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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.04.04
トヨタアルテッツァの概要と歴史をまとめてみた

グーネット編集チーム
トヨタ アルテッツァは、市街地走行からワインディングロード、サーキット走行まで、誰もが繰る楽しみを実感することができる、質の高い本格的なスポーティドライビングを提供する新世代のスポーツセダンとして1998年10月に誕生しました。
大人4人が快適に移動できる室内空間を実現しながら後輪駆動(FR)にこだわり、エンジンをフロントミッドシップに搭載するなど、ボディの前後重量配分の最適化に加え、剛性の高いサブフレームを介してボディにマウントしたダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用するなど、狙ったラインをトレースするリニアなハンドリング性能、スタビリティの高い優れた動力性能を両立する本格的なミドルクラスのスポーツセダンとして高い人気を誇りました。
発売の翌年から競合モデルの多いDセグメントマーケットにおいて、レクサス「IS」として北米や北欧でも発売されています。
2005年に国内のレクサス店の立ち上げに伴い、実質的な2代目モデルはレクサス「IS」として、レクサスの専売モデルとなりました。
「アルテッツァ」としてのブランドは1代限りでしたが、取り回しのしやすいボディサイズ、見切りの良いスポーティなスタイリング、気持ちの良い走りを提供する爽快な2.0L直列4気筒自然吸気エンジン、コントローラブルな後輪駆動など、幅広い層の方々から今なお独自のパッケージングが高く評価されています。
ホットな気持ちの良いスポーツドライブが堪能できるデュアルVVT-i機構を備えた2.0L直列4気筒自然吸気エンジンと、クロスギアレシオを採用した6速マニュアルトランスミッションから、息の長い加速フィールや余裕のある高速道路を使ったクルージングが楽しめるVVT-i機構付2.0L直列6気筒自然吸気エンジンと、電子制御フレックスロックアップ付4速オートマチックトランスミッションの組み合わせなど、3種類のキャラクターの異なる仕様が用意されています。
その卓越した走行性能や洗練されたパッケージングから「1998~1999年 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
車名の「アルテッツァ」は、イタリア語の「高貴」の意味を持つ「ALTEZZA」に由来し、命名されました。まさにノーブルで質感の高い内外装を持つスポーティセダンに相応しいネーミングと言えるでしょう。
初代 トヨタ アルテッツァ XE10系(1998年~2005年)

グーネット編集チーム
アルテッツァは、小さな高級車として独自のポジションを築いた4ドアセダン「プログレ」のプラットフォームを共有しながら、ホイールベースを短縮化、トレッドを前後とも拡大するなど、エンジンのフロントミッドシップレイアウトや後輪駆動の採用と相まって、優れたハンドリング性能、操舵安定性能を持つ4ドアスポーツセダンとして1998年10月に誕生しました。
上品で洗練された塊感のあるエクステリアデザインを採用しながら、ドライバーと一体となった「繰り」「走る」を楽しむ奥の深いスポーツドライブを可能にする、新世代のスポーツセダンとして開発されました。
フロントのオーバーハングを可能な限り切り詰めた、取り回しの良いボディサイズながら、踏ん張り感のあるダイナミックで流麗なスタイリングが特徴です。
開口部の大きな低く構えたフロントグリルや隆起した力強いボンネットフードにより、上品な中にも力強さを感じるアグレッシブで個性的なフロントマスクをはじめ、大径タイヤを覆う大きく張り出した前後フェンダーやフロントのショートオーバーハング、伸びやかなウエストラインに加え、ルーフエンドからトランクリッドへ続く傾斜したスポーティなサイドビュー、リヤコンビネーションランプと独立したトランク部分に装着された丸型ストップランプ&テールなど、躍動感・安定感のある凝縮されたスカルプチャーデザインを採用しています。
インテリアはドライビングプレジャーが堪能できる、ドライバーを中心にレイアウトされた機能性を重視したブラック基調のモダンなコックピットデザインが採用されています。
視認性に優れる立体的なコンビネーションメーターを採用し、中でもスピードメーターは電圧計、水温計、油圧計の3種類のメーターを内側に配する、精密なクロノグラフのような独特のスポーツマインドを刺激する斬新なデザインが特徴です。
ロングドライブでも疲れの少ない、ホールド性の高いしっとりとした快適なシートを備え、操作性に優れるステアリングホイールやシフトレバー、ペダルレイアウトなど理想的なドライビングポジションを提供しています。
4ドアセダンとして、日々の機能性や実用性にも配慮し、後席のレッグスペースやヘッドクリアランスの確保、使いやすくゆとりのあるラゲージルームなど、大人4人が快適に移動できる質の高い快適な居住空間を提供しています。
搭載されるパワートレインは全域に渡りダイレクトなレスポンスとキレの良いダイナミックなパワー、爽快なエンジンサウンドを提供するDual VVT-i 2.0L直列4気筒自然吸気エンジンと6速マニュアルトランスミッションもしくはステアシフトマチック付5速オートマチックトランスミッション、伸びやかで気持ちの良い加速フィールと高い省燃費性能を両立する、歴史が長く評価の高い1G系ユニットであるVVT-i 2.0L直列6気筒自然吸気エンジンと電子制御フレックスロックアップ機構を備える4速オートマチックトランスミッションの組み合わせになります。
新世代のスポーツセダンを身上とする「アルテッツァ」は、日常の市街地走行からワインディングロード、サーキット走行まで幅広い用途に対応した、走りの基本性能「走る」「止まる」「曲がる」を高次元で実現しています。
ジオメトリーやブッシュ特性、減衰力など入念にセッティングされた足回りには4輪ダブルウィッシュボーン式サスペンションを採用し、懐が深くポテンシャルの高い優れた走行安定性能と路面の凹凸の追従性に優れたフラットで優れた乗り心地、ハンドリング性能を実現しています。
また、優れた操縦安定性とトラクション性能を可能にするトルセンLSD(リミテッドスリップデフ)も設定され、質の高いスポーツドライビングを提供します。
新開発の助手席側の後方視界を拡大したワイドビューインナーミラーや運転席のワイドビュードアミラーに加え、優れた前後重量配分を実現した機敏な運動性能や、ABS(アンチロックブレーキ)やTRC(トラクションコントロール)、スノーモードの採用など優れたアクティブセーフティ性能、トヨタ独自の高い衝撃吸収ボディと高強度キャビンからなる衝突安全ボディ「GOA」をはじめ、頸部傷害を軽減する「WILコンセプト」を採り入れたシート構造やデュアルSRSエアバッグ&SRSサイドエアバッグシステムの設定など、先進のパッシブセーフティ性能を備えています。
トヨタ アルテッツァ(ALTEZZA)AS200(1998年10月モデル)
ボディタイプ:セダン
乗車定員:5名
駆動方式:FR
ボディサイズ:4400×1720×1410mm(全長×全幅×全高)
室内サイズ:1890×1440×1165mm(室内長×室内幅×室内高)
タイヤサイズ:(前)195/65R15 91H(後)195/65R15 91H
エンジンタイプ:1G-FE型 水冷直列6気筒DOHC24バルブ
排気量:1988cc
最高出力:160ps(118kW)/6200rpm
最大トルク:20.4kg・m(200.1N・m)/4400rpm
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
10モード/10・15モード燃費:11.6km/リットル
車両重量:1310kg
価格:2,070,000円
自動車税:年間39,500円 ※
※自動車税は2017年12月時点で参照したものとなります。
初代 トヨタ アルテッツァ XE10系の主なグレード・オプション・カラーバリエーション
・主なグレード「AS200」「AS200 Zエディション」「AS200 Lエディション」「RS200」「RS200 Zエディション」「RS200 Lエディション」(特別モデルを除く)。
・主なオプション
17インチタイヤ&アルミホイール(215/45ZR17+17×7.0JJ)、トルセンLSD(リミテッドスリップデフ)、大径4輪ディスクブレーキ、TRC(トラクションコントロール)、マイコン制御チルト&スライド電動ムーンルーフ(ワンタッチ開閉、挟み込み防止機能付)、リヤフォグランプ、エアロバンパー、大型リヤスポイラー、アルテッツァ・スーパーライブサウンドシステム、GPSボイスナビゲーション付電動ポップアップ式EMV(エレクトロマルチビジョン)、SRSサイドエアバッグなど。
・カラーバリエーション
ブラック、スーパーホワイトII、ダークグリーンマイカ、ダークグレーマイカメタリック、ダークブルーマイカメタリック、スーパーブライトイエロー、シルバーメタリック、レッドマイカメタリック、スーパーレッドV、ブルーマイカ、ホワイトパールクリスタルシャインなど。
(発売時期・グレードにより異なります)
トヨタアルテッツァは、金属の塊から削り出したような力強くアグレッシブなボディスタイル、質の高い優れた動力性能を発揮するパワーユニットや足回りを備える4ドアスポーツセダンです。
大人4人が快適に移動できる優れた居住性を持ちながら、心地よいスポーツドライブを提供するモデルとして、発売早々から国内外で高い人気を誇りました。
2005年からはレクサス「IS」へと移行し、「アルテッツァ」ブランドは消滅しましたが、取り回しの良いボディを身にまとい、高次元なポテンシャルの高い走行性能を誇る後輪駆動4ドアセダンとして今なお高い人気を誇ります。