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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.09.11
【スバル】操縦安定性と乗り心地性能を高める「スタブレックス・ライド」とは

グーネット編集チーム
スバルの4WD+水平対向エンジンの歴史は、1972年のレオーネ4WDエステートバンから始まり45年の歴史を持ちます。
長い歴史の中開発された、現在のスバルの4WD技術「シンメトリカルAWD」は、水平対向エンジンとの組み合わせで、優れた車体の重量バランスを実現しました。
それにより、コーナリングやブレーキング時も、軽快なハンドリングを味わえるほか、車体が揺れにくいので乗り心地も良く、快適なドライブを楽しめます。
加えて、低速時のハンドリングの良さと高速時の乗り心地の良さを実現したのが、ショックアブソーバーの減衰力を調整する「スタブレックス・ライド」です。
今回はスタブレックス・ライドの仕組みと効果について詳しく解説します。
スタブレックス・ライドの仕組み
スタブレックス・ライドは、新型「レガシィ」と「アウトバック」のリミテッドグレードに標準装備されます。
スタブレックス・ライドは、フロントサスペンションのパーツ、フロントショックアブソーバーに採用されています。ショックアブソーバーのピストンの入力を利用して、内部のリーフバルブの開度を可変させます。
ピストン速度が遅い時(走行速度が遅い時)は減衰力を高めてハンドリング性能を向上させ、速度が速くなります。
ピストン速度が速くなると、減衰力を下げて乗り心地を良くする働きをします。
ショックアブソーバー内シリンダー径を32mmから35mmに拡大したことにより、スタブレックス・ライドのハンドリングの良さと乗り心地の良さを実現しています。
スタブレックス・ライドの効果
スタブレックス・ライドを装備した「レガシィ」と「アウトバック」のそれぞれのリミテッドグレードはスバルの乗用車の中で、最上級クラスに位置します。
上級車らしく、走り出しから路面のゴツゴツ感を抑えフラットな乗り心地を味わえます。
低速時には、ハンドリング性能を重視することでステアリング応答性を高め、走る楽しさをアピールしています。
また、カーブへの進入時に、ブレーキングで荷重移動が生じると4輪に均等に荷重をかけてきます。カーブでステアリングを切っても、均等に荷重がかかることでフラットな姿勢を保ちながらスムーズにカーブを走り抜けることができます。
さらに、高速域では、減衰力を下げ乗り心地が良くなります。
スバルの4WD技術「シンメトリカルAWD」とスタブレックス・ライドの組み合わせで、高速域での高いスタビリティがもたらす安心感は、長距離ドライブでのドライバーの疲労軽減効果を高めています。
スタブレックス・ライドの搭載車種
スタブレックス・ライドが搭載されている車種は次の通りです(2017年12月現在)。
・レガシィ リミテッドグレード
・アウトバック リミテッドグレード