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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.27
3列7人乗りMPVB MW2シリーズグランツアラー上陸!
3列7人乗り仕様とした2シリーズ

2シリーズアクティブツアラー アクティブツアラーに比べ全長が215mm長く、ホイールベースが110mm長く、全高が95mm高い3列7人乗りの2シリーズグランツアラー
【本記事は2015年6月にベストカーに掲載された記事となります。】BMW初のFF5人乗りMPVの2シリーズアクティブツアラーをベースに3列7人乗り仕様とした2シリーズグランツアラーが5月26日に発表された。グランツアラーはアクティブツアラーから全長を215mm、全高を95mm、ホイールベースを11mm拡大し、ボディサイズは全長4565×全幅1800×全高1645mm。ボディサイズを拡大したぶんは室内の居住性に充てられている。
注目の3列目シート

3列目は子供2人が座れるスペース。3列目シートはレバーひとつで50:50に分割してラゲッジフロア下に格納可能
2列目の60:40分割可倒式シートはそれぞれ130mmスライドし、バックレストの角度調節機能を備え、レバーひとつでバックレストを倒し3列目シートへの簡単なアクセスが可能。注目の3列目シートの広さは子供2人ぶんのスペース。ただレバーひとつで50:50に分割してラゲッジフロア下に収納することができるなど使い勝手はいい。
特筆すべきポイント

アクティブツアラーに比べ全長が215mm長く、ホイールベースが110mm長く、全高が95mm高い3列7人乗りの2シリーズグランツアラー
ラインアップでの特筆すべきポイントは、自動車取得税&重量税が免税になるクリーンディーゼルが用意されていること。2L直4ディーゼルターボを搭載する218dは150ps/33.7kgmを発生し、JC08モード燃費は21.3km/L。そのほか、ガソリンエンジンは218i(136ps/22.4kgmの1.5L直3ターボ)、220i(192ps/28.6kgmの2L直4ターボ)の2種類。価格はそれぞれ標準、ラグジュアリー、Mスポーツが用意され、218iが358万~411万円、218dが379万~432万円、220iが424万~452万円。最後にひと足先に海外で試乗した渡辺敏史氏のショートインプレをお届けする。

2列目シートは60:40の分割可倒式で前後に130mmスライド可能。ラゲッジルームからリリースボタンを押すだけで3分割で倒せる
昨年発売された2シリーズアクティブツアラーをロングホイールベース&ハイルーフ化。4.5m級の全長で7人乗りを実現したFF系CセグメントMPVというのがグランツアラーの成り立ち。メーカー自ら緊急時に子供が座るためと仰せのとおり、完全格納可能な3列目シートの居住性はミニマムに近い。1~2列目の着座環境も含めて、広さというパッケージの観点でみれば日本車の優位は揺るがない。一方で限界特性のみならず、高速巡航などでも3列目に及ぶまでフラットなライドフィールを等しく供しているあたりがこのクルマの最大の特徴といえるだろう。販売上のトピックは輸入ミニバン系で初めてディーゼルエンジンが導入されること。最新世代のそれは効率だけでなく回転フィールや音振もしっかりチェックされている。価格も減税を含めればガソリンエンジンのベース車と大差ないところにくるため、相当な人気となりそうだ。