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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28
スバル レヴォーグようやくDEBUT!! ブランニュースポーツワゴンは4代目レガシィを超えたのか!?
レヴォーグ、ついに発表!

ライトニングレッド
【本記事は2014年5月にベストカーに掲載された記事となります。】4月15日、ついに発表されたレヴォーグ。昨年の東京モーターショーからすでに公開されていただけに、「まだ発売されていなかったんだ?」と思った読者も多いのではないだろうか。実は発売時期は当初グレードによって5月または6月とされていたのだが、延期されて全グレードが6月20日からに変更。理由は、レヴォーグから採用となるスバルの安全装備アイサイト(Ver.3)のユニット量産体制に万全を期すためとのことだ。で、そのレヴォーグは「歴代最高のレガシィ」と誉れ高かった4代目レガシィ(BL/BP型。’03~’09年)の再来と位置づけられて開発が進められてきた。そこで4代目レガシィと比較しながら紹介していこう。
レヴォーグ開発の背景

クリスタルホワイト・パール
まずはレヴォーグ開発の背景だが、現行型レガシィは北米市場を強く意識した大柄なボディサイズとなり、日本では歴代ユーれることになった。このため、次期型レガシィにはツーリングワゴンがラインアップされず、レヴォーグが後継車の日本市場専用車として開発されることに。そのベースとなったのは現行インプレッサだが、ボディ後半をストレッチして巧みにステーションワゴンに仕立てている。フロントマスクやリアビューは別物となっているが、ボディラインやドアミラーなどはほぼインプレッサそのままだ。
日本の道路事情を酌んだボディ

クリスタルブラック・シリカ
ボディサイズは全長4690×全幅1780×全高1485mmで、これは4代目レガシィの全長4680×全幅1730×全高1470mmと非常に似通ったサイズ。現行型レガシィツーリングワゴンが全長4775×全幅1780×全高1535mmとひと回り大きいボディであることを思えば、レヴォーグは間違いなく狭い日本の道路事情を酌んだボディに仕立てている。
エンジンのレベルアップで上質な乗り心地

EJ20型2L水平対向ターボを積む4代目レガシィに対し、レヴォーグはDITターボ2種類
エンジンは、1.6Lと2Lの水平対向4直噴ターボのDIT2本立て。このターボエンジン2種類のみのラインアップとなり、スポーティな走りがレヴォーグのウリ。さらに両エンジンとも「Sグレード」にはビルシュタイン製ダンパーやアルミ鍛造フロントロアアームなど走りをレベルアップするアイテムを装着。このあたりは高張力鋼板やアルミパーツを使った走りの質の高さを誇った4代目レガシィのコンセプトを踏襲する。プロトタイプに試乗した国沢光宏氏は「SグレードだけでなくKYB製の標準グレードもなかなか。上質な乗り心地は4代目レガシィを大きく凌ぐ」と評価。
インテリアは高クオリティを追及!

レヴォーグ2.0GT-Sアイサイトのインテリア。ピアノ調ブラックや金属調アクセントを加飾したパネルにソフトパッドのダッシュボードを採用し、質感は高い
また、インテリアでは高い質感を徹底的に追求。ベースのインプレッサと同様ソフトパッド仕上げのダッシュボードにピアノブラック調パネル、金属調アクセントや加飾を使って引き締めている。このあたりも内装の評価が高かった4代目レガシィ同様だ。ややプラスチッキーな現行型レガシィの内装のクォリティを大きく凌いでいる。
ラゲッジ容量は522Lを確保

ラゲッジ容量は現行レガシィの520L(※VDA法)を上回る522Lを確保する。大型スーツケースも4個収容可能だ
そしてワゴンとしての使い勝手のよさは歴代レガシィでワゴン作りのノウハウに長けたスバルならではといえ、大型のサブトランクやカーゴサイドネットなどを備えているほか、ラゲッジ容量は現行型レガシィ(VDA法で520L)をも上回る522Lを確保。大型のスーツケースをも4個楽々と飲み込む。
4代目レガシィツーリングワゴン2.0i Bスポーツに乗る本誌・古川のレガシィ評

本誌・古川の愛車、4代目レガシィツーリングワゴン。新車から購入して7年経過も本人は「特に不満はなく、走りも満足」
4代目レガシィワゴンに乗る本誌・古川は次のように愛車を評価している。4代目レガシィには、一度ステーションワゴンに乗ってみたくて購入したのですが、買ってから7年も乗っている今も特に不満はありません。ラゲッジの広さも必要十分で、その形状も出っ張りが少ないため使いやすく、先日もタイヤ4本を余裕で積み込めました。2L SOHCエンジン(140ps/19.0kgm)による走りも充分。ただし、10km/L前後の実用燃費(10.15モード燃費14.0km/L)は、最新モデルの水準からすると少し燃費は悪いかな?乗り心地もちょっとした段差での突き上げが気になりますが、低重心設計のためコーナーでは気持ちよく走れるし、基本的に快適なクルマだと満足しています。レヴォーグへの乗り換え? とにかく一度乗ってみたいです。
先行予約開始

発表日(4/15)は東京スバル定休日。4/16の都内スバルディーラーでのレヴォーグ展示の様子
レヴォーグの月販目標台数は3200台で、今年1月4日から先行予約を開始したが、スバルでは3月末までに約1万3000台の受注を見込んでいる。ディーラーによれば4月18日現在、納期は約2カ月とのことだが、4代目レガシィを超えるクルマとしてスバリストに受け入れられるのかどうか、注目だ。