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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.29
ジープ・グランドチェロキーがフロントマスクの大幅変更や8速AT化などでビッグMC
目を引くフロントデザインの変更

タイヤが地面から浮くようなギャップもグランドチェロキーは実にイージーにこなす
【本記事は2013年12月にベストカーに掲載された記事となります。】今回のビッグマイナーチェンジでまず目を引くのがフロントデザインの変更だ。ヘッドライトが上下に薄型のものとなり、よりシャープな印象となった。リア周りもLEDテールランプ、新デザインの大型リアスポイラーやテールゲートの採用により、イメージを一新した。
評価の高いインテリア

シート表皮は写真のリミテッドレザー、ラレードがファブリックとなる
以前からクォリティの高さや作り込みの入念さなどにより評価の高かったインテリアでは、センターパネルへUconnect8.4インチタッチスクリーンが新たに組み込まれたほか、メーターもTFT方式7インチマルチビュークラスターに変更され、操作性と視認性を同時に向上した。機能面のハイライトは全グレードで実施された5速ATから8速ATへの変更。加速力と静粛性をさらに高次元でバランスさせたほか、クロールレシオ(低速走行比)も従来の30.2:1から44.1:1に引き下げられ、オフロード走行時の駆動力もより力強いものとなった。
印象的なエンジンの気持ちよさ

ラインアップは3.6L V6を搭載するラレード、リミテッド(11月23日発売)、5.7L V8を搭載するサミット(12月中旬発売)、スペシャルモデルのSRT8(発売時期は未定)の4つが設定される。今回試乗したのはラレードとリミテッドの2グレード。まず、印象的だったのはエンジンの気持ちよさだ。SUVらしく低速トルクがたっぷりしていることに加え、レッドゾーンまで淀みなく「クオーン」という快音を響かせながら、約2.2トンの巨体をグイグイと加速させる。ハンドリングも見た目からは想像できないほど軽快で、道幅の狭いワインディングロードでも予想外に運転を楽しめた。
同クラスSUVの有力候補

新デザインのリアスポイラーは空力性能の向上にも貢献。ラレード以外はパワーリフトゲートも装備
リミテッドには5段階の車高調整も可能なエアサスが装備されており、乗り心地もリミテッドのほうが一枚上手。価格は542万8500円。可能ならリミテッドを選びたいところだ。ベーシックグレードのラレードの価格は427万3500円と、高いブランド力と内容を考えれば非常にリーズナブル。このクラスのSUVを購入する際にはぜひ候補に入れたい1台といえる。