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更新日:2021.08.25 / 掲載日:2021.08.25

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレ

Eクラス4代目の2010年に登場したメルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ Eクラス カブリオレの歴史

1985年、メルセデス・ベンツからEクラスの初代が登場します。この世代のEクラスは4ドアセダンが主流だったので、カブリオレはまだ設定されていません。

1995年、2代目のEクラスが登場しました。しかし、この世代でもカブリオレは設定されていません。

2002年、3代目のEクラスが登場しました。この世代も、セダンやステーションワゴンしか設定されず、カブリオレは設定されませんでした。

2009年、4代目となるEクラスが登場しましたが、このときもやはりセダンしか設定されていません。

2010年、ようやくEクラスにカブリオレが設定されます。新たなEクラスのコンバーチブルモデルとして最初に設定されたのは、「Eクラス カブリオレ E350」でした。セダンとは異なり、Cクラスのプラットフォームをベースにして開発されているのが特徴です。この世代のカブリオレでは、遮音性や耐候性、断熱性に優れたアコーディオンソフトトップを採用しています。

2012年、カブリオレの一部改良が行われ、カブリオレ全車に18インチアルミホイールを標準装備させました。

2016年、Eクラスの現行モデルとなる5代目が登場。このときも、最初はセダンのみが設定されています。

2018年、カブリオレが導入されます。このとき2.0L 直列4気筒直噴ターボエンジンを搭載した「Eクラス カブリオレ E200」と「Eクラス カブリオレ E200 スポーツ」、3.0L V型6気筒直噴ツインターボエンジンを搭載した「Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツ」などのグレードが設定されました。

同年に、一部改良が行われ、カブリオレにはすでにCLSクラスで採用されていたイルミネーテッドエアアウトレットを採用しています。これは、エアコンの吹き出し口にイルミネーションが組み込まれている装備のことで、エアコンの温度を上げると赤く、下げると青く光るようになっている機能です。これにより、操作した内容を直感で感じることができます。

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Eクラス カブリオレ E200

Eクラス カブリオレ E200

BSGと48V電気システムを採用した「Eクラス カブリオレ E200」

Eクラス カブリオレ E200は、5代目の2018年8月に設定されたグレードです。

新たに開発された1.5L 直列4気筒DOHCターボのM264のエンジンと、BSGである48Vボルト電気システムのモーターを搭載しています。サスペンションは前後輪ともに、AGILITY CONTROLサスペンションを装備しました。

安全運転支援システムのインテリジェントドライブも標準で装備しているため、安全装備が充実しています。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラス カブリオレ E200を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:558万円~638万円
2019年式:流通量希少のため算出不可
2020年式:流通量希少のため算出不可

3年ほどしか設定されていないEクラス カブリオレ E200の中古車は、現時点の中古車市場には2台しか流通していませんでした。どちらの車両も走行距離が短く、車両状態のよいので価格は高めです。

先代モデルとの比較

5代目:2018年~2020年
Eクラス カブリオレ E200は、5代目で設定されました。

BSGと48V電気システムを採用したことにより、回生ブレーキにより発生した電気エネルギーをリチウムイオン電池に蓄電してくれるため、振動の少ないエンジンで、滑らかで力強い加速を実現しています。

安全装備には、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック(自動再発進機能付)やアクティブレーンチェンジングアシストなどを採用しており、ドライバーが安心して運転できるだけでなく、歩行者にも配慮した設計がなされているのが特徴です。また、メーターとナビが一体となったディスプレイも搭載しており、ドライバーが視認しやすいように工夫されています。

Eクラス カブリオレ E200は比較的新しいグレードのため、現在の中古車流通量はかなり少なめです。今後、流通量が増える可能性はありますが、価格はまだまだ高いため、予算と車両状態などをよく比較した上で購入を決めたほうがよいでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力184ps。ボディサイズは全長4830mm×全幅1860mm×全高1430mmです。

人気のあるカラー

Eクラス カブリオレ E200のボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・エメラルドグリーン(M)
・カバンサイトブルー(M)
・ルビーライトレッド(M)
・セレナイトグレー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・アラゴナイトシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。

※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。

Eクラス カブリオレ E300 スポーツ

Eクラス カブリオレ E300 スポーツ

Eクラス カブリオレのスポーティーグレード「Eクラス カブリオレ E300 スポーツ」

Eクラス カブリオレ E300 スポーツは、5代目の2019年10月に設定されたグレードです。

2.0L直列4気筒DOHCターボのエンジンを搭載した、スポーティーグレードとなっています。

最先端技術のひとつである運転手の声に反応し、車内の温度の変更、音楽を再生する機能などを備えた対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しているため、車内空間の快適性にも優れているのが特徴。2020年に行われたマイナーチェンジでは、MBUXにAR機能も追加しました。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラス カブリオレ E300 スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介したいところですが、こちらのグレードは現時点で中古車市場に1台も流通していないため、中古車の相場を割り出すことができませんでした。

Eクラス カブリオレ E300 スポーツは、登場から2年ほどしか経過していないため、まだ中古車として手放すユーザーが少ないことが原因だと思われます。このグレードが中古車市場に流通するのは、もう少し時間がかかるでしょう。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2019年~
Eクラス カブリオレ E300 スポーツは、5代目から設定されたグレードです。

12.3インチのワイドスクリーンであるインストゥルメントパネルを搭載しているため、スピードやタコメーターの表示などがすべてデジタル化されているのが特徴です。その他の装備では、フルオートエアコンやパワーウィンドウ、クルーズコントロール、本革巻きステアリング、本革シート、運転席パワーシートなどを標準装備しています。

安全装備では、運転席や助手席、サイドにエアバッグを装備。他にも、ブレーキアシストや盗難防止システムなどが搭載されています。

現時点の中古車市場には、Eクラス カブリオレ E300 スポーツの中古車は1台も流通していません。設定されて間もないグレードということもあり、このグレードの中古車を手に入れるのは当分難しいでしょう。仮に流通したとしても、しばらくは高額な値段がつけられるということを覚悟しておいたほうがよいかもしれません。

エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力258ps。ボディサイズは全長4845mm×全幅1860mm×全高1430mmです。

人気のあるカラー

Eクラス カブリオレ E300 スポーツのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・ルビーライトレッド(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ブリリアントブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・パタゴニアンレッド(M)

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツ

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツ

メルセデス・ベンツ独自の四輪駆動システム搭載の「Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツ」

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツは、5代目の2018年8月に設定されたグレードです。

3.0L V型6気筒ツインターボチャージャーのエンジンを搭載したコンバーチブル仕様となっています。一足先に開発が進められていたEクラス クーペのボディデザインをベースに開発されました。

装備面では、他のグレードと同様、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」を搭載しています。さらに、フルオートエアコンやクルーズコントロールなどを装備しました。

中古で購入する際の目安となる予算

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2018年式:798万円
2019年式:818万円
2020年式:流通量希少のため算出不可
2021年式:流通量希少のため算出不可

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツの中古車は現時点の中古車市場には、2台が流通していました。比較的新しいモデルなので、価格はかなり高めです。

先代モデルとの比較

5代目(現行モデル):2018年~
Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツは、5代目に設定されました。Eクラス クーペのボディデザインをベースに、美しいボディラインを実現したコンバーチブルタイプとなっています。

最大の特徴は、ソフトトップのカラーをブラック、ブラウン、ダークブルー、ダークレッドの4種類のカラーの中から選択できるところでしょう。ボディカラーについても11色から選択できるというカスタム性があり、自分好みの1台に仕上げることが可能です。

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツの中古車は、現在2台が流通していました。登場時の新車価格が1000万円だったことを考えれば、価格は少し落ち着きつつあるようですが、中古車としては高いと言えるでしょう。

また先述した通り、このグレードはボディカラーとソフトトップカラーでさまざまな色の組み合わせができるグレードのため、自分好みの完璧な1台に出会うことは少し難しいかもしれません。

エンジンは3.0L直列6気筒ターボ最高出力367ps。ボディサイズは全長4844mm×全幅1860mm×全高1437mmです。

人気のあるカラー

Eクラス カブリオレ E450 4マチック スポーツのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・ポーラーホワイト(S)
・オブシディアンブラック(M)
・ルビーライトレッド(M)
・グラファイトグレー(M)
・モハーベシルバー(M)
・ブリリアントブルー(M)
・ハイテックシルバー(M)
・エメラルドグリーン(M)
・セレナイトグレー(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・パタゴニアンレッド(M)

この中では、ラメ塗装の入った白色の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

※本記事は、2021年8月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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グーネットマガジン編集部

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