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更新日:2021.10.07 / 掲載日:2021.10.07
メルセデス・ベンツ GLEクーペの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

SUVらしい存在感を残しながらも、スタイリッシュなフォルムを実現させたメルセデス・ベンツ GLEクーペに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ GLEクーペの歴史
2015年、GLEクーペのベースとなるGLEの初代がメルセデス・ベンツから登場します。2016年、GLEの派生モデルとしてGLEクーペの初代が登場。メルセデス・ベンツの中で初のクーペSUVモデルとして設定されます。 GLEクーペはサイドビューが特徴的で、ルーフがリア部分で流れるような流線型を描いています。SUVの特徴を持ちながらも、ラゲッジスペースは650Lを確保。
このとき、クーペモデルとして「GLEクーペ 350d 4マチック」と「GLEクーペ 350d 4マチック スポーツ」の2つのグレードが設定されています。搭載するエンジンは、いずれも3.0LのV型6気筒BlueTECエンジンです。安全装備として、レーダーセーフティパッケージも搭載されました。
2017年、GLEクーペ 350d 4マチック スポーツをベースにした「GLEクーペ 350d 4マチック スポーツ オレンジアートエディション」という特別仕様車が設定されます。フロントバンパーとホイールにオレンジのアクセントを加えて、スポーティーな印象を高めたグレードで、100台限定で販売されました。
2019年のはじめに、ドイツ本国でGLEのフルモデルチェンジが行われ、2代目が登場。日本には、その半年後に2代目が導入されました。
2021年、GLEクーペの新たなグレードとして、「GLEクーペ 400d 4マチック スポーツ」を設定。このグレードには、メルセデス・ベンツに設定される乗用車の中で最高水準の出力330馬力を誇る3.0L 直列6気筒クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載しました。
また、この世代のグレードには、メルセデス・ベンツの対話型インフォテインメントシステムのMBUXも搭載されているのが特徴です。この機能により、ナビや照明などの設定を音声で操作することができます。
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GLEクーペ 350d 4マチック

初代のベースグレードとして誕生した「GLEクーペ 350d 4マチック」
GLEクーペ 350d 4マチックは、初代の2016年4月に設定されたグレードです。初代に設定されたGLEクーペの中では、ベースグレードとして位置づけられています。搭載するエンジンはディーゼルターボエンジンで、トランスミッションには9速オートマティックトランスミッションの9G‐TRONICを組み合わせているのが特徴です。
また、4マチックという4WDシステムも搭載されているため、路面状況に応じて前輪と後輪のトルクを変化させることができます。
中古で購入する際の目安となる予算
GLEクーペ 350d 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2016年式:508万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:625万円
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:流通量希少のため算出不可
GLEクーペ 350d 4マチックは初代に設定されていたグレードですが、現時点の中古車市場にはたった2台しか流通していません。新車で販売されていたころは800万円台だったことを考えると、少しは安くなってきているようです。
先代モデルとの比較
■初代:2016年~2020年GLEクーペ 350d 4マチックは、初代のクーペモデルの誕生と同時に設定されました。
搭載するディーゼルターボエンジンは、強力なトルクを発生させることができ、力強い走りを体感することができます。トランスミッションは、同時期に設定された「GLEクーペ 350d 4マチック スポーツ」と同じ9G-TRONICが採用されました。
装備面もGLEクーペ 350d 4マチックとほぼ変わらず、フルオートエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備しています。
安全装備では、レーダーセーフティパッケージを標準装備しました。360°全周囲を確認できる360°カメラシステムも装備しているので、死角もしっかり確認することができます。
初代で設定されていたGLEクーペ 350d 4マチックの中古車は、70台近い台数が流通していました。価格も他のグレードと比べるとかなり落ち着いてきているので、少しは手を出しやすいでしょう。
エンジンは3.0L V型6気筒ディーゼルターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長4891mm×全幅2003mm×全高1719mmです。
人気のあるカラー
GLEクーペ 350d 4マチックのボディカラーは、下記の7色が設定されています。・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
この中では、光沢感のあるシルバー色の「ダイヤモンドシルバー(M)」が人気です。
※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。
GLEクーペ 400d 4マチック スポーツ

ベンツの乗用車で最高水準の出力を誇るエンジンを搭載する「GLEクーペ 400d 4マチック スポーツ」
GLEクーペ 400d 4マチック スポーツは、2代目の2020年6月に設定されたグレードです。ディーゼルターボエンジンを搭載しており、9速オートマティックトランスミッションの9G‐TRONICを組み合わせました。
フルモデルチェンジの際にホイールベースが20mm拡大されたので、先代よりも後席が広くなっているのが特徴です。また、先代とは違い、コックピットに12.3インチワイドディスプレイを2つ備えています。
中古で購入する際の目安となる予算
GLEクーペ 400d 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2020年式:1098万円~1280万円
2021年式:1118万円~1450万円
このグレードは登場からまだ1年ほどしか経過していないですが、それでも40台近い中古車が流通しています。しかし、流通している車両すべてが1000万円を超える価格がついており、非常に高額です。そのため、今このグレードの中古車を手に入れるメリットはなさそうです。
先代モデルとの比較
■2代目(現行モデル):2020年~GLEクーペ 400d 4マチック スポーツは、2代目が登場した翌年に設定されました。先代と同じく、なだらかなルーフラインを備えており、SUVクーペらしい見た目になっているのが特徴です。
ラゲッジスペースは655Lとなっており、後席を倒すと最大1790Lに拡大させることが可能。インパネには、12.3インチのワイドディスプレイを備えているため、メーターやナビなどを表示することができます。
また、ステアリングホイールのボタンでも、ナビなどの操作をすることが可能です。他にも、対話型インフォテインメントシステムのMBUXも標準装備されています。
このグレードは登場から1年程度しか経過していないものの、中古車の流通量は非常に多く、40台近い中古車が流通していました。購入時の選択肢は豊富ですが、価格はすべて1000万円を超える車両ばかりで、なかには新車よりも高い価格のものもあるため、今はまだこのグレードを購入するメリットはあまりないでしょう。
エンジンは3.0L直列6気筒ディーゼルターボ最高出力330ps。ボディサイズは全長4955mm×全幅2020mm×全高1715mmです。
人気のあるカラー
GLEクーペ 400d 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の9色が設定されています。・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・モハーベシルバー(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ブリリアントブルー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
この中では、真っ白な「ポーラーホワイト(S)」が人気です。
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GLEクーペ 350d 4マチック スポーツ

開放感のある車内が特徴の「GLEクーペ 350d 4マチック スポーツ」
GLEクーペ 350d 4マチック スポーツは、初代の2016年4月に設定されたグレードです。ディーゼルターボエンジンを搭載しており、9G-TRONICという9速オートマティックトランスミッションの組み合わせによって、滑らかな変速が可能となっています。
シートがナッパレザーシートで、挟み込み防止機能付きのパノラミックスライディングルーフが標準装備となっているため、車内は開放感があるのが特徴です。その他の基本的な装備に関しては、同時期に設定された「GLEクーペ 350d 4マチック」と変わりありません。
中古で購入する際の目安となる予算
GLEクーペ 350d 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。<年式:予算目安>
2016年式:458万円~658万円
2017年式:498万円~678万円
2018年式:545万円~810万円
2019年式:561万円~790万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
このグレードはGLEクーペの中でも一番中古車の流通量が多く、70台近い台数が流通しています。選択肢も多く、価格差も幅広いので、条件に合った車両は探しやすいですが、安くても400万円以上かかることは覚悟しておきましょう。
先代モデルとの比較
■初代:2016年~2020年GLEクーペ 350d 4マチック スポーツは、初代のクーペモデルの誕生と同時に設定されました。
搭載するディーゼルターボエンジンは、強力なトルクを発生させることができ、力強い走りを体感することができます。トランスミッションは、同時期に設定されたGLEクーペ 350d 4マチックと同じ9G-TRONICが採用されました。
装備面もGLEクーペ 350d 4マチックとほぼ変わらず、フルオートエアコンやクルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを搭載しています。
安全装備では、レーダーセーフティパッケージを標準装備しました。360°全周囲を確認できる360°カメラシステムも搭載しているので、死角も確認することができます。
初代で設定されていたGLEクーペ 350d 4マチック スポーツの中古車は、70台近い台数が流通していました。価格も他のグレードと比べるとかなり落ち着いてきているので、少しは手を出しやすいでしょう。
エンジンは3.0L V型6気筒ディーゼルターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長4891mm×全幅2003mm×全高1719mmです。
人気のあるカラー
GLEクーペ 350d 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の7色が設定されています。・オブシディアンブラック(M)
・ポーラーホワイト(S)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・カバンサイトブルー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。
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※本記事は、2021年9月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。
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