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更新日:2019.06.19 / 掲載日:2018.02.26
【キャデラック】危険を振動でドライバーへ知らせる「セーフティアラートドライバーシート」

グーネット編集チーム
キャデラックが提供する、ドライバーの安心を守るセーフティアラートドライバーシートとはどんな機能があるのでしょうか?
ここでは、セーフティアラートドライバーシートがどんな効果を持つのか、どんな車種に採用されているのかなどをまとめました。
セーフティアラートドライバーシートとは
このセーフティアラートドライバーシートとは、運転席の中に搭載されているバイブレーション機構が、迫る脅威に対して、振動によってドライバーに危険を伝える技術です。
同じく搭載されている、レーダーやカメラからの情報を車が自動解析し、衝突のリスクがある方向によって左右別々に振動します。
・フォワードコリジョンアラート
前方に衝突のリスクが発生している場合、まずは警告表示を行い、その後セーフティアラートドライバーシートでの警告へと移行します。
・リアクロストラフィックアラート
後部を通過する車両を検知した場合に警報をするシステムで、駐車場からバックや出庫などで、威力を発揮します。
・レーンキープアシスト
運転者の不注意などで車線を逸脱しそうなときパワーステアリングを自動制御して、車線への復帰を促します。
この技術は市販車種としてはキャデラックの一部車種で世界初採用されました。
前方や後方に衝突の危険性が発生したときには、シート側面の両方が同時に振動することで対応しています。
また、レーンキープアシスト作動時、自分の車がどちらの白線に向かっているのか振動する方向で察知することができ、レーンキープアシストによるステアリングのアシストと相まって、高いレベルで走行車線の安全で確実なキープに繋がります。
必要に応じて一斉または個々に振動し、ドライバーへ聴覚や視覚だけではなく、触覚として注意を促してくれる上、振動のオフやこれまでと同じ電子音での警告に変更する機能もついています。
さらに、ヘッドアップ式のディスプレイでの警告も同時に行われるため、視覚と触覚双方での確認することが可能です。
セーフティアラートドライバーシートがもたらす効果
これまでの衝突リスク警報システムでは、一般的に大きな警告音と、車内ディスプレイでの表示でそれをドライバーに伝えていました。
しかし、警告音においては、大きなブザー音によって緊張感が高まり、慌てた回避行動を取ってしまうことでリスクが増加してしまったり、また、ディスプレイ表示においては、見落としや、画面に目を移したことによって、対象の視認が遅れてしまうという、思わぬデメリットが生まれる可能性もありました。
しかし、このセーフティアラートドライバーシートの場合では、振動というドライバーの触覚に訴えることで確実にリスクを伝えつつ、大きな警告音でびっくりして慌ててしまうことが少なくなってきます。
また、同時に行われる警告表示も、運転を邪魔しないヘッドアップ式ディスプレイに表示されるため、注視することでのデメリットを回避することも可能です。
さらに、車幅の大きなキャデラックの場合、道幅が狭い日本の道路では、常時レーンを踏んで走行することもあります。
ただ、それが連続してしまうと、響き渡る警告音に対して運転者と同乗者が、非常に不快感を覚えてしまうこともあります。
一方、このセーフティアラートドライバーシート場合、警告を運転席だけへの振動で行うので、同乗者にも、ドライバー本人にも余計なストレスを与える心配が少なくなります。