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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.04.02

【日産】シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションとは

【日産】シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッションとは

グーネット編集チーム

マニュアルトランスミッション車の最大の魅力は、クルマを自分で操っている感覚が楽しめること、ダイレクトに走る喜びを感じることができるところにあります。

しかし、マニュアル車の場合は、滑らかでスムーズな走りをするには経験や技量が必要とされますが、最近はクラッチ操作のいらないオートマチックトランスミッションが主流です。

スポーツカーでも、従来のトルクコンバーター式に加え、構造はマニュアル車同様ですが、自動で2個のクラッチを機械が操作し、瞬時に変速可能なデュアルクラッチトランスミッションが主流となっています。

日産GT-Rも同様のトランスミッションを採用しています。

現在3.0L以上のエンジン搭載車で6速マニュアルトランスミッションをラインナップする代表車はフェアレディZです。

今回は、日産フェアレディZに搭載、自動でヒール&トゥを行ってくれるシステム「シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッション」を紹介します。

シンクロレブコントロールの効果と仕組み

シンクロレブコントロールは、マニュアル車のシフトダウン時に、一瞬でエンジン回転数を高めてギアと同期させ、クラッチ終結時にショックを出さずに車両挙動が安定する効果があります。

シフトダウン時に、エンジンの回転を気にすることなく、シフトレバーを操作し即時にクラッチをつなぐことができます。

左足でクラッチを操作、右足のつま先でブレーキ操作、右足のかかとでアクセル操作し減速時の回転を維持する「ヒール&トゥ」を自動で行ってくれますので、誰でもプロドライバーを凌ぐシフト操作が可能になります。

無意識にシフト操作が可能になるため、ステアリング操作やブレーキングに集中でき、滑らかな走行が可能になります。

さらに、シフトアップ時には、回転を維持し続けるため、次のギアにシフトアップした時でもスムーズな加速が可能です。変速時に回転が落ち過ぎるのを防止するのに役立ちます。

シンクロレブコントロールの使い方

シンクロレブコントロールは、通常は作動しません。シフトレバー左前方にある「S-MODE」スイッチを押すことにより、システムが作動します。スイッチを押すと、メーター内には「S」の表示が点灯します。解除する時は、スイッチを約1秒以上長押しすることで解除されます。

クラッチペダルを踏んだ時に、現在のシフトレバー位置のエンジン回転数に合わせますので、クラッチを切った状態でも回転は落ちません。
しかし、クラッチペダルを早く操作した場合には大きなショックが発生しますので注意が必要です。

シンクロレブコントロールは、高い回転を保ち続けたいサーキット走行や、高速走行時に使用するとより効果的です。

シンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッション搭載車

日産から販売されているシンクロレブコントロール付6速マニュアルトランスミッション(6MT)搭載車は下記のものになります(2017年11月現在)。

・フェアレディZ標準グレード
・フェアレディZ バージョンS
・フェアレディZ バージョンST
・フェアレディZ NISMO

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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