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更新日:2019.06.22 / 掲載日:2018.12.19

ホンダビートの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

ホンダビートの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム

ビートは、手軽にオープンエアが楽しめる街乗りからスポーツ走行までこなすオープン2シーターモデルです。1991年5月に華々しいデビューを飾り、従来の軽自動車の概念を超えるピュアで、しかもドライバーとクルマが一体となった快活な走りを提供しています。

当時の世相によりシティコミューターとして、フットワークに優れ、アミューズメント感覚の楽しい走りを提供する軽自動車「ミッドシップ・アミューズメント BEAT」として発表されました。

さらに、前年に発売されたフラッグシップスポーツクーペ「NSX」同様にミッドシップ・リアドライブレイアウトを採用した、ピュアスポーツモデルとして位置づけられます。

「高密度パーソナルオープン」をコンセプトに開発され、前後のオーバーハングを切り詰め、塊感のある躍動感を強調した個性的なスタイリングが印象的です。

車名は英語の「BEAT:鼓動(する)」に由来し、ドライバーとコ・ドライバーを刺激し鼓舞させる、フルオープンでもクローズトップでも爽快な走りが魅力の1台です。

高速域までリニアにパワーが持続する高性能自然吸気エンジンをドライバー後ろのミッドシップに横置きに搭載し、43:57の理想的な前後重量配分を実現しています。前後で径・幅の異なるタイヤ&ホイールの装着とともに、M・Rレイアウト(ミッドシップ・リアドライブ)に相応しい、高い旋回&トラクション&走行安定性能を実現しています。

世界初のミッドシップ・フルオープンモノコックボディの採用をはじめ、軽自動車初となる4輪ディスクブレーキや軽自動車初となる新開発のSRSエアバッグシステム、横方向からの衝撃でも乗員をしっかり保護するドアビームなどを採用しています。高い動力性能をしっかり支える安全装備が施され、フルオープン時でも剛性感を損なわない、十分な居住性と快適性能を兼ね備えています。

また、スポーティドライブをしっかりサポートするバケットシートや小径ステアリングホイール、運転席フットレストをはじめ、低く設定されたドライビングポジション、視認性の高い独立3眼メーター、クイックで剛性感の高い40mmのショートストローク5速マニュアルトランスミッションなど、スポーツマインドを満たす、本格的な装備が施されています。

なお、軽自動車の規格の変更やスポーツカーに対する世相などを背景に、1995年10月にフルモデルチェンジを受けることなく1代限りで販売を終了します。

その後、DOHCターボエンジンを搭載し、輝かしいスポーツモデルの証である「S」のDNAを継承する軽オープンモデル「S660」が2015年3月に誕生し、ポジションを引き継ぎます。

ここではビートの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。 

ビートの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

ビートの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ビートのラインナップは発売から販売終了まで一貫してモノグレード構成となり、途中3度にわたりバージョンの異なる専用のボディカラーをまとった特別仕様車がリリースされました。

初代 ホンダ ビートPP1系(1991年~1995年)の主なグレードの特徴

・ベースグレード
0.66L 直列3気筒SOHC12バルブエンジン「660 MTREC(Multi Throttle Responsive Engine Control System:エムトレック)」をミッドシップに搭載しています。組み合わされるトランスミッションは、ショートストローク5速MTのみの設定となり、後輪を駆動するM・Rレイアウト(ミッドシップ・リアドライブ)を採用しています。

ドライバーとクルマが一体となったスポーツドライブを支える360mmの小径3本スポークステアリングホイールや横方向からのGに対し身体をしっかりホールドする難燃加工&撥水処理が施されたバケットシート、インストルメントパネルから独立させた視認性の高い大型3眼メーター、運転席フットレストなどのスポーツ装備が施されています。

また、ヒーター容量をアップしたマニュアルエアコンディショナーやパワーウインドウ、随所に防滴処理が施されたメーターやスイッチ類など、年間を通じて快適なオープンエアドライブを楽しむための装備や設計がなされています。

加えて、サイド強化ガラスやドアビーム、異径2灯ハロゲンヘッドライト、サーボ付4輪ディスクブレーキなど、スポーツ走行をアシストする安全装備が施され、軽自動車初となるSRSエアバッグシステムが設定されています。

足回りは前後でサイズの異なるフロント13インチ(155/65R13 73H+13×4.5J):+リア14インチ(165/60R14 74H+14×5.0J)のタイヤ&スチールホイールが装着されます。 

ホンダ ビート PP1系の中古車一覧

ビートの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

ビートの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム

ここでは、ビートの型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。

なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、軽自動車税は2018年8月時点で参照したものとなります。

初代 ホンダ ビート PP1系(1991~1995年)の燃費・維持費

・PP1:0.66L/5MT/ミッドシップモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:17.2km/L
年間ガソリン代:約78,488円(581.3L×135円) ※1
軽自動車税:年間7,200円 ※2
年間維持費:約85,688円 ※3

軽自動車税について
※1 平成27年3月31日以前に新規取得された新車:年間7,200円
※2 平成27年4月1日以降に新規取得された新車:年間10,800円
※3 最初の新規検査から13年を経過した自動車:年間12,900円

ベーシックグレード(1991年5月モデル)

ビートの中古車価格相場から選ぶ

ビートの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム

ビートはF1テクノロジーを応用した、シャープなレスポンスやキレの良い伸びやかな加速性能を誇る自然吸気エンジンを搭載し、ドライバーの意のままに爽快なスポーツドライブが楽しめる軽2シーター・ミッドシップオープンタイプの人気モデルであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。

しかしながら、販売終了から約23年が経過しており流通台数がやや少ない傾向にあり、じっくりと時間をかけ、好みにあった最適な1台を探すことをおすすめします。

ビートの主なグレード・型式の中古車価格帯

初代 ホンダ ビートPP1系:14.8~198万円
PP1:14.8~198万円

ベースグレード:14.8~198万円
バージョンZ:31.9~138万円

ビートはフルモデルチェンジを受けることなく1991年5月から1995年10月まで販売されました。センセーショナルなデビューを飾り、大変人気を博した軽2シーターフルオープンボディを身にまとった、本格的なピュアスポーツモデルとして今なお高い人気を誇ります。

既に販売終了から約23年が経過し、現存する台数も減少しており、中古車相場も程度により大きくバラツキがあるのが特徴です。

30万円台から60万円台が中心となるものの、低走行車両や程度の良い車両は100万円以上のプライスタグが掲げられています。ホンダから純正パーツが再生産されたこともあり、現存車両の減少とともに、現在の中古車価格はこのまま推移する傾向にあると言えるでしょう。

走行距離に関しては5万km未満の低走行車両も多く見受けられますが、中心は5万kmから15万kmとなりますが、中には15万kmを超えるマイレージ車両もあり、大事に乗られている人気の高いモデルであることが窺えます(上記中古価格帯については、2018年12月3日時点での数値となっています)。

年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。

ホンダ ビートの価格相場

ホンダ ビートの中古車一覧

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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