ポルシェパナメーラの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

パナメーラは、スポーツカーメーカー「ポルシェ」ならではの、卓越した運動性能とロングドライブでも快適な後席の居住性を確保しています。革新的なフル4シーターセダンとしてデザインされ、2009年3月より日本でも受注を開始しました。

5mに迫る伸びやかな全長や1931mmの安定感のある全幅、セダンとしては低めとなる1418mmの全高を採用し、流麗でダイナミックなクーペスタイルが新鮮でプレミアム感あふれる個性的な佇まいを演出しています。

また、フラッグシップスポーツクーペ「911」を彷彿させるフロントデザインの意匠により、一目でポルシェファミリーであることをインナーミラー越しに認識できるでしょう。
量感あふれるリヤビューともに、圧倒的な存在感を放つスポーツセダンとなっています。

なおロングホイールベースの採用により、ビジネスエクスプレスとして、高速道路を使った長距離の移動でも快適に過ごすことのできる、余裕のある後席の居住性を実現しています。

4.8L V型8気筒ターボエンジンと2ペダルの7速PDKを備え、スポーツカーに匹敵する動力性能と高級セダンならではのホスピタリティに満ちた優れた空間です。

2016年7月にフルモデルチェンジを受けた2代目モデルでは、よりボディサイズを拡大し、グラマラスで抑揚のある外観デザインを採り入れています。出力の高められた4.0 L V型8気筒ツインターボエンジン、8段に進化したPDKと相まって、世界の名だたるスポーツカーと肩を並べるパフォーマンスも大きな魅力のモデルです

また、フォーマルな使い方やショーファードリブンとしても活躍する、さらにホイールベースを150mm延長し、後席スペースにあてたリムジンとも呼べる「エグゼクティブ」グレードも設定されています。

先代モデルからラインナップされたプラグインハイブリッドモデルも用意され、フル充電時の航続距離も51kmに延ばすなど、主力グレードとして高い人気を誇ります。

ここではパナメーラの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

ここでは2016年7月にリリースされた現行の2代目モデルを取り上げます。

・パナメーラ/パナメーラ4
3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載する標準グレードです。
駆動方式は2WD/FRモデルとなり、8速PDKとの組み合わせとなります。
パナメーラ4はフルタイム4WDモデルです。
前後サイズの異なる19インチタイヤ＆アルミホイールが装着されます。

・パナメーラ4 エグゼクティブ
「パナメーラ4」に対して、ホイールベース長を延長したショーファードリブンモデルと位置づけられるモデルです。150mmロングホイールベース化された分は、すべて後席の居住スペースへ割り当てられます。

エグゼクティブグレードには、大型パノラミックルーフ、前後にヒーター付マルチウェイ電動調節式コンフォートシート、ダンピングの利いた快適な乗り心地を提供するアダプティブエアサスペンション、ロールアップサンブラインドなどが追加されます。

また、大型リヤセンターコンソールや折り畳み式テーブル、リヤエンターテインメントシステムなどがオプション設定されます。

・パナメーラ 4S
「パナメーラ4」グレードに対して、440ps、56.1kg・mに出力を高めた2.9L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するスポーツグレードです。
操縦安定性・操舵性を高めるリヤクスルステアやソフトクローズドアが追加装備されます。

・パナメーラ ターボ エグゼクティブ
圧倒的な動力性能を発揮する4.0L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するトップグレードです。

「パナメーラ 4S」の装備に対して、4座席それぞれ独立した空調が可能な4ゾーンクライメートコントロール、照射方向をアクティブ制御するポルシェ・ダイナミック・ライトシステム（PDLS）を含むLEDヘッドライト+アンビエントライトが追加装備されます。
足回りは20インチの前後異なるサイズのタイヤ＆アルミホイールが装着されます。

・パナメーラ 4 E-ハイブリッド エグゼクティブ
2.9L V型6気筒ツインターボエンジン+モーターを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルです。
装備はほぼ、「パナメーラ 4 エグゼクティブ」に準じます。

ここでは、パナメーラの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。

・G2H29A：2.9L/8AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費：—-km/L（詳細不明）
年間ガソリン代：約—-円（—-L×145円） ※1
自動車税：年間51,000円 ※2
年間維持費：約—-円 ※3

・G2H40A：4.0L/8AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料：無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費：—-km/L
年間ガソリン代：約—-円（—-L×145円） ※1
自動車税：年間66,500円 ※2
年間維持費：約—-円 ※3

※1．ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しております。
※2．自動車税は2018年12月時点で参照したものとなります。
※3．年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

パナメーラは抑揚のある高級感あふれるダイナミックなスタイリングをはじめ、仕立ての良いスポーティでラグジュアリーなインテリア、大人4人がゆったり移動できる快適なユーティリティスペースを備える、リヤゲートを備えた5ドアスポーツセダンとして人気の高いモデルです。

比較的安定した中古車価格を維持しています。しかしながら新車時の車両価格が高額のため、流通台数がやや少ないことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、最適な1台を選べることをおすすめします。

2代目 ポルシェ パナメーラ 971系：1328～2048万円
G2H29A：1328～1590万円
G2H40A：1820～2048万円

2代目モデルは2016年7月に日本市場に投入されました。
当初はパワフルな3L V型6気筒ツインターボエンジンモデルとトップグレードの4.0L V型8気筒ツインターボモデルが投入されました。その後、プラグインハイブリッドモデル、ロングホイールベースのストレッチモデル、ワゴンボディの追加など、ラインナップの拡充が図られています。

パナメーラの新車価格帯は1100万円台から3000万円台ほどまで幅があり、ポルシェの他モデル同様にファーストオーナーは数十万円から数百万円のオプションを装備するケースも多く、車両数も少ないため、一概に中古車相場は明記できません。

初年度の2016年式の登録は見当たらず、2017年式が実質初年度モデルとなり、3.0L/2.9Lモデルを中心に1300万円台から1500万円台、ターボモデルでは1800万円以上のプライスが掲げられています。

走行距離に関して、登録から日が浅いためほとんど車両が2万km以下のマイレージとなっています（上記中古価格帯については、2018年12月21日時点での数値となっています）。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。