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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.28

ルノー キャプチャー 日本上陸初試乗 乗ってよし! 見てよし! オシャレな都会派SUV上陸

コンパクトSUVカテゴリーにルノーが送り込む

インテンス259万8000円 ゼン249万8000円

インテンス259万8000円 ゼン249万8000円

【本記事は2014年3月にベストカーに掲載された記事となります。】「いまやコンパクトクロスオーバーは欧州で大きなマーケットになっています」こう語るのはルノーのマーケティング担当のブレン氏。欧州ではコンパクトクロスオーバーが全体の17%のシェアを占め、同8%のミニバンを上回るカテゴリーに急成長。そのトップブランドは昨年10万6000台を売り上げた日産ジュークだ。いっぽう国内でも先のジュークに加え、発売後24日時点の初期受注2万4900台と絶好調のヴェゼルも登場し、コンパクトSUV市場は活況だ。そんなコンパクトSUVカテゴリーにルノーが送り込むのは、2月27日発売のキャプチャーだ。欧州では昨年12月に販売開始し、当月はジュークに次ぐ第2位の販売台数で人気モデルとなっているが、その実力はいかに!? 日本上陸初試乗レポートをさっそくお届けする!!

どんなクルマ?

■どんなクルマ?まず、キャプチャーはどんなクルマなのか? デザインは’09年にルノーの常務デザイン担当に就任したローレンス・ヴァン・デン・アッカー氏が中心となり「EXPLORE」(冒険の旅に出る)をテーマにデザイン。ルーテシア譲りの曲線を基調としたグラマラスなデザインだが、大径ホイールがSUVとしての迫力も演出。プラットフォームは、車体前半部のエンジンマウントなどは日本未発売のクリオエステート(ルーテシアのワゴン版)がベースとなり、前後サスペンションシステムも同車のものを使うが、ダンパーは専用チューニング。また、フロア後方部のラゲッジ周りなどはオリジナル設計となる。駆動方式に4WDはなくFFのみ。

乗ってみてどう?

1.2L直4直噴ターボエンジンはパワー&トルクは120ps、19.4kgmとなり、2L NA並みのトルクを2000rpmという低回転で発生させる

1.2L直4直噴ターボエンジンはパワー&トルクは120ps、19.4kgmとなり、2L NA並みのトルクを2000rpmという低回転で発生させる

■乗ってみてどう?まずシートに乗り込むと硬すぎず適度なホールド感が好印象で、約2時間の試乗中も疲れを感じさせなかった。エンジンはルーテシアと共通の可変バルブタイミング機構を持つ1.2L、直4直噴ターボエンジンで組み合わされるトランスミッションもデュアルクラッチの6速EDC。ギア比もルーテシアと同じセッティングとなる。が、車重はルーテシアより60kg重い1270kgとなるので「ちょっとパワー不足か!?」と予想したが、アクセルを踏めば2000回転で19.4kgmを発生させるトルクが瞬時に立ち上がり、発進加速、また常用域の40~60km/h付近の加速もスムースで日常使いには充分のパワー感。さらに試乗中の混雑した一般道ではクリープを備えることも手伝い、微速領域での挙動もギクシャク感が少なく、国産CVT車と比べても違和感はほとんどなし。DCTの弱点をうまく克服している印象だ。また、最低地上高はルーテシア比で80mm上げた200mmと高く、その恩恵で運転席からの前方視界は良好。この数値はライバルとなるジュークより30mm、ヴェゼルよりも15mm高い。今回は悪路を走行する機会はなかったが、SUVとしての走破性にも充分期待できる。乗り心地は適度に硬いが、不快感のある硬さではなく、快適さとコーナリング性能をうまくバランスさせている印象だ。

室内の広さは1クラス上

リアシートは写真のように広大なニールームを確保し、頭上空間も余裕がある。ただ座面は少し短い印象だ

リアシートは写真のように広大なニールームを確保し、頭上空間も余裕がある。ただ座面は少し短い印象だ

■室内の広さは1クラス上室内に入り、まず気づくのがその広さ。サイズは全長4125mmとコンパクトだが、侮る事なかれ。ルーテシアより5mmホイールベースを延長、さらにAピラーを立て、ダッシュボードの位置を前進させたことで広々とした室内空間を実現。160mmのロングスライド機構を持つリアシートを最後方にセットすれば、拳3つ分以上余裕があるほどニールームは広く(640mm)これはルノーの上級セダン、ラグナに匹敵するほどの広さ。インテリアも個性的で、ボディカラーによってオレンジとグレーが設定されるシートもポイント。これはジップシートクロスという付け替え可能なシートで、下写真のように8種類のデザインバリエーションがあり、季節やシーンに合わせたチョイスが可能。またアウトドアユースも視野に入れ、ラゲッジボードは表がカーペット、裏はウォッシャブル加工となっている。カラーバリエーションの豊富さもキャプチャーのトピック。ルーフがホワイト、ブラックになる2トーンカラーを主体に10パターンあり、ベースカラーもオランジュルシヨン、ブルーメディテラネとオレンジ、ブルー系の鮮やかなカラーバリエーションを持つ。グレードはインテンスとゼンの2グレード構成。ゼンは2トーンカラーが選べないこと、タイヤサイズが1インチ小さいこと、ジップシートクロスが設定されないなどの装備差があり、価格差は10万円なので、キャプチャーらしさをより味わえるインテンスが買い得だ。国内での受注開始は1月31日(金)。そして発売開始は2月27日(木)から。キャプチャー登場でますますコンパクトSUVクラスがおもしろくなる!!

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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