中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
「着せ替え」コンセプトがいよいよ現実になる!! その名は「セロ」 丸目のコペンついに登場!!原点回帰!?それとも挑戦!?
『着せ替え』が話題のコペン

約35万円で「着せ替え」ボディパーツを販売予定:左が「セロ」の外板パーツで右が「ローブ」の外板パーツ。ドアパネルはスチール製で“DRESS-FORMATION “の対象外となっており、交換可能なのはエンジンフードや前後パンパー、前後フェンダーなど樹脂製の11箇所の外板と灯火類。交換用パーツは10月より販売の予定で、価格は35万円前後の予定
【本記事は2015年7月にベストカーに掲載された記事となります。】『着せ替え』が話題となったコペンだが、そういえばこれまで具体的なボディ外板の『着せ替え』パーツの販売はなく、「どうなっているの!?」と待ち望む声が大きくなっていた。ダイハツではこの『着せ替え』を“DRESS?FORMATION”と呼んでいるが、いよいよダイハツが公式に着せ替えボディパーツを販売することとなった。それがこの『コペンセロ』の丸目エクステリアである。誤解なきように……。まずは『着せ替え』用外板パネルの販売に先立ち、6月18日に“第三のコペン”と呼ばれていた丸目フロントマスクのコペンセロが発売となった。このセロのボディパネル、ヘッドライト、リアコンビランプなどを、昨年6月、一番最初に登場したコペンローブに装着することで、『ローブ』を『セロ』にリメイクすることができる、ということ。逆にセロを購入した後にローブの外装一式を購入すれば、これまた『着せ替え』可能。ただ、エクスプレイはセロやローブと相互に『着せ替え』することはできないので要注意である。
“DRESS-FORMATION”

この“DRESS-FORMATION”パーツは、ヘッドランプ、リアコンビランプに加えてエンジンフード、トランクフード、前後バンパー、前後フェンダー、左右ロッカーなど、スチール製の両側ドアパネルを除いた11枚の樹脂製外板パネルで構成され、ディーラーで35万円程度で10月より販売の予定。セロのエクステリアは初代コペンのオマージュと言っていいだろう。丸目ヘッドライトを採用することに合わせて、フロントバンパーの縦に並んだLEDランプは丸形フォグランプに変更され、またリアコンビランプもローブの横基調デザインから一変して初代コペンのイメージを踏襲する円形デザイン。シャープなエッジラインのローブとは対照的にソフトなイメージに生まれ変わっている。原点回帰とも言えるデザインだが、2代目コペンの新たなる挑戦とも言えるだろう。また、インパネデザインも若干変更されていて、センターパネルの横幅が広げられている。セロの価格はCVT仕様が185万2200円、MT仕様が187万3800円で、ローブに対して5万4000アップ。
さらにデザインバリエーションが豊富に登場!!

Dラッピングによりワインレッドのカーボンパネル調ルーフとなったコペンローブ。Dラッピングはシルバー、ブラックもある
■さらにデザインバリエーションが豊富に登場!!今回の「セロ」登場に合わせて、“DRESS-FORMATION”の世界観を広げるバリエーションとして追加されたのが“Dラッピング”と呼ばれるダイハツ独自のラッピング工法を採用したオプション。具体的には、ルーフやバックパネルにこのDラッピングを採用し、カーボンパネル調デザインでワインレッドやシルバー、ブラックなどのカラーバリエーションを楽しめるのがポイント。ラッピングなので、張り替えができるので、違うカラーにすることも簡単に可能である。さらに、クロスオーバー的なデザインテイストのエクスプレイにビルシュタインサスやレカロシート、MOMO革巻きステアリングなどを標準装着した「エクスプレイS」が追加。昨年12月に登場した「ローブS」と基本的に同じ内容。価格はCVT車が199万8000円、MT仕様が201万9600円でノーマルの19万9800円高となるのは「ローブS」と全く同じである。
ここに注目!! コペンは作るところも『見せて』、『魅せる』!!

初代コペンとは異なり、手作業の比率は大幅に下がりロボットによる作業が90%となることで精度を高める
ここに注目!! コペンは作るところも『見せて』、『魅せる』!!コペンファクトリー取材レポート昨年6月にデビューしたコペン。外板パネルの大部分を樹脂製にするなど、意欲的なクルマ作りに挑戦しているが、コペンは“作る”ところもまた、新システムを採用しているのであった。大阪府池田市にあるダイハツ本社に隣接した池田工場に設けられた『コペンファクトリー』がそれで、コペンを購入したオーナーがコペンの生産される工場を見学できるようになっている。よくある自動車工場見学とはちょっと異なっているのは、最初から「見せる」ことを目的にした見学コースを設定していて、作業者も「見られる」ことを前提に作業をしているということ。コペンファクトリーの作業はダイハツの基本技能を完全に身につけた熟練の120名があたっている。これまでに約370名のコペンオーナーが見学をしており、なかには3回以上来場した人もいるとのこと。ちなみに新型コペンの製造台数は、5月末時点で1万753台に達している。