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更新日:2019.06.18 / 掲載日:2018.02.26
【トヨタ】カーナビとの連携で一時停止情報を教える「ナビ・ブレーキアシストシステム」とは

グーネット編集チーム
トヨタの予防安全システムは、運動性能をはじめ、運転支援、視界支援、車両近接通報装置に分かれます。
この中で運転支援として開発された「ナビ・ブレーキアシストシステム」とは、カーナビとの連携で一時停止情報を運転者に教えるシステムです。
トヨタの安全技術として誕生した「ナビ・ブレーキアシスト」
トヨタの安全技術の歴史は古く、1964年に視界補助として4灯式ヘッドランプ、1967年に運動性能としてアナログ制御ABS(Anti-lock Brake System)が誕生したのがはじまりです。
ナビ・ブレーキアシストは、2007年にトヨタの安全技術の運転支援として誕生しました。
同年には運動性能としてクロールコントロール、視界補助としてLEDヘッドランプが誕生しました。
ナビ・ブレーキアシストシステムについて
「ナビ・ブレーキアシストシステム」は、自動車に取付けられた後部カメラによって道路ペイントを読み取ります。
そのあと、事前にナビに収録しておいた地図データの道路ペイント情報と照合することで、一時停止線までの距離が正確に割り出し、1段階として一時停止案内、2段階として一時停止注意喚起、3段階としてナビ・ブレーキアシストが作動します。
このシステムの一時停止情報機能は、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社の他、株式会社ゼンリン、株式会社トヨタマップスターで共同開発されました。
ナビ・ブレーキアシストシステムが作動する流れについて
ナビ・ブレーキアシストシステムによって一時停止の情報が運転者に提供される流れについて紹介します。
自動車が一時停止線の約100m手前にさしかかった時点で、図面表示と音声で運転者に一時停止案内が実施されます。
更に、自動車が一時停止線まで約4秒にさしかかったら音声によって運転者に一時停止注意喚起が行われます。
その後に運転者が急ブレーキを踏んだ場合、ブレーキアシストが作動し、ナビ・ブレーキアシストが実施されます。
ナビ・ブレーキアシストシステムが対応する場所は、東京23区をはじめ、横浜市、名古屋市、大阪市の道路(片側2車線以上)に侵入する一時停止交差点の一部に限定されます(2017年11月現在)。
「ナビ・ブレーキアシストシステム」はナビゲーションと後部カメラを連携させることで、停止線までの距離を正確に計測できるようになり、実現したシステムです。
2回の注意喚起に加え、最後にブレーキアシストが実施され、運転者の運転支援を行います。
そのため、より運転手と歩行者に安心な技術となっています。