メルセデス・ベンツ Cクラス クーペ&カブリオレの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

1993年、Dセグメントの高級乗用車としてCクラスの初代が登場します。しかし、このときはまだCクラスには4ドアセダンのみしか設定されていませんでした。

2000年、2代目が登場します。当時人気のあったBMWの3シリーズに対抗するモデルとして、3ドアハッチバックのスポーツクーペを導入しました。

2007年、3代目が登場。この世代が誕生した当初は、セダンやステーションワゴンしか設定されていません。

2011年の3代目の後期、ようやくクーペが追加されました。このとき以下の3つのグレードが設定されています。
・Cクラス クーペ C63 AMG
・Cクラス クーペ C250 スポーツ
・Cクラス クーペ C180

2014年、4代目が登場しました。このときも、やはりセダンとステーションワゴンが先に発売されています。

2016年、クーペとカブリオレが導入されました。

クーペは、Aピラーよりも後ろの部分を専用設計にしており、サッシュレスドアを採用しています。ドアミラーはスポーツタイプと同じく、ドアに設置されました。そんなクーペには以下の4つのグレードを設定しました。
・Cクラス クーペ C180 スポーツ
・Cクラス クーペ C180 スポーツ+
・Cクラス クーペ メルセデスAMG C63
・Cクラス クーペ メルセデスAMG C63 S

カブリオレは、ボディ剛性などのためにルーフレス構造を考慮し、フロアやルーフを専用設計にしています。そんなカブリオレには以下の4つのグレードを設定しました。
・Cクラス カブリオレ C180 スポーツ
・Cクラス カブリオレ C300 スポーツ
・Cクラス カブリオレ メルセデスAMG C43 4MATIC
・Cクラス カブリオレ メルセデスAMG C63 S

2020年には、以下の2つのグレードを追加設定します。
・Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージ
・Cクラス カブリオレ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージ

2021年、5代目が登場します。現時点でセダンとステーションワゴンしか設定されておらず、クーペとカブリオレについてはまだ詳細が発表されていません。

メルセデス・ベンツ Cクラス クーペの中古車を探す
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Cクラス クーペ C180 スポーツは、4代目の2016年3月に設定されたグレードです。

ベースとなるのは「Cクラス C180」で、直列4気筒BlueDIRECTターボエンジンを搭載し、トランスミッションには7段ATの7G-TRONIC PLUSが組み合わせられています。

グレード名が示すとおり、スポーツサスペンション、スポーツシートなどのスポーティーさが感じられる装備が施されました。シートには、本革のような見た目のレザーARTICOシートを採用しています。

Cクラス クーペ C180 スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2016年式：219万円～334万円
2017年式：318万円～405万円
2018年式：318万円～438万円
2019年式：450万円～598万円
2020年式：流通量希少のため算出不可
2021年式：流通量希少のため算出不可

Cクラス クーペ C180 スポーツの中古車は、現時点の中古車市場には20台以上が流通しています。比較的新しいモデルとなるため、どの年式も価格は高めです。

4代目：2016年～2021年
Cクラス クーペ C180 スポーツは、4代目に設定されました。

2ドアモデルであり、4代目で設定されているCクラスのクーペの中では、ベーシックグレードとして位置づけられています。Aピラーより後ろの部分は、専用設計になっており、Sクラスクーペのような流線型のデザインです。

装備面では、フルオートエアコンや本革巻きステアリング、クルーズコントロールなどを装備しています。さらに、AMGデザインが入った18インチアルミホイールも装備しているのが特徴です。

安全装備に関しては、車の周囲360度近くをカバーするセンサーシシテムやカメラを使って、アクセルやブレーキをアシストする機能が組み込まれました。その他、アクティブパーキングアシストやSRSエアバッグを装備しています。

Cクラス クーペ C180 スポーツの中古車は、現時点の中古車市場には20台ほど流通していました。登場から5年以上が経過していることもあり、初期年式の車両に関しては少しずつではあるものの、価格も落ち着いてきているようです。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力156ps。ボディサイズは全長4700mm×全幅1810mm×全高1405mmです。

Cクラス クーペ C180 スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・オブシディアンブラック（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・グラファイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、鮮やかな青色の「ブリリアントブルー（M）」が人気です。

※（S）とはソリッドペイントを意味し、（M）とはメタリックペイントを意味します。

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Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは、4代目の終盤である2020年1月に設定されたグレードです。

基本的な仕様は「Cクラス クーペ C180 スポーツ」と同じですが、上質で心地よい車内空間を演出するレザーエクスクルーシブパッケージを搭載しています。そのため、フロントウィンドウに速度や方向指示を表示して、運転手が道路から目を離さずに必要な情報を確認することができるヘッドアップディスプレイも搭載されました。

Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2020年式：485万円～568万円
2021年式：流通量希少のため算出不可

Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは2020年に登場したばかりのグレードのため、どの車両も中古車価格は高めです。中古車として購入するには現実的ではない価格がついているので、あまりおすすめはできません。

4代目：2020年～2021年
Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは、4代目の終盤に設定されました。

Cクラス クーペ C180 スポーツをベースに開発されており、充実した装備内容のレザーエクスクルーシブパッケージを搭載しています。そのため、以下の内容を備えているのが特徴です。
・3色から選べる本革シート
・空調や照明、音楽などを総合的にコントロールするエナジャイジングパッケージ
・リラクゼーション機能付きシートバッグ
・ほのかな芳香を拡散するエアバランスパッケージ
・Burmesterサウンドシステム　など

その他の装備面では、フルオートエアコンや19インチアルミホイール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備しています。

Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージの中古車は、現時点の中古車市場には数台しか流通していません。登場から1年半程度しか経過していないこともあり、価格も高めなので、このグレードを購入するなら、もう少し価格が落ち着くのを待ってからのほうがいいでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力156ps。ボディサイズは全長4700mm×全幅1810mm×全高1405mmです。

Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・オブシディアンブラック（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・グラファイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック（M）」が人気です。

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Cクラス カブリオレ C180 スポーツは、4代目の2016年9月に設定されたグレードです。Cクラスの中では、クーペのような見た目のオープンカーとして位置づけられています。

Sクラスのカブリオレのデザインを引き継ぎ、スタイリッシュなデザインになっているのが特徴です。フロントやフロア周辺をカブリオレ用に設計し、剛性を高めて安全性を高めました。

エンジンには1.6L直列4気筒直噴ターボエンジン搭載し、9速ATの9G‐TRONICを組み合わせています。

Cクラス カブリオレ C180 スポーツを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2016年式：339万円～475万円
2017年式：339万円～468万円
2018年式：429万円～578万円
2019年式：流通量希少のため算出不可
2020年式：流通量希少のため算出不可
2021年式：流通量希少のため算出不可

4代目中盤に設定されたCクラス カブリオレ C180 スポーツの中古車は、現時点の中古車市場には10台ほどしか流通していませんでした。初期年式であれば300～400万円台など価格も下がってきていますが、それでも中古車として購入するには高いことを覚悟しておきましょう。

4代目：2016年～2021年
Cクラス カブリオレ C180 スポーツは、4代目の中盤に設定されました。

Cクラスのクーペをオープン化したモデルであり、他のグレードと同じくアルミとスチールを組み合わせたハイブリッド素材を使用しているため、軽量化を図りながらも剛性を確保しています。

ソフトトップは電動開閉式であり、カラーはブルー、ブラック、ダークレッドの3つから選択することが可能です。このソフトトップは、開閉するとオープンでもクローズでも20秒で完了します。

インテリアには、オープン時に風がシートに当たるのを抑えるエアキャップ、ヘッドレスト下から温風で首を温めるエアスカーフという装備をオプションで装備することが可能です。さらに、ソフトトップの開閉状況によって、エアコンを制御する機能も取り付けられました。

ここ数年に販売された中古車はまだ流通していませんが、初期年式であれば10台弱は流通しているようです。価格はどれも高めですが、予算に合えば購入を検討してもよいでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力156ps。ボディサイズは全長4700mm×全幅1810mm×全高1410mmです。

Cクラス カブリオレ C180 スポーツのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・オブシディアンブラック（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・グラファイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、真っ白な「ポーラーホワイト（S）」が人気です。

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Cクラス カブリオレ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは、4代目の終盤である2020年1月に設定されたグレードです。

基本仕様は「C180カブリオレスポーツ」と同じで、オプションパッケージのレザーエクスクルーシブパッケージの装備を追加した仕様となっています。主に快適性と利便性を向上するためのパッケージで、本革シートや電動ランバーサポート、パワーシート、ヘッドアップディスプレイなどの装備を搭載しているのが特徴です。

Cクラス カブリオレ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

＜年式：予算目安＞
2020年式：575万円～628万円
2021年式：流通量希少のため算出不可

同時期に設定されているCクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージ同様、登場から1年程度しか経過していません。中古車として購入するには現実的ではない価格がつけられていることからも、あまりおすすめはできません。

4代目：2020年～2021年
Cクラス カブリオレ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは、4代目の終盤に設定されました。

基本仕様はC180カブリオレスポーツと同じであり、ターボエンジンを搭載しています。エクステリアやインテリアも、Cクラス カブリオレ C180 スポーツと同じものが採用されました。

パッケージなどの装備面に関しては、同時期に設定された「Cクラス クーペ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージ」とほとんど変わりはなく、クーペタイプかカブリオレタイプか程度の違いです。

装備面では、フルオートエアコンや19インチアルミホイール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備しています。

Cクラス カブリオレ C180 スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージは、2020年に登場したばかりのグレードです。そのため、現時点の中古車市場には数台しか流通していない状況です。さらに、中古車として購入するにはまだ高すぎる価格がつけられているため、このグレードの中古車を購入するなら、もう少し価格が下がるのを待ってからのほうがよいでしょう。

エンジンは1.5L直列4気筒ターボ最高出力156ps。ボディサイズは全長4700mm×全幅1810mm×全高1405mmです。

Cクラス カブリオレ C180スポーツ レザーエクスクルーシブパッケージのボディカラーは、下記の10色が設定されています。

・ポーラーホワイト（S）
・ダイヤモンドホワイト（M）
・オブシディアンブラック（M）
・カバンサイトブルー（M）
・セレナイトグレー（M）
・グラファイトグレー（M）
・イリジウムシルバー（M）
・モハーベシルバー（M）
・ヒヤシンスレッド（M）
・ブリリアントブルー（M）

この中では、濃いめのグレー色の「セレナイトグレー（M）」が人気です。

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※本記事は、2021年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。