車種別仕様・中古車評価・まとめ
更新日:2019.06.28 / 掲載日:2018.01.18
第1回目 AUDIまるごと。

写真●川崎泰輝
VISUAL MODEL Q5
●ハイレベルなスタビリティと豊かなハンドリング特性、そして快適性。2008年の登場以来、全世界で160万台を販売したアウディSUVの中心的モデル「Q5」。10月に登場した新型も全身アウディらしさ満点だ。
その美観に備わった卓越した走りと品質の高さをとくとご覧あれ!
理知的に、ただひたすらクオリティを追求する。ドイツプレミアムブランドの一角を担うアウディは、妥協なく作り込まれた堅牢なボディと卓越したパフォーマンスを生み出す駆動系、そして洗練されたエレガンスが漂うインテリアを兼ね備え、それらがカタチとなって見る者を深く魅了してくる。颯爽とした高速クルージングやアクティブなレジャー、それどころか、ただあなたが乗り降りする場面でさえ色鮮やかなシーンに変えてくれる・・・。そんなチカラを持ったクルマたちなのです。今回はハイセンスなプレミアムブランドの大本命、アウディの魅力に迫ります!
CHECK.1 いまアウディのSUVが熱い!
アクティブなSUVで本領を発揮し、ライバルと一線を画する走りでクオリティの高さを見せつける孤高の4WDシステム「クワトロ」。ラインアップを充実させるスタイリッシュでタフなアウディのSUVに注目だ!
文●九島辰也 写真●グーワールド
屋台骨だけに進化の度合いは想像以上!
いまや輸入車ブランドのほとんどがラインアップするSUV。とくにアメリカや中国マーケットを強く意識するカーメーカーはそこに力を注いでいる。当然アウディもそのひとつで、21世紀に入り次々にSUVをリリースしてきた。現行ラインアップは下からQ2、Q3、Q5、Q7の4モデル。サイズとエンジンの大きさであらゆるニーズに応えている。
さて、そんななか2017年にフルモデルチェンジしたのがQ5。写真のように新世代グリルをまとって登場した。世界的にはQシリーズ中でもっともボリュームが多い。
それだけ大事なモデルだけに、プラットフォームからして新構造「MLB evo」が採用される。結果、サイズは従来型より大きくなりつつも重量は軽減され、空気抵抗値も抑えられる。つまり、ハンドリングや走行安定性といった走りの部分と安全装備の分野で進化したことになる。
スタイリングはご覧のとおりオシャレ。ドライバーを格上げしてくれるカッコいいSUVに仕上がっている。先進のアウディから目が離せない。
PROFILE
自動車ジャーナリスト 九島辰也
●長年にわたり男性ファッション誌や一般誌などでも活躍し続ける自動車ジャーナリスト。その知見は広く、プライベートでも、各国のクルマを乗り継ぐ。
Q5
ボディもエンジンもA4譲り高い信頼性と性能を発揮!
アウディ Q5
Q5は今年10月に発表されたばかりのニューモデル。新型A4にも採用されるアウディ自慢のモジュラー型プラットフォームMLB evoを採用したSUVだ。アルミ合金を多用したことで従来型より約70kg軽量化されている。エンジンは2L直4ターボのTFSIとSQ5となる3L V6ターボの2種類。どちらも高い評価を受けている。
インターフェイスはMMIタッチに進化。使い方を一新する。タブレット型8.3インチモニターを搭載。キャビンは従来型よりも確実に広い。
2L直4直噴式ターボTFSIは252馬力を発揮する。またアナログメーターの場所には12.3インチTFTモニターが配置されナビにもなる。
後席は分割可倒式。荷室はA4アバントよりも広く、カーゴ側からも倒せる。ゲートは自動開閉となる。
アウディ Q5 ファーストエディション(7速AT・Sトロニック)
全長×全幅×全高 | 4685×1900×1665mm |
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車両重量 | 1820kg |
エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1984cc |
最高出力 | 252ps/5000-6000rpm |
最大トルク | 37.7kg m/1500-4500rpm |
サスペンション前後 | ダブルウィッシュボーン |
新車価格 | 662万円~892万円(全グレード) |
Q2
使い勝手抜群のコンパクトSUV
アウディ Q2
アウディファミリーのなかでも、斬新なデザインがウリのコンパクトSUV。デザイナーが30歳の時に自分が乗りたいSUVをスケッチしたものだそうだ。全長4200mmというこれまでにないコンパクトさだが、キャビンは大人5名がしっかり乗れるスペースを確保する。全高1500mmは機械式立体駐車場をクリアするのも嬉しいオマケだ。
ダッシュボードのデザインは兄弟車に準ずる。タブレット型モニターも液晶メーターも同様。シートはスポーツタイプだが座り心地は快適だ。
操作系はセンターコンソールに集約。荷室はご覧のように広く使い勝手も悪くない。フロアは2段階に調整が可能。中はパンク修理剤でスペアはない。
アウディ Q2 ファーストエディション(7速AT・Sトロニック)
全長×全幅×全高 | 4200×1795×1500mm |
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エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1394cc |
最高出力 | 150ps/5000-6000rpm |
最大トルク | 25.5kg m/1500-3500rpm |
サスペンション前/後 | ストラット/トレーリングアーム |
新車価格 | 299万円~405万円(全グレード) |
Q7
大胆にスリム化したトップオブSUV
アウディ Q7
アウディSUVのなかでフラッグシップに当たるのがこのQ7。全長は5mを超え、シートは3列用意される。興味深いのは、それでいて2L直4ターボエンジンをラインアップすること。高効率エンジンを使ったダウンサイジングは忘れていない。また、これだけのボディで従来型より300kgも軽く仕上げているのも大きなニュースである。
ロングホイールベースでゆったりしたキャビンを実現。2列目シートはリクライニングもスライドもできる。3列目は2名分の電動分割可倒式。
この堂々としたボディサイズに、252馬力の2L直4と333馬力の3L V6の2種が用意される。
アウディ Q7 2.0 TFSI クワトロ(8速AT)
全長×全幅×全高 | 5070×1970×1735mm |
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エンジン | 直4DOHCターボ |
総排気量 | 1984cc |
最高出力 | 252ps/5000-6000rpm |
最大トルク | 37.7kg m/1600-4500rpm |
サスペンション前後 | ダブルウィッシュボーン |
新車価格 | 804万円~929万円(全グレード) |
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。