中古車購入
更新日:2024.11.19 / 掲載日:2020.11.20
ホンダ ストリームの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

「それぞれどのような特徴があるの?」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらい?」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。
ホンダ ストリームの歴史
ストリームは5ナンバーサイズのボディに、7人乗りとしての快適な室内空間とスポーティーな走りを融合したミニバンです。従来のミニバンにない低重心・低床パッケージングで、セダンに匹敵するような走行性能と高いユーティリティ・快適性を実現しました。3列目シートは、簡単にフラットシート化できるリバーシブル・サードシートを採用しています。
2000年に初代が登場し、エンジンは「2.0L i-VTEC」もしくは「1.8L i-VTEC」の2種類を設定。グレードは、そのエンジンごとに展開されています。
【2.0L i-VTEC】
・ストリーム アブソルート
・ストリーム iL
・ストリーム iS
【1.8L i-VTEC】
・ストリーム アブソルート
・ストリーム G、ストリーム L
また、安全装備としてストリームの全グレードに以下の内容を標準装備させています。
・デュアルエアバッグ
・EBD付きABS
・ブレーキアシスト
・ロードリミッター&プリテンショナー付きシートベルト
2006年に登場した2代目以降、それまでは「Stream」と表記されていたロゴがすべて大文字表記となり、「STREAM」に変更されました。初代と同様の3列シート7人乗りで、ボディの高剛性化により、走行性能を向上するとともに、フロントサブピラーを廃止し、運転視界も大幅に向上させています。
この世代から初代でスポーツグレードとして設定されていたストリーム アブソルートに代わり、「ストリーム RSZ」が追加されました。また、先代と同様に2.0L i-VTECと1.8L i-VTECの2種類のエンジンを搭載。この他、2.0Lエンジン搭載の「ストリーム G」と1.8Lエンジン搭載の「ストリーム X」この2つのグレードを新たに追加しました。
2009年の6月には優れた加速性能に加え、スポーティーなエクステリアを採用した「ストリーム RST」、9月にはストリーム RSZのエアロパーツなどを装備した「ストリーム ZS」といった人気グレードを次々と追加させています。
しかし、その後、徐々にミニバンのニーズが低下し、販売は低迷していくことになります。そして、2014年にストリームは生産終了となりました。
ストリーム RSZ

スポーツグレードとして2代目から登場した「ストリーム RSZ」
もともと初代では「ストリーム アブソルート」というスポーツグレードが存在していましたが、2代目ではこのストリーム RSZがスポーツグレードとして位置づけられています。
しかし、他のグレードと比べて、カタログ上のエンジン出力や車体寸法に差はありません。サスペンションのセッティングやタイヤサイズが異なるのみです。パドルシフトや17インチアルミホイール、専用チューニングサスペンションなどのスポーティーな装備は採用されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2006年式:32.8万円〜43.9万円
2007年式:24.9万円〜87万円
2008年式:32.8万円〜60万円
2009年式:50万円〜69万円
2010年式:53.6万円~61.6万円
2011年式:47.8万円~84.9万円
2012年式:47.8万円前後
2013年式:122.5万円前後
2014年式:流通量希少により算出不可
中古車はそれなりに多く流通しているため、予算と折り合いのつく車両を見つけることは、そう難しくはないでしょう。
先代モデルとの比較
ストリーム RSZは、初代のスポーツグレードである「ストリーム アブソルート」と比べて、よりスタイリッシュなデザインとなりました。車高を低床低重心設計にしたことにより、走行性能も先代より向上しています。
エンジンは新開発の直列4気筒SOHC 2.0L i-VTECと1.8L i-VTECの2種類を設定しました。HDDナビパッケージは、ストリームのベーシックであるストリーム Xと同様にHDDナビゲーション&オーディオを標準装備しています。設定されるエンジンは2.0Lと1.8Lの2つですが、装備や仕様はほとんど変わらず、唯一の違いは2.0Lの方に、全ドアワンタッチ式のパワーウィンドウが標準装備されている程度です。
中古車の流通量は先代のスポーツグレードであるストリーム アブソルートよりも多く、全年式を通して中古車価格は100万円以下とかなり手頃になっています。また、カーナビを装着した車両も多いため、お得感があるでしょう。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4570mm×全幅1695mm×全高1545mmです。もしくは1.8L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズは全長4570mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・ホワイトオーキッド・パール
・リスタルブラック・パール
・モダンスティール・メタリック
・スーパープラチナ・メタリック
・コバルトブルー・パール
・プレミアムディープロッソ・パール
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトオーキッド・パール」が人気です。
ストリーム RST

スポーティーさを強調した「ストリーム RST」
エクステリアには大型テールゲートスポイラーやディフューザー形状のリアバンパー、アンダーカバー、インテリアにはレッドステッチ入り合皮・メッシュコンビシートを装備し、より一層スポーティーさを強調しています。
さらに、専用デザインが施された17インチの軽量アルミホイールを採用したことにより、軽量化を実現させました。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2009年式:56.5万円前後
2010年式:36.8万円~53.6万円
2011年式:69万円~70.5万円
2012年式:64.7万円前後
ストリーム RSTは設定されていた期間が4年ほどと短いため、中古車市場にはあまり台数が流通していません。そのため、購入を考えたときに予算と折り合いのつく良質な中古車に出会うことは少し難しいでしょう。
先代モデルとの比較
ストリーム RST は2009年のマイナーモデルチェンジで、走行性能をさらに追求した5人乗りスポーツグレードとして登場しました。
エクステリアでは、フロントはグリル、リヤはテールゲートスポイラーやエアロバンパーやディフューザー形状のアンダーカバーなどが専用デザインとなっているのが特徴です。また、17インチのアルミホイールは専用デザインとなります。
インテリアでは、メーターやカップホルダーのイルミネーションが他のグレードではブルーになるのに対し、唯一レッドが採用されました。さらに、ステンレス製スポーツペダルを装備し、合皮とメッシュ素材のスポーティーなコンビシートにはレッドステッチが施されています。3列目のシートを取り外した部分には、床下収納ボックスが設置されました。
このグレードの中古車は、台数こそあまり流通していませんが、全年式を通して低価格で推移しているため、比較的手を出しやすいといえます。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力150ps。もしくは1.8L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズはどちらのモデルも、全長4570mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・プレミアムホワイト・パール
・ボリッシュドメタル・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・コバルトブルー・パール
・パッションレッド・パール
・プレミアムミスティックナイト・パール
・スーパープラチナ・メタリック
この中では、真っ赤な色が印象に残る「パッションレッド・パール」が人気です。
ストリーム X

1.8Lエンジンのみ設定されたベースグレード「ストリーム X」
このグレードには、電波式キーレスエントリー、オートエアコン、運転席ハイトアジャスターなどが標準装備されています。安全装備はABSやエアバッグなどは標準装備されているものの、横滑り防止装置は設定されていません。
また、他のグレードは2.0Lと1.8Lの2種類のエンジンが設定されているなかで、ストリーム Xは1.8Lのみの設定でした。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2006年式:27.7万円〜31万円
2007年式:33.1万円〜48.1万円
2008年式:24.9万円〜49万円
2009年式:31.8万円〜49.9万円
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
ストリーム Xはベースグレードのため、中古車市場には安定して流通しています。流通している多くの車両は10年以上経過しているモデルのため、価格もかなり手頃となっているようです。
先代モデルとの比較
ストリーム Xは、2代目のベースグレードとして2006年に登場したグレードです。
2007年に行われたマイナーチェンジでは、それまで装備されていなかった大型アームレストが1列目シートに標準装備されるようになりました。さらに、前後サスペンションの熟成による乗り心地や応答性、安定性も向上させています。
また、フロントグリル・フロントバンパーやシート表皮の変更、カップホルダー付き大型コンソールボックスを追加するなど、全体的にエクステリア・インテリアの質感を向上させました。
2009年のマイナーチェンジでは、新デザインのフロントグリル、リアコンビネーションランプ、フルホイールキャップなどを採用したことにより、さらに質感が向上しています。
ストリーム Xはベースグレードであることから中古車の流通量は比較的多く、中古車市場に流通しているほとんどの車両が登場から10年以上経過しているものが大半のため、相場もかなり手頃になっています。
エンジンは1.8L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズは全長4570mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・プレミアムホワイト・パール
・アラバスターシルバー・メタリック
・ボリッシュドメタル・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・コバルトブルー・パール
・プレミアムミスティックナイト・パール
この中では、光沢感のある白色の「プレミアムホワイト・パール」が人気です。
ストリーム ZS

エコカー減税の対象となった「ストリーム ZS」
ストリーム RSTに準じたエアロ装備やブラックを基調としたインテリア、15インチアルミホイールなどを装備したスポーティーな仕様となっています。
また、平成22年度燃費基準を15%以上達成したことにより、エコカー減税の対象となりました。ストリーム ZSには通常使用の他に、「ストリーム ZS Sパッケージ」や「ストリーム ZS HDDナビパッケージ」も設定されています。
中古で購入する際の目安となる予算
<年式:予算目安>
2009年式:流通量希少により算出不可
2010年式:24.8万円~53.6万円
2011年式:流通量希少により算出不可
ストリーム ZSは設定されていた期間も3年ほどと短いため、中古車の流通量はかなり少ないです。また、年式も古いことから、購入を考えたときに予算と折り合いのつく車両に出会うことはなかなか難しいでしょう。
先代モデルとの比較
ストリーム ZSは、2009年に登場した2代目から設定されたグレードです。
ベースは「ストリーム X スタイリッシュパッケージ」を元に開発されているものの、「ストリーム RST」に準じたエアロパーツやブラックを基調にしたインテリアを採用しています。また、ホイールには15インチアルミホイールを標準で装備しました。
そんなストリーム ZSには通常仕様の他に、大型テールゲートスポイラーやフロントグリルを装備した「ストリーム ZS Sパッケージ」と、Honda HDDインターナビシステムやキーレスエントリーをパッケージ化させた「ストリーム ZS HDDナビパッケージ」も設定されています。
ストリーム ZSの中古車はあまり流通しておらず、現時点で確認できたのはわずか4台でした。また、登場から10年以上経過しているグレードでもあり、状態の良い車両も少ないので、予算に合った車両を探すのは難しいかもしれません。
エンジンは2.0L直列4気筒ターボ最高出力150ps。もしくは1.8L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズはどちらのモデルも、全長4570mm×全幅1695mm×全高1545mmです。
人気のあるカラー
・プレミアムホワイト・パール
・ボリッシュドメタル・メタリック
・クリスタルブラック・パール
・コバルトブルー・パール
・パッションレッド・パール
・プレミアムミスティックナイト・パール
・スーパープラチナ・メタリック
この中では、パール塗装が施された白色の「ホワイトオーキッド・パール」が人気です。
※本記事は、2024年10月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。