中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
トヨタのディーゼル8年ぶりに復活! ランドクルーザープラドにD(クリーンディーゼル) パワー加わる!!
ディーゼルの人気が復活

新開発の直4、2.8Lディーゼルターボは177ps/45.9kgmを発生
【本記事は2015年7月にベストカーに掲載された記事となります。】マツダの頑張りもあって、日本もディーゼルの人気が復活してきた。昔と違ってクリーンで静かとくれば、トルクが太くて燃費がよく、また、燃料代も安くあがるディーゼルが見直されるのも当然のこと。今後この勢いはさらに加速しそうだ。そんななか、トヨタから国内市場では8年ぶりとなるディーゼル車のランクルプラドが登場。また、新たな展開が訪れた。プラドに搭載されたのは1GD-FTV型、直4、2.8L DOHCターボのクリーンディーゼル。177psの最高出力と、1600~2400回転で45.9kgmもの最大トルクを発生する新開発ユニットで、尿素SCRシステムによりNOxを大幅に低減。世界で一番厳しいとされる日本の排ガス規制、ポスト新長期規制をクリアした。
気になる燃費

内外装のデザイン、装備に変更はなく、動力系だけを一新した今回の改良。しかし、それが大きな価値を持つ!
尿素SCRとは、アドブルーといわれる尿素水を排ガスに噴射してNOxを還元し、水と窒素に分解するもの。ベンツやBMWの一部の車種に使われているシステムで、1年に1度のペースで、販売店にて補充することになる。気になる燃費はJC08モードで11.8km/L(TZ-Gは11.2km/L)。このクリーンディーゼルの投入によって廃止となったV6、4Lが7.9km/Lだったことを考えると、圧倒的な低燃費。もちろん、最大トルクは4Lガソリンを大きく超えている。価格は396万4582~513万3927円だ。また、直4、2.7LガソリンエンジンもデュアルVVT-iを採用したほか、組み合わされるATが4速から6速に大幅進化。163ps/25.1kgmのスペックは同じだが、JC08モード燃費は8.5km/Lから9.0km/Lに向上している。リーズナブルなレギュラーガソリン仕様で、価格は334万9963~395万6727円。

従来型と変わらないものの、高級車にふさわしい質感を持つインテリア
今回の改良ではエクステリア、インテリア、装備に変更はないが、アグレッシブな新色レッドマイカメタリックを新設定(右ページ上写真)。TZ-Gには従来どおりミリ波レーダー式のプリクラッシュセーフティとレーダークルーズコントロールがオプションで設定される。動力系を一新したプラドは商品力を大幅に向上。待望のディーゼル追加で、販売が上向くことは確実だ。