16インチもラインナップする。
問アピオTEL.0467-78-1182http://www.apio.jp/
APIO WILDBOAR Z
5.5J×16
3万8000円APIO WILDBOAR X
9.0Jから10.5J×20
10万円/10万5000円
問アピオ TEL.0467-78-1182 http://www.apio.jp/
RAYS MRX.J
5J×16
3万4000円
問レイズ TEL.06-6787-0019https://www.rayswheels.co.jp/WORK CRAG T-GRABIC
5J×15から8J×17
3万2000円から4万5000円
問ワーク TEL.048-688-7555(東日本)/06-6746-2859(西日本)https://www.work-wheels.co.jp/
用途に合わせて適切なタイヤを選ぼう
ジムニーにはブロックタイヤがよく似合うが、通常のタイヤに比べ摩耗速度が早かったりとデメリットもあるのでタイヤ選びには十分注意したい。ジムニーはフェンダークリアランスがあるため、直径を大きくすることも可能だ。

タイヤの見た目も重要だが用途に合ったものを選ぼう
もしジムニー&ジムニーシエラをオフロード志向でカスタマイズするなら、タイヤもテレーンタイプとなる。純正ではH/T(ハイスピードテレーン)タイプが装着されている。これは高速道路走行にも対応する全天候型タイヤ。
ホイール交換時などに同時にタイヤを選ぶなら、A/T(オールテレーン)、M/T(マッドテレーン)に変更するのもいいだろう。一般道での使用がメインならA/T、泥濘路などの悪路を走るなら、M/Tタイヤだ。M/Tタイヤはブロックがゴツゴツしていることもあり、いかにもクロカンらしいタイヤといえるが、A/TやH/Tに比べると、舗装路で使用する場合は摩耗が早いので注意しよう。
タイヤサイズに関しては、ジムニーでは車幅の制限があることと、テレーンタイヤということで選択肢は多くない。純正同等の175/80R16が基準になる。ただ、ワイド化は難しくても、フェンダークリアランスがあるので、直径を大きくすることはできる。185/85R16あたりなら、速度計の誤差範囲に収まるだろう。
ジムニーシエラの場合もフェンダークリアランスは大きいので、直径を大きくすることはできる。純正サイズは195/80R15だが、ホイールのリム幅(5・5J)は同じままで205/70R15、リム幅を6Jに拡大し215/80R15、さらにインチアップして205/65R16というサイズを装着することができる。オーバーフェンダーに収まるならリム幅とインセットの組み合わせによっては、235mm幅あたりのサイズまで装着することができるだろう。ただし、ジムニー/ジムニーシエラともに、車高アップと同時にタイヤサイズを大きくする場合、操縦安定性に影響することがあるので、サスペンションの仕様変更も含め、トータルでのセットアップを心がけよう。
BF Goodrich MUD-TERRAIN T/A KM2
215/75R15
4×4車両からSUV、コンパクトSUVなど幅広い車種に対応。オフロード性能はもちろん、オンロード、ドレスアップまでオールラウンドに対応する。
問日本ミシュランタイヤTEL.0276-25-4411https://www.bfgoodrichtires.co.jpTOYO OPEN COUNTRY R/T
145/80R12から225/55R18
オフロード性能とオンロード性能を両立させたラギットテレーンタイヤ。左右で異なったサイドウォールデザインを採用しており、ドレスアップに最適だ。
問TOYO TIRE TEL.0800-300-1456https://www.toyotires.jp
YOKOHAMA GEOLANDAR SUV
175/80R15から245/50R20
低燃費性能と静粛性を兼ね備えた都市型SUV用タイヤ。ジオランダー開発で培われたテクノロジーを惜しみなく投入し、SUV用として十分な耐久性も備える。
問横浜ゴムTEL.0120-667-520https://www.y-yokohama.comDUNLOP GRANDTREK AT3
225/80R15から265/60R18
シティユースに応えたオンロード性能に加え、オフロードでも十分に対応できる強力なトラクションが特徴。さらにトップクラスのロングライフ性能も魅力。
問住友ゴム工業TEL.0120-39-2788https://tyre.dunlop.co.jp/
文/松本尊重 写真/ウィズ フォト