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更新日:2021.07.29 / 掲載日:2021.07.29

CLSクラス シューティングブレークの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

メルセデス・ベンツ  CLSクラス シューティングブレーク

2012年10月に誕生したメルセデス・ベンツ CLSクラス シューティングブレークに関して、今回はグレード別に紹介していきます。

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

メルセデス・ベンツ CLSクラス シューティングブレークの歴史

2012年10月、 CLSクラス シューティングブレークの初代が登場します。スタイリッシュなフォルムを維持しつつも、5人の乗員がくつろぐことのできるスペースと大容量のラゲッジルームを備える「スポーツ クーペ ツアラー」という全く新しいカテゴリーを創出しました。

車名についている「シューティングブレーク」とは乗用車のボディ形状の一種で、主にスポーツクーペの要素を持つステーションワゴンに対して用いられることの多い名称です。もともとイギリスの貴族が、狩猟用のオープン馬車のことをそう呼んでいたことが由来だといわれています。

誕生当初に設定されていたグレードは以下の4つです。
・CLSクラス シューティングブレーク CLS350 ブルーエフィシェンシー
・CLSクラス シューティングブレーク CLS350 ブルーエフィシェンシー AMGスポーツパッケージ
・CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチック ブルーエフィシェンシー
・CLSクラス シューティングブレーク CLS63 AMG

2013年5月、一部改良が行われ、新たにフルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載したグレードの「CLSクラス シューティングブレーク CLS 550 4マチック」を追加します。

2014年10月、当時CLSクラス シューティングブレークに設定されていたすべてのグレードに高解像度で高精度のマルチビームLEDヘッドライトを全車に標準装備しました。

2015年2月、中間グレードとなる「CLSクラス シューティングブレーク CLS400」を新たに設定。

2015年11月、エントリーグレードの「CLSクラス シューティングブレーク CLS220d」、オプション装備のAMGラインを標準装備したグレードの「CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGライン」を追加で設定しました。

2018年6月、ベースとなるCLSクラスがフルモデルチェンジ行いますが、 CLSクラス シューティングブレークに関してはフルモデルチェンジが行われていません。そのため、 CLSクラス シューティングブレークは1世代限りで販売終了となりました。

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CLSクラス シューティングブレーク CLS220d

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d

CLSクラス シューティングブレークのエントリーグレード「CLSクラス シューティングブレーク CLS220d」

CLSクラス シューティングブレーク CLS220dは、初代の2015年11月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。 CLSクラス シューティングブレークの中では、エントリーグレードとして位置づけられています。

このグレード最大の特徴は、CLSクラス シューティングブレークの中では数少ないディーゼルエンジン搭載モデルであることです。また、デュアルエアコンや18インチアルミホイール、本革巻きステアリングなどを装備しています。

中古で購入する際の目安となる予算

CLSクラス シューティングブレーク CLS220dを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2015年式:流通量希少のため算出不可
2016年式:369万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:流通量希少のため算出不可

現時点で中古車市場に流通しているCLSクラス シューティングブレーク CLS220dは、たった1台のみです。販売終了してからそれほど期間が経過していないので、この先もっと流通してくる可能性はありますが、現在の流通量を考えるとそれもあまり期待できないかもしれません。

先代モデルとの比較

初代:2015年~2018年
CLSクラス シューティングブレーク CLS220dは、2015年11月に設定されました。

このグレードには、2.2Lの直列4気筒ディーゼルターボエンジンが搭載されています。

CLSクラス シューティングブレークのエントリーグレードとはいえ高級車にあたるため、安全性は高められているのが特徴です。そのため、ドライバーの疲労を軽減するレーダーセーフティパッケージなどの安全装備は搭載されています。

その他の装備に関しては、クルーズコントロールや本革シート、運転席パワーシート、ウッドパネル、プライバシーガラスなどを標準装備しました。サンルーフに関しては、オプションで装備することが可能です。

CLSクラス シューティングブレーク CLS220dの中古車は、現時点の中古車は市場には1台しか流通していませんでした。また、中古車価格もかなり高めとなっています。すでに販売終了しているグレードであることから、今後もCLSクラス シューティングブレーク CLS220dの流通数が増える可能性はかなり低いので、条件に合うならば購入したほうがよいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力177ps。ボディサイズは全長4955mm×全幅1880mm×全高1420mmです。

人気のあるカラー

CLSクラス シューティングブレーク CLS220dのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・マグネタイトブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・シトリンブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・セレナイトグレー(M)
・マンガナイトグレー(マット)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・カバンサイトブルー(M)

この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

※(M)とはメタリックペイントを意味し、(マット)はマットペイントを意味します。

CLSクラス シューティングブレーク CLS400

CLSクラス シューティングブレーク CLS400

中間グレードにとして位置づけられている「CLSクラス シューティングブレーク CLS400」

CLSクラス シューティングブレーク CLS400は、初代の2015年2月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。 CLSクラス シューティングブレークの中では、中間的なグレードとして位置づけられています。

外観的にはエントリーグレードであるCLSクラス シューティングブレーク CLS220dとほとんど変わりませんが、装備内容の充実度と搭載されているエンジンの違いがこのグレードの大きな特徴です。エンジンには、3.5LのV6直噴ツインターボエンジンを搭載しています。

中古で購入する際の目安となる予算

CLSクラス シューティングブレーク CLS400を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2015年式:438万円
2016年式:328万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:流通量希少のため算出不可

現時点で中古車市場に流通しているCLSクラス シューティングブレーク CLS400は、わずか2台だけです。登場してから5年以上が経過しているものの、価格はまだ高めとなっています。

先代モデルとの比較

初代:2015年~2018年
CLSクラス シューティングブレーク CLS400は、2015年2月に設定されました。

このグレードには、3.5L V6直噴ツインターボエンジンを搭載しており、最大出力333馬力、最大トルク480Nmという力強い動力性能を実現しています。

また、19インチAMGマルチスポークアルミホイールなどを標準装備するとともに、エアスプリングと連続可変ダンパーを電子制御して優れたロードノイズ特性、タイヤ振動特性を実現する「AIRMATICサスペンション」を搭載しました。これにより、快適でスポーティーな乗り心地を実現しています。

装備面では、デュアルエアコンや集中ドアロック、クルーズコントロール、本革巻きステアリングなどを標準装備しました。

CLSクラス シューティングブレーク CLS400の中古車は、現時点の中古車市場にはたった2台しか流通していません。もともと1000万円を超える新車価格であったことを考えれば、半分以下の価格となっているためお得に感じるかもしれませんが、中古車として購入するにはやはり高額でしょう。

エンジンは3.5L V型6気筒ツインターボ最高出力333ps。ボディサイズは全長4960mm×全幅1880mm×全高1420mmです。

人気のあるカラー

CLSクラス シューティングブレーク CLS400のボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・マグネタイトブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・シトリンブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・セレナイトグレー(M)
・マンガナイトグレー(マット)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・カバンサイトブルー(M)

この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチック

CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチック

圧倒的な動力性能を実現するエンジンを搭載した「CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチック」

CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックは、初代の2013年5月に設定されたグレードです。 CLSクラス シューティングブレークの中では、上位グレードとして位置づけられています。

このグレード最大の特徴は、CLSクラスで初めてとなるフルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載していることです。さらに、圧倒的な動力性能を実現するハイパフォーマンスの4.6LのV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載しています。

中古で購入する際の目安となる予算

CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2013年式:流通量希少のため算出不可
2014年式:流通量希少のため算出不可
2015年式:流通量希少のため算出不可
2016年式:452万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:流通量希少のため算出不可

CLSクラス シューティングブレークの中では、比較的設定期間の長いCLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックですが、流通している中古車は1台しかありません。当時の新車価格から見れば安くはなっていますが、中古車としてはかなり高いです。

先代モデルとの比較

初代:2013年~2018年
CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックは、2013年5月に設定されました。

フルタイム四輪駆動システム「4MATIC」を搭載し、滑りやすい路面や危険回避時に走行安定性を高める4ESPを組み合わせています。さらに4.6L V型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載することによって、高い動力性能を実現しました。

このグレードにはharman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステムやスピーカーが14個装備されているのも大きな特徴です。

さらに、CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックにだけ設定可能なエクスクルーシブコンフォートパッケージというオプション装備も用意されました。これはシートがフルレザー仕様になったり、前席マッサージ機能や前席マルチコントロールシートバックに設定できたりする快適装備です。

このグレードは、当時の新車価格も1200万超えと非常に高額でした。もとの金額を考えれば、400万円台で中古車を購入できるならお買い得といえるかもしれません。

エンジンは4.6L V型8気筒ツインターボ最高出力408ps。ボディサイズは全長4970mm×全幅1880mm×全高1420mmです。

人気のあるカラー

CLSクラス シューティングブレーク CLS550 4マチックのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・キュープライトブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・インジウムグレー(M)
・マンガナイトグレー(マット)
・パラジウムシルバー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・カバンサイトブルー(M)

この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGライン

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGライン

AMGラインが標準装備された「CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGライン」

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインは、初代の2015年11月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。

エントリーグレードである「CLSクラス シューティングブレーク CLS220d」に、それまでオプション装備であったAMGラインが標準装備されています。これにより、燃費性能の高いディーゼルエンジン搭載モデルでありながら、「CLSクラス シューティングブレーク CLS400」と同等の装備内容を備えたモデルとなりました。

中古で購入する際の目安となる予算

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2015年式:264万円~403万円
2016年式:288万円~459万円
2017年式:流通量希少のため算出不可
2018年式:流通量希少のため算出不可

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインの中古車は、現時点で10台ほど流通しています。他のグレードよりは流通している台数も多いので、条件に合った車両は探しやすいかもしれません。

先代モデルとの比較

初代:2015年~2018年
CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインは、2015年11月に設定されました。

グレード名からも分かるとおり、ベースとなるのはCLSクラス シューティングブレーク CLS220dです。CLSクラス シューティングブレーク CLS220dに、AMGラインと呼ばれるオプションが標準装備されています。

このオプションは、メルセデスAMGのエアロダイナミクス技術を採り入れた力強いフォルムやAMGアルミホイールが演出するダイナミックなスタイリングを設定できるオプションのことです。

AMGラインが標準装備されることにより、必要最低限の装備内容だったCLSクラス シューティングブレーク CLS220dが、CLSクラス シューティングブレーク CLS400と同等の装備内容になりました。

主な装備内容はCLSクラス シューティングブレーク CLS400と同等ですが、搭載されているエンジンはCLSクラス シューティングブレーク CLS220dと同じディーゼルエンジンなので燃費性能が高いのが特徴です。

このグレードの中古車は、他のグレードよりはわずかに多い台数が流通しているので、条件に合った車両は探しやすいでしょう。

エンジンは2.0L直列4気筒ディーゼルターボ最高出力177ps。ボディサイズは全長4960mm×全幅1880mm×全高1420mmです。

人気のあるカラー

CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインのボディカラーは、下記の11色が設定されています。

・オブシディアンブラック(M)
・マグネタイトブラック(M)
・ダイヤモンドホワイト(M)
・シトリンブラウン(M)
・テノライトグレー(M)
・セレナイトグレー(M)
・マンガナイトグレー(マット)
・イリジウムシルバー(M)
・ダイヤモンドシルバー(M)
・ヒヤシンスレッド(M)
・カバンサイトブルー(M)

この中では、純白の「ダイヤモンドホワイト(M)」が人気です。

メルセデス・ベンツ CLSクラス シューティングブレーク CLS220d AMGラインの中古車を探す

※本記事は、2021年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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