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更新日:2019.06.17 / 掲載日:2018.02.06
クライスラーの歴史・概要と優位性とは

グーネット編集チーム
1925年に設立されたクライスラーは、
ゼネラル・モーターズ
フォード・モーター
とともに、「自動車メーカービッグスリー」と長い間呼ばれていた、アメリカの自動車メーカーでした。
しかし、リーマンショックなどの世界的金融危機から経営が不安定となり、ついに2009年経営破たんをしてしまいます。
クライスラーに手を差し伸べたのは、イタリア最大の自動車メーカーであるフィアットで、資金的・経営的援助をフィアットから受けたクライスラーは、破産申請からすぐに再建されます。
2014年にフィアットの完全子会社となり、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(以下FCA)という名前で世界戦略を目指す、同社にとってのメインブランドになっています。
クライスラーの歴史
1925年:元鉄道技師であるウォルター・P・クライスラーを社長とする「クライスラー社」がアメリカミシガン州で誕生
1934年:世界で初めてエアロダイナミクス(空気抵抗・空力計算)を取り入れた「エアフロー」を発表
1940年:創業者ウォルター・P・クライスラー、病にて死去(享年65)
1951年:後のクライスラーの代名詞となるV8エンジン、「ファイアパワー」を開発、愛称「HEMI(ヘミ)」
1955年:改良版HEMIを搭載した、クライスラー・300誕生
1975年:クライスラー、初のミドルサイズ2ドアクーペ「コルドバ」を発表
1977年:「ルバロン」発表、コルドバとともにベストセラー車種となる
1981年:コンパクトFF車種「プリムス・リライアント」を発表
1983年:世界初のミニバン、「プリムス・ボイジャー」を発表
1999年:クライスラー、5ドアハッチバック車「PTクルーザー」の販売を開始
2005年:クライスラーのフラッグシップ「300」の系譜を受け継ぐ「300C」の発売開始
2009年:クライスラー、フィアットと業務提携
2014年:1月、フィアットの完全子会社となり「フィアット・クライスラー・オートモービルズ」として再スタートを切る
クライスラーの世界拠点
クライスラーの販売台数内訳と動向
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(以下FCA)は2017年7月27日、2017年第2四半期(4~6月)の世界新車総販売台数が、122万5,000台に達したと公表しました(出荷ベース)。
前年同期比は0.6%の減少で、クライスラーの地元であるアメリカ全土でのメーカーを問わない、新車販売台数の減少傾向が響いた結果となりました。
国内に目を向けると、日本市場からの完全撤退をFCAの日本法人が視野に入れている、という報道が新聞各紙でなされています。
現在、唯一国内展開している「300S」の売り上げが、2016年通年で300台にも満たないことが、その理由とされていますが、国内のクライスラーファンにとってはその動向が気になるところです。
クライスラーの主な車種
クライスラー車種は、2009年のフィアットとの業務提携(事実上の吸収合併)の頃から減り始め、現行として残るのは、
・300S
「ザ・クライスラー」といった面持ちのセダン車種で、現在唯一日本で新車購入できるモデル。
・パシフィカ
クライスラー伝統のミニバン、「タウン&カントリー」の後継モデル。
・パシフィカHV
パシフィカをベースとして2016年12月に生産開始された、アメリカ初のプラグインHVミニバン。
のみとなってしまいました。
歴史的に見ると、「ダッチ」ブランドの車種はクライスラー車とみるべきですが、米国・日本共に、公式HPでこれらはラインナップされていません。
クライスラーの中古車一覧
https://www.goo-net.com/usedcar/brand-CHRYSLER/index.html