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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.11.30

ドイツ車的なカチッとした乗り味のシトロエンDS5

いよいよ日本デビュー!

なだらかに下るルーフラインが優美なイメージ。リアウインドウは天地が狭く後方視界が不安になるが、意外とよく見える

なだらかに下るルーフラインが優美なイメージ。リアウインドウは天地が狭く後方視界が不安になるが、意外とよく見える

【本記事は2012年8月にベストカーに掲載された記事となります。】1955年に登場した元祖DSはアバンギャルドな傑作でした。最新のプレミアムシリーズ名にDSを採用したシトロエン。決意はなみなみならぬものとみた。特にフラッグシップたるDS5への入魂ぶりは相当なもの。それがいよいよ8月1日に日本デビューなんだね。で、試乗してまいりました。

サーベルラインが斬新

エンジンは1.6L直4ターボ(156ps/24.5kgm)を搭載

エンジンは1.6L直4ターボ(156ps/24.5kgm)を搭載

フロントから伸びやかにシャープに見せるクローム色のサーベルラインが斬新(刀だけに“斬”って字はぴったり)。DS5は大人4人がくつろげるグランツーリスモでもあり、ラゲッジスペース465Lのステーションワゴンでもあるのね。この独自のスタイルとパッケージは新しい提案と思う。試乗車のグレードは高級シートのクラブレザー(445万円)。時計のベルトラインをモチーフにしたデザインが凝ってる。各国の皮革名産地巡りの末に採用したバイエルンの牛革だそうな。ベーシックモデル(400万円)より45万円高いけど、高級牛革シート5人分と考えると安いかもしれないね。実際どうせ買うならこっちという人がほとんどらしい。見栄えだけでなく、お尻や背中にもしっくりきたよ。

始動!

ルーフ部とセンターコンソールに整然と配置されたスイッチが航空機のようなイメージを醸しだす

ルーフ部とセンターコンソールに整然と配置されたスイッチが航空機のようなイメージを醸しだす

そして始動。航空機の計器をいじるようなかっこで天井のスイッチを入れるとステアリングの向こうに透明なスピードメーターが表示されるパネルが出現。DS5ならではの操作が、オーナーを高揚させる憎い演出。そして発進。実になめらかに走り出す。アイシン製の6ATの感触も上々。全幅は1870mm。ピカソよりおデブなのに、それを感じさせない取り回し。ストレスなく登って曲がってスムーズに加速。ロングドライブも疲れなさそう。足回りの感じはよく言う空飛ぶ絨毯とは違う。カシッと接地してる感じでもゴツゴツしない。フワフワしない。初期のピカソはナビを付ける場所もなかったけど、DS5では用意万端、さらに日本専用仕様としてサイド&バックカメラが付くなど、日本のユーザーへのアピールも本気。おしゃれで機能性も高いから、ご新規さんも獲得して、売れちゃうかもしれんなあ。

DS3スポーツシックウルトラプレステージにも乗ってみた

DS3スポーツシックウルトラプレステージにも乗ってみたシトロエンの上級車シリーズ「DS」ラインの第1弾、「DS3」が日本に登場したのは、’10年5月。そのDS3の、今年4月に追加された最上級グレード「Sport Chic UltraPrestige」にも試乗してみたぞ。その乗り味はDS5と比較するとかなり違う。ドイツ車的なカチッとした乗り味のDS5に対し、どこか大らかさを感じた。エンジンも3000回転を境にパワーが盛り上がる感じで、この味付けもどこか懐かしく、それでいて操縦する楽しさを濃厚に味わわせてくれる。お値段299万円。アナタもどうです?

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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