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更新日:2024.11.19 / 掲載日:2021.02.08
ホンダ バモスの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
この記事の目次
ホンダ バモスの歴史
バモスは、ホンダがアクティバンをベースに開発した軽ワンボックスワゴンです。車名のバモスはスペイン語であり、「さあ行こう」という意味を持ちます。エンジョイできる車であってほしいという願いを込めて、命名されました。ちなみに、1970年から発売の「バモスホンダ」というオープンカーの軽トラックもありますが、軽ワンボックスワゴンのバモスとは一切関係ありません。
1999年に商用バンであったストリートの後継モデルとして、バモスが誕生します。ロールーフの屋根になっていて、車高が低いのが特徴です。競合車種と違い、テールランプをバックドアウィンドウの近くに配置しました。安全装備を充実させた他にも、快適装備やRV指向のオプション品も充実させ、多くの装備を取り入れています。ホンダの軽ワンボックスワゴンとしては、初めてモニターが本体ユニットと別体式のカーナビを取り入れました。誕生当初は、下記の2つのグレードが設定されています。
・バモス M
・バモス L
2000年には、ターボエンジンを搭載したグレード「バモス ターボ」を追加しました。
2001年に行われたマイナーチェンジでは、フロントグリルなどのデザインを一新し、リアシート格納をフロア格納に変更しています。バモス ターボには、ABSとブレーキアシストの装備が追加されました。
2005年にはそれまで設定されていたバモス ターボが廃止となり、代わりのターボモデルとして下記の2つのグレードを設定します。
・バモス Mターボ
・バモス Lターボ
2012年の一部改良ではグレード体系が再編され、それまで設定されていたグレードはすべて廃止となり「バモス G」のみ設定されました。
2018年には軽自動車で衝突安全基準が強化されたために生産終了となり、その後は在庫のみの販売となります。
2019年には在庫もすべて無くなり、バモスの20年間の歴史は幕を閉じました。
バモス ターボ

ターボエンジンを搭載した「バモス ターボ」
バモス ターボは、2000年から5年ほど設定されていたグレードです。
グレード名のとおり、ターボエンジンを搭載しています。12インチの専用アルミホイールと大型エキゾーストパイプを装備しており、メッキ加工のターボのエンブレムが取り付けられているのが特徴です。
インテリアはオレンジと黒を基調としており、スポーティーな見た目に仕上げました。さらに、専用シートやカーボン調センターパネル、オレンジ文字のメーターなどを装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2000年式:20万円~50万円
2001年式:19万円~38万円
2002年式:32万円~57.8万円
2003年式:22万円~147円
2004年式:21.8万円~66万円
2005年式:22万円~85万円
このグレードは、どの年式も中古車の価格には大きな違いはありません。流通量も多いので豊富な選択肢の中から、選ぶことができるでしょう。
先代モデルとの比較
バモス ターボは、ターボエンジンを搭載した左右にリアのスライドドアを備える軽ワンボックスワゴンです。
バモスはこのグレードのみ、横置きエンジンから縦置きエンジンに変わっています。エクステリアには、専用の12インチアルミホイールや大型のエキゾーストパイプなどが備えられました。
インテリアには下記を備えています。
・モケット素材の専用シート
・カーボン調センターパネル
・オレンジ文字のメーター
・ハーフシェイド
・6対4の分割可倒式リアシート
また、シートバックを前に倒すと、広いラゲッジスペースを作れる構造になっているのもバモス ターボの特徴です。
オプションで下記を装備することができます。
・フロントスポイラー
・カーナビ
・ブレーキアシスト
・ABS
・EBD
2005年にターボグレードが「バモス Mターボ」と「バモス Lターボ」の2種類のグレード構成となったことにより、バモス ターボというグレードは消滅しました。
バモスの初期に設定されていたグレードでありながらも、中古車の流通量はそれなりに多いです。登場から時間が経過しているので、価格は全体的に低くなっています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力64ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
・トルマリンブルー・メタリック
・アメジストパープル・パール
・サテンシルバー・メタリック
・ナイトホークブラック・パール
・エターナルブルー・パール
・タフタホワイト
・ルビーレッド・パール
・チタニウム・メタリック
この中では、純白の「タフタホワイト」が人気です。
バモス G

スタイリッシュな見た目が特徴の「バモス G」
13インチのアルミホイールを標準装備しており、さらにリアバンパーガーニッシュや3本メッキフロントグリルによって、スタイリッシュな見た目になっているのが特徴です。
インテリアには、ラゲッジスペースサイドポケットやリアヘッドレスト、ブルーリング照明付メーターなどを備えています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2012年式:29万円~89.8万円
2013年式:24.8万円~200万円
2014年式:24.3万円~105.8万円
2015年式:43.9万円~108万円
2016年式:流通量希少により算出不可
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:流通量希少により算出不可
2019年式:流通量希少により算出不可
このグレードはバモスに設定されていたグレードの中でも、比較的新しいグレードなので全体的に高い価格がつけられています。
先代モデルとの比較
バモス Gはグレード体系の見直しによって、2012年6月の一部改良のタイミングで誕生したグレードです。
駆動方式は2WDと4WDの2つで、トランスミッションには3速AT、4速AT、5速MTが用意されました。3本のメッキフロントグリルやリアのバンパーガーニッシュによって、スタイリッシュな外観となっています。ホイールには、13インチアルミホイールを採用しました。
また、フロントスポイラーや運転席と助手席のエアバッグ、UVカットガラス、パワーウィンドウなどを標準装備しています。2015年の一部改良では、追加でEBD付ABSを標準装備しました。
このグレードはドレスアップやカスタムができる車両として非常に人気があり、DIYなどで車内をアレンジさせるユーザーも多いです。
バモス Gはバモスの中でも新しいグレードなので、中古車の流通量は多いです。車両状態や走行距離によってかなり安い価格がつけられている個体もいくつか確認できますが、ほとんどは年式に見合った価格がつけられています。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力45ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
・プレミアムスターホワイト・パール
・アラバスターシルバー・メタリック
・アドミラルグレー・メタリック
・ナイトホークブラック・パール
・プレミアムミスティックナイト・パール
・バニラクレム
・ピンクゴールド・メタリック
・タフタホワイト
この中では、パール塗装が施された黒色の「ナイトホークブラック・パール」が人気です。
バモス M

バモスのベーシックグレード「バモス M」
ホイールキャップ付きの12インチスチールホイールを標準装備していますが、アルミホイールはオプションで装備することが可能です。2013年の一部改良が行われた際には、新たにAM/FMチューナー付CDプレーヤー+フロント2ツイーター&2スピーカー、電波式キーレスエントリーシステムを標準装備しています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
1999年式:9.8万円前後
2000年式:20万円~24.8万円
2001年式:2.5万円万円前後
2002年式:39万円~250万円
2003年式:19万円~45.8万円
2004年式:15万円~80万円
2005年式:20万円~65万円
2006年式:18万円~86万円
2007年式:29万円万円前後
2008年式:流通量希少により算出不可
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:流通量希少により算出不可
バモス Mはバモスのベーシックグレードとして設定されていたため、中古車の流通量は多く、年式相応の価格がつけられています。
先代モデルとの比較
バモス Mは、バモス誕生の1999年6月から2012年6月まで設定されていたベーシックグレードです。
屋根がロールーフになっていて低い車高が特徴です。軽ワンボックスワゴンとしては、テールランプをバックドアウィンドウの横に配置した高い位置に設置しました。
運転席や助手席のエアバッグ、パワーウィンドウなどが標準装備されており、ホイールは12インチスチールホイールを装備しています。スチールホイールには、フルホイールキャップを備えます。
また、オプションで下記を装備することが可能です。
・フロントフォグランプ
・フロントスポイラー
・カーナビ
・ウッドパネル
・サンルーフ
・アルミホイール
・ABS
2004年に行われたマイナーチェンジによって、フロントスポイラーやパワーウィンドウは標準装備となりました。
ベーシックグレードとして誕生したバモス Mの中古車は、かなりの台数が流通しています。そのため、幅広い選択肢の中から、条件に合った車両を探しやすいでしょう。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力46ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
・シリウスブルー・メタリック
・プレミアムホワイト・パール
・サハラサンド・メタリック
・ストームシルバー・メタリック
・ブラックアメジスト・パール
・アラバスターシルバー・メタリック
・ナイトホークブラック・パール
・ビビッドブルー・パール
・タフタホワイト
・ルビーレッド・パール
この中では、パール塗装が施された白色の「プレミアムホワイト・パール」が人気です。
バモス L

バモスの上位グレード「バモス L」
上位グレードらしく、12インチアルミホイールを標準装備しているのが特徴です。
エクステリアには、メッキフロントグリルやメッキテールゲートハンドル、ボディカラーと同じドアミラーなどを備えています。
インテリアには、助手席シートバックポケットや木目調パネル、AM/FMカセットステレオなどを装備しました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
1999年式:流通量希少により算出不可
2000年式:25万円~68.5万円
2001年式:27.9万円~79万円
2002年式:13万円~62万円
2003年式:27.9万円~45万円
2004年式:21万円~59万円
2005年式:24.9万円~53万円
2006年式:22万円~47万円
2007年式:29万円~55万円
2008年式:31万円~180万円
2009年式:25万円~75万円
2010年式:46万円~55万円
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:流通量希少により算出不可
バモスの上位グレードとして設定されていたバモス Lの中古車は、それなりの台数が流通しています。また、価格の幅広いのが特徴です。
先代モデルとの比較
バモス Lは、バモス誕生の1999年6月から2012年6月まで設定されていた上位グレードです。
上位グレードらしく、バモス Mよりも装備が充実しているのが特徴で、エクステリアにはキーレスエントリーやボディ同色ドアミラー、12インチアルミホイールを備えています。
インテリアには下記を装備しました。
・助手席後のバックポケット
・ウッドパネル など
また、オプションで下記を装備することも可能です。
・フロントフォグランプ
・フロントスポイラー
・ABS
・サンルーフ など
2001年に行われたマイナーチェンジでは、AM/FMチューナー付CDプレーヤーを新たに標準装備しています。
2003年の一部改良では、さらにオーディオ面が進化し、AM/FMチューナー付MD/CDプレーヤー+2ツイーター&2スピーカーを装備しました。
バモスの上位グレードであるバモス Lの中古車は、バモス Mよりは少ないものの、それなりの台数が流通しています。価格差も幅広いので、しっかりと状態を確認した上で購入するのがおすすめです。
エンジンは0.6L直列3気筒ターボ最高出力46ps。ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1775mmです。
人気のあるカラー
・シリウスブルー・メタリック
・プレミアムホワイト・パール
・サハラサンド・メタリック
・ストームシルバー・メタリック
・ブラックアメジスト・パール
・アラバスターシルバー・メタリック
・ナイトホークブラック・パール
・ビビッドブルー・パール
・タフタホワイト
・ルビーレッド・パール
この中では、パール塗装が施された白色の「プレミアムホワイト・パール」が人気です。
※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。