中古車購入
更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30

面白ぇぞホンダN BOX+

破竹の勢い!

サイクリングOK!

サイクリングOK!

【本記事は2012年9月にベストカーに掲載された記事となります。】デビュー以来破竹の勢いで販売台数を伸ばしているホンダのN BOX。軽自動車とは思えない広い空間がポイントだが、そのN BOXに派生モデルのN BOX+(プラス)が加わった。何がプラスか。開発責任者(LPL)の浅木泰昭氏は「広さに“楽しみ”をプラスしました」という。いったいどんな楽しみが広がるのか。さっそくチェックしてみましょう。

売れに売れているN BOX

それにしても、N BOXが売れに売れている。昨年12月に登場、順調に販売台数を伸ばし、4月に軽自動車の車名別販売台数でトップに立って以来、3カ月連続で首位をキープしている。軽自動車といえば、タントやワゴンR、ミラ(イース含む)という錚々たるトップセラーが凌ぎを削る最激戦区。そのなかでの販売1位というのだから、それは一大事だろう。ちなみに、発売から6月末までの累計販売台数は10万6611台。10万台を超えた。N BOXの最大の魅力がだだっ広い空間だ。軽自動車の限界を超えちゃっているんじゃないか、というほど広い。特に後席の足元なんか筆舌に尽くし難い。ホンダによると、ベビーカーがそのまま入り、小さな子どもが中で遊べるスペースなんだとか。でも、世の中子育て世代ばかりじゃない。そこで、開発されたのがN BOX+ということなのだ。前置きが長くなったが、N BOX+のターゲットは「子育てが終わった世代」(浅木LPL)という。子育て終了世代って漠然とした表現だが、イメージ的には夫婦2人でのんびりクルマ旅行を楽しむ、時には車中泊もするユーザーとなる。あるいは、趣味の釣りに出かけて、ちょっと車中で仮眠、なんてシチュエーションにもいい。なんてたって、このN BOX+、釣りには最適のクルマですから。

ポイントは斜めの床

フリードと比較しても引けを取らない堂々たるボディだ

フリードと比較しても引けを取らない堂々たるボディだ

■ポイントは斜めの床ベースはもちろんN BOXで、リアシートを195mm前方に移動した。超広空間をN BOXは人のために活用したけど、プラスでは遊び道具を積むためのスペースも確保したということ。そして、リアシートをたたむと広大なラゲッジスペースが出現するが、床が斜めになっていた。これ、実際に目にするとやっぱり異様。だって、斜めじゃ荷物が安定しないと思うのがフツーでしょ。そこで「マルチスペースシステム」を生み出した。3枚のボードを巧みに組み合わせて、さまざまな空間のアレンジを可能にするというのだが、同時にボードが荷物のストッパーの役割を果たす。でも、斜めの床でも意外と荷物は積みやすいというのが使ってみた実感です。空間アレンジのバリエーションでは、上下二段に荷物を積んだり、背の高い物を載せたりと文字通りマルチに対応してくれる。フロントシートを倒したベッドモードでは、身長190cmの人が2人横になれる。地上33cmから開く大きなリアゲートもN BOX+の特徴だ。33cmは低い。荷物の積み下ろしはムチャクチャ楽だ。さらにオプションのアルミスロープを利用すると、バイクや重い荷物も積めてしまう。もちろん、車椅子でそのまま乗れる。さて最後に、本ページ右囲みでは「ライバル不在」とチーフエンジニアが言っているが、実際に撮影に立ち会った本企画担当の意見をひとつ。広大な室内空間と積載性がウリだというなら、積載性だけに特化した軽バン、ホンダならアクティバンがガチンコのライバルになるのではないかと真剣に思う。N BOX+もお買い得だがアクティバンは(2WDの3ATで)118万8000円という超バーゲンプライス。スロープやカーテンはホームセンターあたりで買ってきても代用可能……か? だいぶ貧相になっちゃうが、そういう選択肢もあるにはある。え? いや本企画担当ならN BOX+を買いますけどね。ははは。

車中泊はどうなの?

オプションも豊富に用意されている。リアゲートカーテンは着替えなどにも使える超便利グッズだ

オプションも豊富に用意されている。リアゲートカーテンは着替えなどにも使える超便利グッズだ

車中泊はどうなの?やはり実際に寝てみねばなるまい。何を隠そう本企画担当、大のフルフラットシート好き。これまで数々のバンで夜を明かしてきた経歴がある。さっそくシートを倒して荷室をフラットにすると、おおおこれは平べったい! 聞けば2m×1mの(ニトリで売ってる)市販マットがフラットにしたシートにピッタリ入るとか。これは嬉しい気遣いだ!

ライバル不在の新コンセプトカー

ボクが本当のライバルかもよ by軽バン

ボクが本当のライバルかもよ by軽バン

ライバル不在の新コンセプトカー「まったく新しい概念で開発しましたから、直接的なライバルはいませんね」(浅木LPL)そこで編集部でライバルを探してみると……。リアスペースを有効に活用するという意味では、車格は違うがフリード、とくにフリードスパイクがライバルになる。いや、荷物を自由に積めるという点で軽バンがライバルじゃない。いやいや、フラットなベッドモードがあるなら軽キャンパーだろ。などなど諸説飛び交いました。つまり、スパイクや軽バン、キャンパーのメリットを併せ持っているということなのか。今後のN BOX+の販売動向に注目したい。

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

グーネットマガジン編集部

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ