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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.26

スバルWRX STIの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

スバルWRX STIの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

WRX STIは、スバルのハイパフォーマンス4WDセダンとして2014年にデビューしました。スポーティでダイナミックなスタイリングと、インテリア各所や操作部を中心に、スポーツカーをイメージした、カーボン調加飾パネルや金属調アクセントを配置することで質感の高いインテリアとなっています。そして、剛性を高めたボディとサスペンション、ハイパワーなエンジンが特徴です。

STI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)は、FFレオーネでラリー参戦時の体験を基に、新世代モータースポーツへの対応の必要性から、1988年に誕生した会社です。その後、WRCラリーなど、レースで鍛えられた技術を商品化したクルマがSTIと呼ばれています。STIは、レオーネ・レガシィ・インプレッサ、そして2014年から販売スタートしたWRXへと引き継がれています。

派生モデルには、歩行者認識も可能なエマージェンシーブレーキ「Eye Sight(アイサイト)(ver.3)」を搭載した、スポーツリニアトロニック(CVT)のWRX S4がラインアップされています。スポーツリニアトロニックには、「SI-DRIVE」のモード切替により、8段のステップ変速が可能になります。

いずれもハイパフォーマンス4WDセダンに相応しい、アグレッシブかつ洗練されたスタイリングと、水平対向4気筒DOHCターボエンジンを搭載し、余裕のある動力性能を提供します。6速マニュアルのSTIか、スポーツリニアトロニックのS4のいずれかを選択することになります。

また、4ドアセダンのため、使い勝手も良好で、広いトランクススペースも確保していることから、ユーザー側の目線に立った使い勝手の良さとなっています。持ち味を発揮するワインディングロードや高速道路を使ったロングドライブ、悪天候時でも、スバル独自のシンメトリカルAWDにより高い走行安定性が確保されることで、高い満足感の得られる人気モデルです。

フロントシートは、ハイパフォーマンスカーに相応しい、ホールド性に優れたスポーツシートを採用しています。さらに、ヘッドレスト前面に「STI」のロゴが型押しされます。

さらに、オプションでは、レカロ社製フロントシートや本革シートが導入され、いずれも運転席&助手席にパワーシートが備わります。エクステリアにはSTI専用エアロパーツや電動チルト&スライド式サンルーフなど、用途や目的に合わせ、さまざまな個性豊かなモデルが選択できるのも大きな魅力の1台です。

ここではWRX STIの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。

スバル WRX STIの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

スバル WRX STIの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

初代 スバルWRX STI VA系(2014年~)の主なグレードの特徴

・STI
308馬力の最高出力を発生させる水平対向4気筒2.0Lターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションはSTI全車共通の内容で、走りの面、装備の面で標準のSTIグレードでも十分スポーティで納得の装備内容です。

18インチアルミホイール、倒立式ストラットフロントサスペンション、ブレンボ製フロント&リヤ18インチベンチレーテッドディスクブレーキ、フロントヘリカル式、リヤトルセンLSDを装備しているので、走りの面では不足ありません。

快適装備では、LEDハイ&ロービームヘッドランプ、雨滴感知オートワイパー、オートライトシステム、本革巻ステアリングホイール、左右独立温度調整機能付フルオートエアコン、ホールド性に優れたフロントスポーツシート(STIロゴ入り)が標準装備されます。

安全面では、SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンエアバッグを標準装備し、後側方警戒支援システムを装備したアドバンスドセイフティパッケージはオプション設定されます。

・STIタイプS
STIグレードの装備内容に加え、よりスポーツ性能を高めた装備が追加されるのが、STIタイプSグレードです。ビルシュタイン製ダンパー、運転席10ウェイパワーシート、トランクリップスポイラーが標準装備として追加されます。

また、メーカーオプションで、よりシートに体がフィットするレカロフロントシートや、スポーティさと上質感を持つ本革シートが選択可能です。

いずれのシートも、運転席&助手席パワーシートを備え、STIのロゴが入ります。室内の開放感を高める、電動チルト&スライド式サンルーフも、STIタイプSにのみ設定されているメーカーオプションです。

2017年6月以降の改良されたWRX STIタイプSには、従来の18インチアルミホイール&タイヤから、19インタにサイズアップされ、AWDスポーツパフォーマンスを向上させました。

・S207(特別仕様車、限定車)
S207はWRX STIをベースに、エンジンや足回りに専用チューニング施し、内外装に専用装備を追加したSTIコンプリートカーです。2015年10月に400台限定で予約販売開始された限定車であり、中古車として販売される台数は少ないモデルです。程度が良好とされるS207は、新車販売価格を超えるプレミア価格となっている場合もあります。

チューニングされたエンジンは、328馬力を発生します。フロントサスペンションに、国内メーカー初採用の可変減衰力サスペンションDamp Matic IIと、フロント&リヤのアクティブトルクベクタリングの効果により、より安定したしなやかな乗り味とシャープなコーナリング性能を可能にしました。

さらに専用設計の255/35R19タイヤ、専用大型フロントスポイラーを装備し、走行性能も向上させています。インテリアでは、レカロバケットタイプフロントシートを採用し、計器類は、専用スポーツメーターを採用するなど、走りへの期待感を高め、所有する喜びを実感できる特別仕様車です。

NBRチャレンジパッケージ仕様車は、専用ウルトラスエード巻ステアリングホイールや、STI製BBS19インチ鍛造アルミホイール、専用ドライカーボン製リヤスポイラーが装備されています。

・S208
S208はWRX STIをベースに、Sシリーズ史上最高の性能と質感を実現した究極のドライビングカーを目指すために、スバルとそのモータースポーツ統括会社・STI(スバルテクニカインターナショナル株式会社)と共同してエンジンや足回りを専用のものを使い、開発しました。内外装にも専用装備を追加した特別限定モデルです。2017年10月に450台限定で予約販売開始された限定車です。

S207と装備内容は共通点が多くありますが、S208で改良されたエンジンはS207よりも1馬力アップの329馬力ですが、加速性能を向上させています。

さらに、カーボンルーフの採用し、低重心化等の改良を行い、スバルらしい走りの愉しさを極限まで高めたモデルです。WRX STIが参戦しているニュルブルクリンク24時間耐久レースを想起させるモデルとしてS207同様、NBRチャレンジパッケージを設定しています。NBRチャレンジパッケージには、ドライカーボンルーフやS208ロゴ入りのドライカーボンリヤスポイラー、STI製BBS19インチ鍛造アルミホイールが装備されます。

WRX STIの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

WRX STIの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、WRX STIの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。

初代 スバルWRX STI VA系(2014年~)の燃費・維持費

・VAB:2.0L/6MT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:9.4km/L
年間ガソリン代:約154,255円(1063.8L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約193,755円 ※3

STIタイプS(2017年6月モデル)

※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年7月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。

WRX STIの中古車価格相場から選ぶ

WRX STIの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

WRX STIは人気の高いハイパフォーマンス4WDセダンであり、比較的価格が高値安定した中古車価格を維持しています。また、2014年の初代リリースから数年しか経過していないので、流通台数が少ないことも特徴です(※2018年7月時点)。ただし、用途や予算、好みなどに応じて、程度良好なWRX STIを見つけることができたら、新車価格よりもお得に購入できるのが大きな魅力と言えるでしょう。

なお、特別限定販売されたS207やS208については、新車販売価格よりも上回っている価格が多いので、検討されている方は忘れずにチェックしましょう。

WRX STI主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 スバル WRX STI VA系:232.2~860万円
VAB:239.9~860万円

STI:239.9~860万円
STIタイプS:249~839万円

WRX STIの中古車では、300万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成28年式、平成29年式のWRX STIが豊富です。

それ以外にも、平成26年式、平成27年式のWRX STIは200万円台の価格帯での中古車も存在します。中古車台数は、非常に少ないですが、限定販売のS207については、600万円以上の価格、S208は、800万円以上の価格で販売され、プレミア価格になっています。いずれも、NBRチャレンジパッケージで、走行距離はほぼ未使用に近い状態のクルマが販売されています(上記中古価格帯については、2018年7月25日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、修復歴の有無、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

WRX STI(スバル)の価格相場|中古車なら【グーネット】

スバル WRX STI の中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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