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更新日:2025.03.28 / 掲載日:2020.09.03

トヨタ ランドクルーザー・ランドクルーザープラドの狙い目グレードや特徴と価格相場を紹介

トヨタ ランドクルーザー

 

オフロード走破性に優れた名車であるトヨタのランドクルーザーに関して、今回はグレード別に紹介していきます。「それぞれどのような特徴があるのか」「中古で購入する場合に目安となる予算はどれくらいなのか」といった実際に購入を検討されている方に必要な情報を掲載していますので確認してみてください。

トヨタ ランドクルーザーの歴史

トヨタが製造・販売するランドクルーザーは、大型クロスカントリー車として高い耐久性と走破性を誇るモデルです。その誕生の背景には、一般向けの車両開発とは異なる経緯がありました。

1954年当時、後の自衛隊となる警察予備隊が、多くの人員や物資を運搬できる強力な車両を求め、日本の大手自動車メーカーに開発を要請。開発期間を短縮するため、トヨタは既存のシャシーをベースに開発します。そして完成したのが「ジープ BJ型」で、これがランドクルーザーの前身モデルです。

BJ型には3.4L直列6気筒エンジンが搭載され、優れた悪路走破性を発揮しました。そのため、官公庁や電力会社など、林道や山間部を走行する必要がある業務用途で広く活用されます。

翌年、1955年にモデルチェンジされた20系から、正式に「ランドクルーザー」という名称を採用。この名前は、当時イギリスのランドローバーに対抗する意味を込めて名付けられたものです。ランドクルーザーの名は1954年から現在まで、65年以上に渡って使われ続けており、日本製の自動車としては最も長い商標記録を持つ車種となっています。

ランドクルーザーは、ジープ BJ型のエンジンを継承したモデルと、新たに3.9L F型エンジンを搭載したモデルの2種類が販売されました。これにより、日本国内のみならず、北中米エリアでも高い人気を獲得し、トヨタの海外市場における主力製品となっていきます。

その後、20系や40系などのモデルチェンジを経て、ランドクルーザーは進化を続けました。特に1984年に登場した70系は、高い耐久性と走破性から長年にわたり愛されるモデルとなり、2004年に一度販売終了したものの、2014年にはトヨタが復活販売を行うほどの根強い人気を誇っています。

70系にはワゴンタイプが追加され、1990年には「ランドクルーザープラド」という名前が付けられました。プラドは、ランドクルーザーのなかでもライトデューティー(比較的軽量な用途)向けのモデルとして開発され、より幅広いユーザーをターゲットに展開されています。

通常のランドクルーザーシリーズは、悪路走破性能を重視した本格派クロスカントリー車ですが、ランドクルーザーワゴンは一般的な乗用車としての快適性と高い走行性能を兼ね備えたモデルです。その後、ワゴンタイプは90系、120系、150系へと進化し、現在に至ります。

2021年、長年販売されていた200系ランドクルーザーがフルモデルチェンジを迎え、新たに300系が登場。新設計のシャシーを採用し、軽量化や新開発のパワートレーンなど、大幅な改良がなされています。これにより、ランドクルーザーの本質である「信頼性・耐久性・悪路走破性」を受け継ぎながら、さらなる進化を遂げました。

2024年には、150系ランドクルーザープラドもモデルチェンジを実施。「プラド」の名称が外れ、新たに「ランドクルーザー 250」として生まれ変わります。300系と同じ新型シャシーを採用し、快適性や居住性を向上させるとともに、オフロード性能も大幅に強化されました。

さらに、このモデルチェンジに伴い、海外専用モデルとして販売されていた70系ランドクルーザーの国内販売が復活。従来の頑丈な車体構成はそのままに、ガソリンエンジンから実績のあるディーゼルターボエンジンへ変更し、環境性能と信頼性を向上させています。

ランドクルーザー GR スポーツ

オフロード性能をさらに高めた「ランドクルーザー GR スポーツ」

ランドクルーザー GR スポーツは、300系ランドクルーザーをベースに、専用の足回りや電子制御スタビライザーを採用したモデルです。これにより、オンロードでの走行性能や静粛性の向上に加え、オフロードでの安定性や操作性もさらに強化されています。

エクステリアには専用グリルやブラックのアクセントが施され、より精悍で力強いデザインに仕上げました。インテリアは、高級感を保ちつつも専用のスポーティーな装備を採用し、洗練された雰囲気を演出しています。

中古で購入する際の目安となる予算

ランドクルーザー GR スポーツを購入する際の目安となる費用をご紹介します。

<年式:予算目安>
2021年式:1045万円
2022年式:950万円〜1194万円
2023年式:946万円〜1398万円
2024年式:1038万円〜1250万円
2025年式:流通量希少により算出不可

ランドクルーザー GR スポーツは非常に人気が高く、2025年3月時点では需要過多のため新車の注文ができない状態です。このような状況から中古車市場においても新車価格を大きく上回るプレミアム価格となっています。

先代モデルとの比較

第10世代(現行モデル):2021年~
ランドクルーザー GR SPORTは、他のグレードと比べてオフロード性能が大幅に強化されているのが特徴です。専用のサスペンションや電子制御スタビライザー(E-KDSS)に加え、前後に電子制御式ディファレンシャルロックを標準装備。これにより、四輪のどれかがスリップしても確実に駆動力を伝えられ、悪路での走破性が飛躍的に向上しています。

エクステリアは専用デザインが採用され、フロントグリルには「TOYOTA」ロゴを配置。バンパー形状も異なり、アプローチアングルを確保することで悪路での走行性能をさらに強化されました。

インテリアには本革と合成皮革を組み合わせた専用シートを採用し、カーボン調のデザインや「GR」エンブレムがあしらわれたスポーティーな仕上がりになっています。乗車定員は、ガソリン車が7名、ディーゼル車が5名と、それぞれの用途に合わせた選択が可能です。

ガソリン車のエンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ、最高出力415ps。ディーゼル車のエンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ(ディーゼル)、最高出力309ps。ボディサイズはいずれも全長4965mm×全幅1990mm×全高1925mmです。

人気のあるカラー

ランドクルーザー GR スポーツのボディカラーは、下記の4色が設定されています。

・ブラック
・ダークレッドマイカメタリック
・グレーメタリック
・プレシャスホワイトパール

このなかでは上質感が漂う白色の「プレシャスホワイトパール」が人気のボディカラーとなっています。

ランドクルーザー プラド TX

「ランドクルーザー プラド TX」はシンプルですっきりとした仕上がり

ランドクルーザープラド TXは、ランドクルーザープラドのベースグレードです。TX Lパッケージのディーゼルモデルが7人乗りのみの設定だったのに対し、TXは5人乗りのみディーゼルが設定されました。

シートに使われている素材は布製のファブリック。また、オーナメントパネルやインサイドドアハンドルなどもブラックを基調としているため、シンプルですっきりとした仕上がりとなっています。タイヤには17インチのシルバーメタリック塗装のアルミホイールが装備されました。

中古で購入する際の目安となる予算

ランドクルーザー プラド TXを購入する際の目安となる費用をご紹介します。

<年式:予算目安>
1996年式:165万円~329万円
1997年式:134万円~402万円
1998年式:75万円~282万円
1999年式:190万円~413万円
2000年式:120万円~355万円
2001年式:154万円~403万円
2002年式:148万円~412万円
2003年式:165万円~310万円
2004年式:流通量希少により算出不可
2005年式:167万円~312万円
2006年式:160万円~400万円
2007年式:219万円~345万円
2008年式:286万円~298万円
2009年式:170万円~213万円
2010年式:213万円~356万円
2011年式:228万円~260万円
2012年式:203万円~335万円
2013年式:226万円~290万円
2014年式:243万円~375万円
2015年式:279万円~390万円
2016年式:270万円~395万円
2017年式:280万円~441万円
2018年式:323万円~548万円
2019年式:335万円~528万円
2020年式:337万円~660万円
2021年式:367万円~498万円
2022年式:398万円~574万円
2023年式:407万円~548万円
2024年式:流通量希少により算出不可
2025年式:流通量希少により算出不可

このグレードは流通量も多く、中古車価格にも幅があるのが特徴です。また、年式の新しいものであれば新車価格に近い価格となるものもあるため、自分の条件に合った車両は見つけられる可能性は高いでしょう。

先代モデルとの比較

第2世代:1996年~2002年
ランドクルーザー プラド TXは2代目より登場したグレードです。フロントダブルウイッシュボーンとリヤ4リンクの独立懸架式サスペンション、フルタイム4WD方式を採用、ABSを標準装備としました。また、この世代ではランドクルーザー プラド TXをベースにした特別仕様車「TXリミテッド」も同時設定されています。

20年以上前に発売されたグレードなので、この世代は価格も安くなっているのが特徴です。

エンジンは2.9L直列4気筒ターボ最高出力140ps。ボディサイズは全長4675mm×全幅1820mm×全高1880mmです。

第3世代:2002年~2009年
駆動方式は4WDのみです。この世代には状況に応じて前後のトルク配分を制御する、トルク感応駆動力配分機構を持つトルセンLSD付トランスファーを全車に採用しました。

この世代はある程度時間が経っているので、中古車価格も落ち着きつつあります。エンジンは2.7L直列4気筒ターボ最高出力150ps。ボディサイズは全長4715mm×全幅1875mm×全高1850mmです。

第4世代:2009年~2022年
フロント部分はフード中央部を前方視界に配慮した形状となり、大型フロントグリルとヘッドランプを一括りにすることで力強さを演出しています。また、ヘッドランプはLEDを採用、タイヤは19インチのアルミホイールを設定しました。

現行モデルとはいえ、初期は10年以上前に発売されているため、相場は幅広い価格となっています。

エンジンは2.7L直列4気筒ターボ最高出力163ps。ボディサイズは全長4825mm×全幅1885mm×全高1850mmです。

人気のあるカラー

ランドクルーザー プラド TXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ブラック
・アティチュードブラックマイカ
・アバンギャルドブロンズメタリック
・レッドマイカメタリック

このなかでは、上質感漂う白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」と高級感を醸し出している「ブラック」が人気です。

ランドクルーザー ZX

トヨタ ランドクルーザー ZX ホワイトパールクリスタルシャイン

 

最上級グレードにふさわしい上質な走りを実現した「ランドクルーザー ZX」

ランドクルーザー ZXは、ランドクルーザーの最上級グレードです。このグレードには走行状態に合わせて減衰力を自動調整して、オフロード・オンロード問わずに操縦安定性や快適な乗り心地を実現する4輪アクティブ・ハイト・コントロール・サスペンション&アダプティブ・バリアブル・サスペンション・システムが装備されています。

さらに走行シーンに応じて、5つの走行モードを選択できるドライブモードセレクトも搭載されました。最上級グレードにふさわしい上質な走りと走破性を実現しているグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

ランドクルーザー ZXを購入する際の目安となる費用をご紹介します。

<年式:予算目安>
2009年式:545万円
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:340万円~391万円
2013年式:344万円~590万円
2014年式:366万円~489万円
2015年式:449万円~668万円
2016年式:563万円~798万円
2017年式:636万円~890万円
2018年式:598万円~804万円
2019年式:642万円~1195万円
2020年式:686万円~858万円
2021年式:924万円~1478万円
2022年式:967万円~1960万円
2023年式:930万円~1600万円
2024年式:1011万円~1468万円
2025年式:流通量希少により算出不可

現行モデルである9代目に追加されたグレードです。ランドクルーザーのなかでも最上級グレードであるため、相場は全体的に高めです。

先代モデルとの比較

第9世代:2009年~2021年
ランドクルーザー ZXは2009年の4月に追加されたグレードです。20インチアルミホイール、チルト&スライド電動ムーンルーフ、先進の機能や多彩なマルチメディア機能を搭載したHDDナビゲーションシステム&トヨタプレミアムサウンドシステム(18スピーカー)などを標準装備しました。

新開発の高性能V8・4.6L Dual VVT-iエンジン(1UR-FE型)を搭載し、最高出力は318を発生。エクステリアではメッキ仕上げのアウトサイドドアハンドルに照明付きのエアロタイプサイドステップ、リアスポイラー、20インチのアルミホイールが装備しました。

インテリアではドアカップスレートがステンレス素材になり、シートはプレミアムナッパ素材の本革シートを採用。全体的に、他のグレードとは差をつけた迫力のある精悍な仕上がりとなりました。

現行モデルであることから、中古車市場の相場は比較的高めになっていますが、その分流通量も多いので、良質な個体は探しやすいでしょう。

エンジンは4.6L V型8気筒ターボ最高出力318psです。ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mmです。

第10世代(現行モデル):2021年~
300系ランドクルーザーにおいても、ZXは高級感と快適性を重視した最上級グレードに位置します。他のグレードにはない20インチの大径アルミホイールを標準装備し、迫力のあるデザインとともにオンロードでの安定感を向上させました。

エクステリアはメッキパーツを多用した直線的なデザインが特徴で、洗練された高級感を演出。インテリアには本革シートを標準装備し、三列目には電動格納シートを搭載。さらに、後席にはシートヒーターとベンチレーション機能を備え、快適性を追求しています。

サスペンションには電子制御システムを採用し、走行状況に応じて乗り心地を最適化。ラグジュアリー性と走破性を兼ね備えたグレードとなりました。

ガソリン車のエンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ、最高出力415ps。ディーゼル車のエンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ(ディーゼル)、最高出力309ps。ボディサイズはいずれも全長4985mm×全幅1980mm×全高1925mmです。

人気のあるカラー

ランドクルーザー ZXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ブラック
・ダークレッドマイカメタリック
・グレーメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック
・プレシャスホワイトパール

このなかでは、ランドクルーザー プラド TX同様に、上質感が漂う白色の「プレシャスホワイトパール」と高級感あふれる「ブラック」に人気があるようです。

ランドクルーザー GX

安全装備の充実した「ランドクルーザー GX」

ランドクルーザー GXはランドクルーザーの中のエントリーグレードです。ランドクルーザーのグレードのなかで、唯一の2列シート5人乗りのグレードです。

トヨタの先進安全装備「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。他にも運転席・助手席のエアバッグに加えてフロントシートのニーエアバッグとサイドエアバッグ、フロントシートとセカンドシートをカバーするカーテンシールドエアバッグも装備され、衝突安全性にも配慮されています。

中古で購入する際の目安となる予算

ランドクルーザー GXを購入する際の目安となる費用をご紹介します。

<年式:予算目安>
2010年式:流通量希少により算出不可
2011年式:流通量希少により算出不可
2012年式:428万円
2013年式:流通量希少により算出不可
2014年式:394万円
2015年式:流通量希少により算出不可
2016年式:453万円
2017年式:流通量希少により算出不可
2018年式:573万円
2019年式:785万円
2020年式:流通量希少により算出不可
2021年式:流通量希少により算出不可
2022年式:流通量希少により算出不可
2023年式:840万円~1630万円
2024年式:770万円
2025年式:流通量希少により算出不可

TXやZXと比較すると、流通量は少ないのが特徴です。需要の多さから全体的に価格が上がっており、特に高年式車ではプレミア価格になっています。

先代モデルとの比較

第9世代:2009年~2021年
ランドクルーザー GXは2010年の7月より追加されたグレードです。このグレードは官公庁向けとして販売されていたこともあり、装備を簡略化して価格も抑えられています。しかし、スマートエントリーや前席左右独立温度コントロール機能付きフルオートエアコン、アクセサリー電源などの快適装備がついていることから、ある程度の装備は充実しているのが特徴です。

ヘッドランプはロービームにのみLEDを採用しました。一方で、フォグランプは標準装備されていませんが、オプションでLEDフォグランプへの追加が可能となっています。また、ホイールは17インチのスチールホイールを採用し、サイドステップは装備されていません。

エントリーグレードとはいっても、装備は充実しているので新車価格の500万円という価格に見合った装備はしっかりと搭載されています。他のグレードと比べても圧倒的に流通量が少ないグレードのため、自分の条件に合った車両を探し出すのは難しいかもしれません。

エンジンは4.6L V型8気筒ターボ最高出力318ps。ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1880mmです。

第10世代(現行モデル):2021年~
ランドクルーザー 300 GXは、シリーズのなかでは基本グレードに位置し、装備を抑えながら実用性を重視したモデルです。上位グレード(ZXやGR SPORT)に標準装備される電子制御サスペンション(AVS/NAVI・AI-AVS)は搭載されず、よりシンプルな構成となっています。

安全装備はToyota Safety Senseをはじめとする上級グレードと同等の機能を備えており、エクステリアもシンプルながら落ち着いた上質なデザインを採用。インテリアは使い勝手を優先し、シート素材にはメンテナンスが容易な布製ファブリックを採用。高級感よりも実用性を重視しています。

5人乗り仕様のみの設定となっており、広い荷室スペースを確保できる点も特徴。業務用途やアウトドアなど、タフな使用環境に適したグレードです。

エンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ、最高出力415ps。ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1925mmです。

人気のあるカラー

ランドクルーザー GXのボディカラーは、下記の6色が設定されています。

・ブラック
・ホワイトパールクリスタルシャイン
・アティチュードブラックマイカ
・ダークレッドマイカメタリック
・グレーメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

このなかでは、透明感が高い白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が人気です。

ランドクルーザー AX

トヨタ ランドクルーザー AX カッパーブラウンマイカ

 

上質な空間が特徴の「ランドクルーザー AX」

リーズナブルなランドクルーザー GXよりも高級感がある設計で、運転や駐車時にアシストしてくれるブラインドスポットモニターなどの機能を搭載しているのがランドクルーザー AXです。

アルマイトのサイドステップやステンレス仕上げのドアベルトモール、18インチのアルミホイールなどが装備されており、より本格オフローダーらしいエクステリアとなりました。

インテリアでは、ステアリングホイールも本革巻きとなり、さらにインパネには木目調が取り入れられており、上質な空間が特徴のグレードです。

中古で購入する際の目安となる予算

ランドクルーザー AXを中古で購入する際の目安となる予算をご紹介します。

<年式:予算目安>
2010年式:335万円~388万円
2011年式:310万円~324万円
2012年式:流通量希少により算出不可
2013年式:391万円~424万円
2014年式:300万円~400万円
2015年式:359万円~513万円
2016年式:524万円~578万円
2017年式:538万円~540万円
2018年式:662万円~766万円
2019年式:832万円
2020年式:574万円~585万円
2021年式:571万円~760万円
2022年式:流通量希少により算出不可
2023年式:820万円~826万円
2024年式:流通量希少により算出不可
2025年式:流通量希少により算出不可

このグレードは各年式のモデルが安定して流通しているものの、年式別にみていくとそれほど多い個体数が流通しているわけではないようです。

先代モデルとの比較

第9世代:2009年~2021年
ランドクルーザー AXは2010年の10月に設定されたグレードです。搭載されているサイドエアバッグはセカンドシート、カーテンシールドエアバッグはサードシートまでカバーするようになっており、そのおかげもあって衝突安全性も向上しました。そして、フルオートエアコンは前席に加えて、後席の独立温度コントロール機能が装備されたため、快適性もアップしています。

エクステリアはLEDヘッドランプを採用し、グリルからランプに連続したグリルフレームと一体感のあるデザインとすることで、機能性と先進感を付与しました。インテリアは、オプティトロンメーターにひと目で車の状況を把握できる機能的な6眼メーターを採用しています。

登場初期の2010年式から各世代で安定して流通しているものの、年式ごとにみていくとあまり多い台数は流通してはいないようです。そのため、購入する際には年式と車両の状態をしっかりと見極めた上で判断することをおすすめします。

エンジンは4.6L V型8気筒ターボ最高出力318ps。ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1880mmです。

第10世代(現行モデル):2021年~
ランドクルーザー 300 AXは、コストパフォーマンスに優れたバランス型グレードです。機能性の向上や上質な素材の採用により、上位モデルと比べて価格を抑えながら全体の質感を向上させているのが特徴です。

インテリアにはスウェード調ファブリックシートを採用し、エアコンやパワーシートもGXより高機能な設備を取り入れました。エクステリアでは、モール類やサイドステップに金属パーツが使用され、高級感を演出しています。

乗車定員は7名仕様のみとなっており、セカンドシートにはタンブル機構を採用。これにより、3列目シートへのアクセスがスムーズになり、日常使用においても十分な利便性を備えています。

エンジンは3.5L V型6気筒ICツインターボ、最高出力415ps。ボディサイズは全長4950mm×全幅1980mm×全高1925mmです。

人気のあるカラー

ランドクルーザー AXのボディカラーは、下記の5色が設定されています。

・ホワイトパールクリスタルシャイン
・ブラック
・ダークレッドマイカメタリック
・グレーメタリック
・アバンギャルドブロンズメタリック

このなかでは透明感が高い白色の「ホワイトパールクリスタルシャイン」と、高級感あふれる「ブラック」が人気のようです。

※本記事は、2025年3月時点の情報になります。現在の相場価格と異なる可能性がございます。

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