中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.10.05
ホンダフリードの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
フリードは先代モデルにあたる「モビリオ」の後継モデルとして開発されました。
2008年5月、5ナンバーサイズのコンパクトなボディに3列シートを備え、大人が過不足なくリラックスして過ごせる、心地良い居住性を実現したコンパクトミニバンとして誕生しました。
ホンダのクルマ作りの哲学である「M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を採り入れ、徹底した高効率パッケージデザインにより、低床化&余裕のある室内高&ロングホイールベースを高次元で具現化した、広く開放的な室内空間と使い勝手の良いラゲッジスペースを実現しています。
文字通り、従来の固定概念にとらわれることなく、車名の由来でもある「Free+Do:自由に行動する」を追求する、多人数が楽しく移動できる機能性・機動性を備えた人気車種です。
ノーブルなエクステリアデザインである初代モデル、塊感のあるダイナミックな意匠を採り入れた2代目モデルは外観の印象は異なりますが、ショートノーズ&ロングキャビンの伸びやかなモノフォルムと居住性の高さを強調するスタイリングは、世代が違っても共通している点と言えるでしょう。
背の高いミニバンでありながら、重心の低い揺れの少ないフラットな乗り心地や優れた走行安定性能など、軽快な走行性能とともにたくさんの魅力を詰め込んだパッケージデザインが特徴のモデルです。
いずれの世代も2WD/FFモデルとフルタイム4WDモデルが設定され、i-VTEC機構を備える1.5Lエンジンが搭載されます。
初代モデルでは「サイドカーテンエアバッグシステム」や安定したリニアな操舵感が心地良い「EPS:電動パワーステアリング」、レスポンスと省燃費性能を高次元に両立する「DBW:ドライブ・バイ・ワイヤ」などの先進技術が数多く採り入れられています。
そして2代目モデルではホンダ独自の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を装備することで、安全面と快適面での向上が図られています。
ここではフリードの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
フリードの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 ホンダ フリード GB3/4系(2008年~2016年)の主なグレードの特徴
・G
ベーシックグレードながら、運転席&助手席SRSエアバッグシステム、EBD(電子制御制動力配分システム)付ABS、VSA(ABS+TCS+横すべり抑制)、ヒルスタートアシスト機能などの安全装備や電動格納式リモコンカラードドアミラーなどの快適装備が施されています。
ヘッドライトはハロゲンタイプ、マニュアルエアコン仕様となります。
4WDモデルには、雨の日のドライブを快適にするコンフォートビューパッケージが装備されます。
足回りはFFモデルが14インチタイヤ&スチールホイール?フルホイールキャップ仕様、4WDモデルは15インチ仕様となります。
・G ジャストセレクション
「G」グレードに対しディスチャージヘッドライトやイモビライザー、セキュリティアラームに加え、ドアミラーウインカーなどの安全装備が追加されます。
また、イージークローザー機能付スライドドア、Hondaスマートキーシステム、純正ナビゲーションシステムの快適性を向上させる「ナビ装着用スペシャルパッケージ」や最適なドライビングポジションが設定できるテレスコピック&チルトステアリングが装備されます。
エアコンはプラズマクラスター機能付フルオートエアコンへグレードアップされます。
インテリアには助手席シートバックポケットやコンビニフック(助手席背面)、運転席用&助手席用バニティミラー付サンバイザーなど実用性の高い装備が追加されます。
・Gエアロ
カラードサイドシルガーニッシュ+カラードテールゲートスポイラーなどエアロパーツが追加され、ヘッドライトガーニッシュやフロントエアロフォルムバンパーに精悍なクロームメッキ&ダーククローム調加飾が施されます。
併せて足回りが15インチタイヤ&アルミホイールへとアップグレードされます。
室内ではプライムスムース&スウェード調ファブリックコンビシートや本革巻ステアリングホイール&本革巻セレクトレバーなど、上質なインテリアが施されています。
2代目 ホンダ フリード GB5/6系(2016年~)の主なグレードの特徴
・B
6人乗り仕様のベーシックグレードです。
駆動方式は2WD/FFとフルタイム4WDモデルが設定されます。
ベーシックグレードながらフルオートエアコン、タコメーター、両側スライドドア・イージークローザー、Hondaスマートキーシステムなどの快適装備に加え、運転席用i-SRSエアバッグシステム&助手席用i-SRSエアバッグシステムが装備されます。
ハロゲンヘッドライト、ミスト機構対間欠フロントワイパーインパネミドルエリアの装飾がウォームガンメタ仕様となります。足回りは15インチタイヤ&スチールホイール?フルホイールキャップとなります。
・G
FFモデルでは7人乗り仕様が選択可能となります。
助手席側スライドドアにパワー機構に加え、助手席シートバックポケットや運転席用&助手席用サンバイザーにバニティミラーが追加され、フロントワイパーに車速連動間欠&バリアブル間欠機能が加わります。
また、インテリアの質感向上が図られ、インパネミドルエリアは木目調、フロントインナーハンドルがシルバー塗装仕様となります。ほかにもメタリック塗装パワーウインドウスイッチパネルやセンターテーブルが装備されます。
4WDモデルにはプラズマクラスター機能付エアコン、ロールサンシェードの装備をはじめ、フロントウインドウガラスにIRカット機能、フロントドアガラスがIRカット&スーパーUVカット機能付へとアップグレードされます。
・Gホンダセンシング
ほぼ「G」グレードに準じますが、安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」が追加装備されます。ほかにもマルチインフォメーション・ディスプレイやパワー機構が運転席スライドドアにも装備されます。
・モデューロX ホンダセンシング
専用フロントグリルやエアロパーツ、専用デザインの15インチアルミホイールに加え、専用フロントビームライトや専用LEDフォグを装着した精悍なスタイリングが特徴のスポーティバージョンです。
1列目シート用i-サイドエアバッグシステム+サイドカーテンエアバッグシステム(1~3列目シート対応)やLEDヘッドライト、LEDアクティブコーナリングライトなどの安全装備が追加されます。
インテリアも専用パーツが多数装着されています。主に身体を優しく包みこむプライムスムース&ファブリックコンビシート(ブラック&モカ)、スムースレザーを使用した専用本革巻ステアリングホイール(ディンプルレザー加工&ピアノブラック調加飾)、ピアノブラック調インパネミドルエリア加飾などです。
また、9インチ プレミアム インターナビが装着されるとともに、さらにナビの快適性が向上するナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器(ナビゲーション連動)が装備されます。
専用サスペンションが装着され、ダンピングの効いたスポーティな乗り心地が特徴です。
FFモデルのみの設定となります。
フリードの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、フリードの世代ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
初代 ホンダ フリード GB3/4系(2008年~2016年)の燃費・維持費
・GB3:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.0km/L
年間ガソリン代:約84,375円(625.0L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約118,875円 ※3
・GB4:1.5L/5AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:13.2km/L
年間ガソリン代:約102,272円(757.5L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約136,772円 ※3
2代目 ホンダ フリード GB5/6系(2016年~)の燃費・維持費
・GB5:1.5L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:19.0km/L
年間ガソリン代:約71,055円(526.3L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約105,552円 ※3
・GB6:1.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:17.6km/L
年間ガソリン代:約76,704円(568.1L x 135円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約111,204円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
フリードの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
フリードは人気の高いコンパクトミニバンであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
フリードの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 ホンダ フリード GB3/4系:9.8~220万円
GB3:9.5~220万円
GB4:22~218万円
フレックス Fパッケージ:19.8~99.8万円
G Lパッケージ:18~123万円
G ジャストセレクション:10.5~220万円
G プレミアムエディション:98~209.9万円
Gi エアロ:38~119.3万円
2代目 ホンダ フリード GB5/6:129~300万円
GB5:129~291.1万円
GB6:159~248.8万円
G・ホンダセンシング:139~258.9万円
フリードの中古車では、2008年発売の初代モデルでは2009年モデルを中心に20万円台から80万円台まで多くの登録車が見受けられます。走行距離では3万kmから年式相応の15万km未満まで数多くの登録車が存在します。
2016年発売の現行2代目モデルでは、2018年登録の新車同然の車両が多く、販売価格も200万円以上のプライスタグがついています。走行距離も同様に1万km未満の低走行車両が多いのが特徴です。
(上記中古価格帯については、2018年5月1日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考:
フリード GB3、4(ホンダ)の価格相場|中古車なら【グーネット】