第2回目 マイベストにたどり着くために、いま知りたいこと MINIまるごと。

ミニ クーパーS クラブマン ALL4

　後席用ドアのあるもうひとつのMINIがクラブマンだ。こちらも発売以来高い人気を得ている。

　先代との違いは・・・、ほとんどすべて。プラットフォームは新世代で、サイズもデザインもこれまでとは考え方が違う。3ドアをストレッチする形状はMINI5ドアに任せ、こいつは我々MINIファンに新しい提案をしてくれた。

　その真骨頂はインテリアにある。ドアを開けて運転席に腰を下ろすとこれまでのMINIとは違うラグジュアリーな雰囲気を感じる。MINIらしいポップなテイストを残しつつも大人っぽい仕上がりなのだ。

　要因は細部の作り込みと素材のクオリティアップ。目につくところ手に触れるところの質感がじつに高い。

　若い頃3ドアハッチバックのミニで楽しんでいた方が大人になって選ぶ相棒といった存在だろう。

　MINIの快活な走りをあらゆる状況で可能にする「ALL4」。最適なトラクションと優れたハンドリングをもたらし、オフロードや低ミュー路でも頼もしい走りを見せる。レジャーの幅を広げてくれるはずだ。

ミニ コンバーチブルミニ 3ドア

　MINIが持つ数多い魅力のなかで、とくに際立つのはその「ファッション性」だろう。ボディサイズを超え、「センス」のよさを振りまく存在がMINIなのだ。そしてオープンモデルのカブリオレは、見ても、乗っても、明るく開放的な気持ちにさせてくれる存在だ。風情のあるソフトトップは作りもしっかりとしていて、電動で手軽にルーフ開閉ができる。

ミニ 3ドア

　源流ともいえる存在の3ドアも根強い人気を保つ。最近の注目はディーゼルモデルで、コンパクトなボディを大トルクのディーゼルターボエンジンで、キビキビと走らせるのがトレンドだ。軽快で痛快な走りこそが、クラシックミニから引き継がれるスピリット。「これぞMINI！」という、とびきり濃い目のアイデンティティを五感で感じたければ、ディーゼルだ。