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更新日:2021.07.13 / 掲載日:2021.07.13
メルセデス・ベンツ CLKカブリオレの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

4人乗りのカブリオレタイプの乗用車として2009年まで販売されていたメルセデス・ベンツ CLKカブリオレに関して、今回はグレード別に紹介していきます。
「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
メルセデス・ベンツ CLKカブリオレの歴史
1998年、メルセデス・ベンツからCLKカブリオレの初代が登場します。CLKカブリオレはCクラスのプラットフォームをベースに開発されているものの、スタイリングやエンジンに関してはEクラスと同様のものが使用されました。この車種は、クーペのような流麗なボディラインと電動ソフトトップが採用されているのが特徴的です。CLKカブリオレが誕生した当初は、3.2LのV型6気筒エンジンを搭載する「CLKカブリオレ CLK320」が設定されました。
2000年、CLKカブリオレ CLK320と同じエンジンを搭載したウッドパネルの材質を変更したアバンギャルド仕様の「CLKカブリオレ CLK320 アバンギャルド」を設定します。
2002年、CLKカブリオレの2代目が登場しました。初代と同様、前後のスタイリングやメーターパネル類はEクラスをベースに仕上げられているのが特徴です。他にも、ホイールベースやボディサイズを拡大するなど、初代よりも若干サイズアップさせることで、一見しただけでCクラスとは思えないような気品を漂うラグジュアリークーペへと進化を遂げています。この世代では、先代に引き続き、CLKカブリオレ CLK320カブリオレが設定されました。
2005年、CLKカブリオレ CLK320と入れ替わる形で、3.5LのV型6気筒エンジンを搭載する「CLKカブリオレ CLK350」が追加されています。
2006年、CLKカブリオレのハイパフォーマンスモデルである「CLKカブリオレ CLK63 AMG」を追加。このグレードには、CLKカブリオレで最大の最高出力を誇る6.3LのV型8気筒エンジンが搭載されています。
2009年、CLKカブリオレはEクラスクーペに吸収される形で、惜しまれつつ生産終了となりました。
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CLKカブリオレ CLK350

ラグジュアリーさとスポーティーさを兼ね備えた「CLKカブリオレ CLK350」
CLKカブリオレ CLK350は、2代目の中盤である2005年9月に行われたマイナーチェンジから設定されているグレードです。
3.5LのV型6気筒という最高馬力272psを誇るエンジンを搭載しており、7速オートマチックトランスミッションが組み合わされています。
ラグジュアリーとスポーティーを兼ね備えたモデルとして位置づけられており、アバンギャルド仕様のインテリアに加え、エクステリアでは17インチ5ツインスポークアルミを採用しているのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
CLKカブリオレ CLK350を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2005年式:流通量希少のため算出不可
2006年式:86万円
2007年式:109万円
2008年式:流通量希少のため算出不可
2009年式:148万円~178万円
このグレードの中古車は、現時点でたった4台しか流通していません。登場からすでに15年以上経過していることもあり、今後も流通数が増える可能性は低いでしょう。
先代モデルとの比較
2代目:2005年~2009年
CLKカブリオレ CLK350は、2代目の中盤に誕生しました。
車両の重量は1750kgと、クーペの1550kgと比べると重めですが、それを感じさせない走りを体感できます。日本では左ハンドルのみが輸入されました。
装備面ではフルオートエアコンにパワーウィンドウ、クルーズコントロール、本革巻きステアリング、運転席パワーシートなどを標準装備しています。
また安全装備も充実しており、運転席と助手席、サイドにウインドウエアバッグを装備するほか、ESPやブレーキアシスト、ABS、フォースリミッター付きシートベルトなども標準装備しているのが特徴です。
CLKカブリオレ CLK350は年式が古いこともあり、中古車市場の価格相場は全体的に安くなってきているものの、残念ながら中古車の流通台数はたった4台しかありません。最も古いモデルでも15年以上の年月が経過しているため、購入時は入念なコンディションチェックを忘れないようにしましょう。
エンジンは3.5L V型6気筒ターボ最高出力272ps。ボディサイズは全長4660mm×全幅1740mm×全高1415mmです。
人気のあるカラー
CLKカブリオレ CLK350のボディカラーは、下記の11色が設定されています。
・クロマイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・カルサイトホワイト(S)
・チューライトレッド(M)
・タンザナイトブルー(M)
・テノライトグレー(M)
・インジウムグレー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・キューバナイトシルバー(M)
・テルリウムシルバー(M)
・ファイアオパール(S)
この中では、純白の「カルサイトホワイト(S)」が人気です。
※(S)とはソリッドペイントを意味し、(M)とはメタリックペイントを意味します。
CLKカブリオレ CLK63 AMG

CLKのトップパフォーマンスモデル「CLKカブリオレ CLK63 AMG」
CLKカブリオレ CLK63 AMGは、2代目の中盤である2006年9月に設定されたグレードです。
CLKのトップパフォーマンスモデルとして位置づけられており、6.3LのV型8気筒の最高出力481psを誇るエンジンを搭載しています。
メルセデスAMG社が独自で初めて開発を行った最新鋭ユニットやAMGスピードシフトを備えた7速オートマチックトランスミッションを装備し、スペックの大幅な強化を実現しました。
中古で購入する際の目安となる予算
CLKカブリオレ CLK63 AMGを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
2006年式:流通量希少のため算出不可
2007年式:368万円
2008年式:流通量希少のため算出不可
2009年式:流通量希少のため算出不可
このグレードの中古車は、たった1台だけ流通していました。もともとCLKカブリオレの中でも上級グレードとして設定されていたので、保有しているユーザーが少ないのでしょう。また10年以上も前に設定されていたグレードであるにも関わらず、300万円以上という非常に高額な値段がつけられています。
先代モデルとの比較
2代目:2006年~2009年
CLKカブリオレ CLK63 AMGは、2代目の中盤に設定されました。
最高出力481psという高出力のエンジンを搭載しているため、よりいっそうの強化を図ったAMGハイパフォーマンスブレーキシステムやスポーツサスペンションなどを装備しています。
エクステリアでは、AMGデザインの専用ボディパーツに加え、5スポークアルミホイールを装備しました。
インテリアでは、ナッパレザーAMGスポーツシートなどを装備しているのが特徴です。
わずか3年ほどしか設定されていないこのグレードの中古車は、現時点の中古車市場にはたった1台しか流通していません。もともと新車で販売されていた当時、1200万円を超える非常に高額な値段がつけられていたグレードです。そのため、CLKカブリオレ CLK63 AMGを保有しているユーザー自体少ないと考えられます。
当時の価格から見れば、中古車市場の価格は300万円台と安く感じるかもしれませんが、中古車として購入するには高額な値段がついているためあまりおすすめはできません。
エンジンは6.3L V型8気筒ターボ最高出力481ps。ボディサイズは全長4660mm×全幅1740mm×全高1400mmです。
人気のあるカラー
CLKカブリオレ CLK63 AMGのボディカラーは、下記の11色が設定されています。
・クロマイトブラック(M)
・オブシディアンブラック(M)
・カルサイトホワイト(S)
・チューライトレッド(M)
・タンザナイトブルー(M)
・テノライトグレー(M)
・インジウムグレー(M)
・イリジウムシルバー(M)
・キューバナイトシルバー(M)
・テルリウムシルバー(M)
・ファイアオパール(S)
この中では、漆黒の「オブシディアンブラック(M)」が人気です。
CLKカブリオレ CLK320

2世代に渡って設定された「CLKカブリオレ CLK320」
CLKカブリオレ CLK320は、初代の1998年10月に行われたマイナーチェンジで設定されたグレードです。
3.2LのV型6気筒という最高馬力218psを誇るエンジンを搭載しており、トランスミッションにはティップシフト付きの5速オートマチックトランスミッションを搭載しています。
4人乗りのコンバーチブルモデル(オープンカー)として設定されており、オープンカーでありながら通常のクーペを運転しているような感覚を体感できるのが特徴です。
中古で購入する際の目安となる予算
CLKカブリオレ CLK320を中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。
<年式:予算目安>
1998年式:流通量希少のため算出不可
1999年式:流通量希少のため算出不可
2000年式:流通量希少のため算出不可
2001年式:流通量希少のため算出不可
2002年式:流通量希少のため算出不可
2003年式:69万円~140万円
2004年式:流通量希少のため算出不可
2005年式:流通量希少のため算出不可
CLKカブリオレ CLK320は2世代に渡って設定されていたグレードですが、ほとんどの年式が流通しておらず、現時点では2003年式の2台しか流通していません。
先代モデルとの比較
初代:1998年~2002年
CLKカブリオレ CLK320は、CLKの初代が誕生した翌年の1998年10月に設定されました。日本には左ハンドルのみが導入されており、キセノンヘッドランプやフロントシートヒーター付きレザーシートなどを標準装備しています。
この世代は20年以上前に登場しているため、現時点の中古車市場では1台も流通していませんでした。今後も流通する可能性は極めて低いでしょう。
エンジンは3.2L V型6気筒ターボ最高出力218ps。ボディサイズは全長4565mm×全幅1720mm×全高1380mmです。
2代目:2002年~2005年
このグレードは2代目でも引き続き設定されます。リアシート後部に格納されるガラス製リアウインドウのソフトトップは電動フルオートタイプを採用し、当時は人気を集めていました。
中古車に関しては2台と少ない台数しか流通していないですが、この年式であれば比較的買いやすい価格で取引されています。とはいえ年式が古いので維持費のほうが高額になってしまう可能性が高いので、その点も覚悟した上で購入するようにしましょう。
エンジンは3.2L V型6気筒ターボ最高出力218ps。ボディサイズは全長4640mm×全幅1740mm×全高1415mmです。
人気のあるカラー
CLKカブリオレ CLK320のボディカラーは、下記の12色が設定されています。
・オブシディアンブラック(M)
・エメラルドブラック(M)
・アラバスターホワイト(S)
・アンドラダイトグリーン(M)
・タンザナイトブルー(M)
・ブリリアントシルバー(M)
・キューバナイトシルバー(M)
・テルリウムシルバー(M)
・インディーレッド(M)
・ファイアオパール(S)
・ジャスパーブルー(M)
・アイオリスブルー(M)
この中では、白色の「アラバスターホワイト(S)」が人気です。
※本記事は、2021年7月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。