中古車購入
更新日:2020.06.10 / 掲載日:2018.09.25
日産エクストレイルの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
2000年11月に初代モデルが発売されたエクストレイルは、アウトドアレジャーやアウトドアスポーツを楽しむ若い世代のユーザーを中心に支持を得ているクロスオーバーSUVモデルです。「4人が快適で楽しい、200万円の『使える4駆』」をコンセプトに開発されました。
2.0Lインタークーラー付ガソリンエンジン、2.0Lクリーンディーゼルエンジン、2.0Lエンジンと高出力モーターを組み合わせたハイブリッドモデルなど、個性のあるエンジンラインナップが搭載されています。独自の4WD機構「ALL MODE 4×4」と相まって、本格的なオフロード走行が可能です。
オフロード走行を得意とする武骨なイメージの強い4WDモデルとは異なり、スマート&タフを具現化した洗練された安定感のあるスタイリッシュな外観が特徴的です。
防水シート表皮や防水フロア、使い勝手の良いラゲッジスペースを持ち、大人4人がゆったりとくつろげる広々とした室内空間を提供しています。
高めに設定された運転席からの見晴らしも良く、ボディの四隅が把握しやすい直線基調のボディ形状と相まって、市街地走行から道幅の狭いオフロード走行でも、見切りの良い操作性の良さが実感できるパッケージデザインです。
2013年12月にフルモデルチェンジを受けた3代目モデルでは、先代までのコンセプトを受け継ぎながら、より抑揚のあるダイナミックなボディデザインへ一新され、質感の高いフラッグシップSUVモデルへと進化しています。
卓越したオフロードでの走破性をはじめ、実用性の高い優れたユーティリティ&ラゲッジ、洗練された若々しいエクステリアデザインにより、アウトドアレジャーやウィンタースポーツを積極的に楽しむ方々におすすめのモデルです。
若いユーザー層をターゲットに、求めやすい価格設定と優れた走行性能をコンセプトに開発され、好調なセールスを誇った初代モデル、初代モデルを細部に渡りブラッシュアップするとともに新世代クリーンディーゼルエンジンを追加した2代目モデル、日産のフラッグシップSUVモデルとして高級感を向上させた3代目モデルと、それぞれの世代で特徴が異なります。
独自の4WD機構を搭載し、優れた走破性・走行安定性が大きな特徴ですが、主に市街地走行や高速道路を使ったロングドライブが主体のユーザーに支持を受ける、軽快な走りと優れた経済性のバランス優れた2WD/FFモデルをはじめ、室内の上質感を高める本革シートやサンルーフなどの快適装備や充実した安全装備が選べるのもエクストレイルの魅力です。
ここではエクストレイル中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
エクストレイルの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
2代目 日産 エクストレイル T31系(2007~2013年)の主なグレードの特徴
・20S
プロジェクターハロゲンヘッドランプ、チルト&テレスコピックステアリング、リモートコントロールエントリーシステム(バックドア連動)をはじめ、アウトドアレジャーで重宝する防水シートや防水加工フロア&防水加工天井、ウォッシャブルダブルラゲッジなどを備えるベーシックグレードです。
16インチタイヤ&フルホイールカバー、ウレタン3本スポークステアリング、マニュアルエアコン仕様となります。
・20X
夜間走行の安全性を高めるオートライトシステムや利便性の高いインテリジェントキーが装備され、3本スポークステアリング&パーキングブレーキレバーが本革巻きへグレードアップされます。
ほかにもフルオートエアコン、オーバーヘッドコンソールやアームレストスルー機構を備えた大型リヤシートアームレストに加え、前席ヒーター付シートやリラックスヘッドレストなど実用性の高い快適装備に加え、ドアアウトサイド/インサイドハンドルがメッキ仕上げとなります。
また、足回りも18インチタイヤ&アルミホイールへ変更されます。
・25Xtt
2.5Lエンジンを搭載し、充実した装備が施された上位モデルです。
高輝度キセノンヘッドランプやフロントバンパーに組み込まれたハロゲンフォグランプをまた、高速道路走行時のストレスを軽減し、燃費向上にも寄与するASCD(オートスピードコントロール)が追加装備されます。足回りも前後にスタビライザーが備わります。
・20GT
2.0Lクリーンディーゼルエンジンを搭載するモデルです。
グレード中、唯一6速マニュアルトランスミッションが選択できるのも特徴です。
スピーカー数は6となり、オーディオ&ビジュアル機器の拡張性の高さを備えています。
防水加工天井やフロアはレス仕様となりますが、それ以外はほぼ「Xtt」と同等の装備が施されています。
3代目 エクストレイル T32系(2013年~)の主なグレードの特徴
・20S/20Sハイブリッド
ハロゲンヘッドランプやリモートコントロールエントリーシステムをはじめ、足踏み式パーキングブレーキやマニュアルエアコンを装備するベーシックグレードです。
足回りも17インチタイヤ&フルホイールカバー仕様となります。
JC08モード20.8km/Lの世界トップレベル(※2017年6月時点)の燃費性能を実現した実用性・経済性を突き詰めたモデルです。ビジネスユースから送迎用など、多目的に活躍するバリューの高いベーシックグレードです。
発売時期によって被害軽減ブレーキと進入禁止標識検知機能・踏み間違い衝突アシスト・車線逸脱警報(LDW)がセットとなった「エマージェンシーブレーキパッケージ」が装備されるグレードも設定されています。
・20X/20Xハイブリッド
NAモデルのみ唯一、3列シートを備えた7名乗りが用意されています。
インテリジェントキーの装備に加え、ステアリングホイールとシフトノブが質感の高い本革巻きへとアップグレードされます。
また、左右独立温度調節機能付オートエアコンやラゲッジスペースと繋がるスルー機構を備えたリヤセンターアームレスト、リモコンオートバックドアなど、実用性の高い機能的な装備が追加されます。
足回りが18インチタイヤ&アルミホイールへ変更されます。
「20S」「20Sハイブリッド」同様に発売時期によって、「エマージェンシーブレーキパッケージ」が設定されています。
エクストレイルの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、エクストレイルの各世代の燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
2代目 日産 エクストレイル T31系(2007~2013年)の燃費・維持費
・T31:2.0L/CVT/FFモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:14.0km/L
年間ガソリン代:約96,428円(714.2L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約135,928円 ※3
・NT31:2.0L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:13.8km/L
年間ガソリン代:約97,826円(724.6L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約137,326円 ※3
・TNT31:2.5L/CVT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.6km/L
年間ガソリン代:約116,379円(862.0L×135円) ※1
自動車税:年間45,000円 ※2
年間維持費:約161,379円 ※3
・DNT31:2.0L/6AT/フルタイム4WDモデル/ディーゼルモデル
使用燃料:軽油
JC08モード燃費:13.8 km/L
年間ガソリン代:約83,333円(724.6L×115円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約122,833円 ※3
3代目 エクストレイル T32系(2013年~)の燃費・維持費
・T32:2.0L/CVT/FF/NAモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:16.4km/L
年間ガソリン代:約82,317円(609.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約121,817円 ※3
・NT32:2.0L/CVT/フルタイム4WD/NAモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:15.6km/L
年間ガソリン代:約86,538円(641.0L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約126,038円 ※3
・HT32:2.0L/CVT/FF/ハイブリッドモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.8km/L
年間ガソリン代:約64,903円(408.7L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約104,403円 ※3
・HNT32:2.0L/CVT/フルタイム4WD/ハイブリッドモデル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費:20.0km/L
年間ガソリン代:約67,500円(500.0L×135円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約107,000円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年5月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
エクストレイルの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
エクストレイルは人気の高いクロスオーバーSUVモデルであり、比較的安定した中古車価格を維持しています。また、流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
エクストレイルの主なグレード・型式の中古車価格帯
2代目 日産 エクストレイル T31系:29.7~240万円
T31:34~168.5万円
NT31:24.8~214.4万円
DNT31:88~240万円
TNT31:37~199万円
20St:64.1~128万円
20Xtt:50.8~214.4万円
25X:37~175.9万円
20GT:97~240万円
3代目 日産 エクストレイル T32系:132.9~375万円
T32:132.9~347万円
NT32:132.9~338万円
HT32:178~360万円
HNT32:185~380万円
20Xt エマージェンシーブレーキパッケージ:149.8~248.8万円
20X ハイブリッド :209.8~371万円
20X ハイブリッド エマージェンシーブレーキパッケージ:178~318万円
エクストレイルの中古車は、人気の高いSUVモデルであり、年式・価格帯ともに登録台数の数の多いことが特徴です。
2代目モデルでは2007年~2013年式まで、ほぼ同じくらいの登録台数が見受けられ、価格帯はおおむね180万円未満、走行距離は2万km~7万km未満までに分布され、予算に応じてたくさんの登録車の中から選択が可能です。
3代目モデルは、2017年のマイナーチェンジ期のモデルが多いのが特徴です。
年式が浅いと言うこともあり260万円を中心に登録台数が多く、走行距離も3万km未満の車両が多い傾向にあります(上記中古価格帯については、2018年5月14日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離や程度、ボディカラーなどで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
参考:
エクストレイル T31系(日産)の価格相場|中古車なら【グーネット】