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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.02.13
【BMW】スムーズネスにこだわるシルキー・シックス(直列6気筒エンジン)エンジンについて

グーネット編集チーム
BMWの直列6気筒エンジン搭載車が「シルキー・シックス」と総称して言われています。
現在BMWの6気筒エンジンは1シリーズから7シリーズまで搭載されています。
なお、現在のBMWの6気筒エンジンは排気量約3.0Lでツインパワー・ターボターボが搭載されています。
シルキー・シックスの由来
エンジンの吹け上がりの気持ちよさを、シルクのように滑らかでスムーズな吹け上がりと表現したのが由来とされています。
1968年に登場した、BMW2800シリーズが戦後初の6気筒BMWです。
搭載エンジンは直列6気筒2.5Lと2.8Lエンジンで共にシングルカムのSOHCエンジンです。
このエンジンの吹け上がりが「シルキースムーズ」と名付けられ、このエンジンのバリエーションだけが当初シルキー・シックスと呼ばれました。
その後に登場したアルミブロックエンジンにはシルキー・シックスの愛称は付けられていませんが、BMWの直列6気筒エンジンのスムーズさから、BMWの直列6気筒エンジンをシルキー・シックスと呼ぶようになっています。
直列6気筒エンジンのメリットとデメリット
直列6気筒エンジンのメリットは、シリンダーが縦一列に並ぶためV型に比べて、バランスが良くスムーズに回転します。
スムーズに回転するため、エンジンの振動が少なく、滑らかなエンジンフィーリングが愉しめます。
直列6気筒エンジンのデメリットは、エンジンが縦に長くなることで、室内空間が犠牲になります。
かつては主流だったBMW直列6気筒エンジン
BMWは1983年に登場したコンパクトセダン3シリーズの2.0Lエンジンと2.5Lエンジンに直列6気筒エンジンを搭載していました。
しかし、2005年に登場した3シリーズから2.0Lエンジンは直列4気筒になり、現在は直列4気筒+ツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンが主流になっています。
シルキー・シックスエンジンの主な搭載車種
1シリーズ:M140i
2シリーズ:M240iクーペ、M2クーペ
3シリーズ:340iラグジュアリー、340i Mスポーツ、M3セダンなど
4シリーズ:440iクーペラグジュアリー、340i クーペMスポーツなど
5シリーズ:540iラグジュアリー、540i Mスポーツ、540i xドライブラグジュアリーなど
6シリーズ:640iクーペ、640iグランクーペ、640iカブリオレなど
7シリーズ:740iエクセレンス、740i Mスポーツ、740Liエクセレンスなど
BMWの直列6気筒ガソリンエンジン搭載モデルは、3.0Lターボエンジンを搭載しているグレードで、シリーズ番号の後の数字が「4」のグレードが該当しますので目安になります(2017年11月現在)。