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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
ルージュを思わせる鮮やかなピンクが女心を揺さぶる!フィアット500
直球で女性ユーザーを狙ってきた!

クルマもいいが、隣に立つおネエさんもいい。フィアット500バービー、恐るべし!
【本記事は2009年10月にベストカーに掲載された記事となります。】色気のあるクルマを作らせたら天下一のイタリア。そのイタリアに本拠を構えるフィアットが、直球で女性ユーザーを狙ってきたのが、この「フィアット500ピンク!」だ。このクルマが生まれた経緯はチト複雑。もとは世界で最も有名な人形である「バービー」の発売50周年を記念し、製造元であるマテル社とフィアットが、フィアット500の特別モデルを共同開発する形で実現した「フィアット500バービー」というモデルがあり、それが好評を博したことで、同様のピンク色のモデルを発売することに決めたのだ。
完成度と魅力はそうとう高い

「フィアット500 バービー」のインパネだが、「フィアット500PINK!」のダッシュボードもピンク色ということで、シフトノブや随所に使用されたクリスタルなどの差違はあるが、かなりイメージは近いだろう。むろん、右ハンドル仕様で販売される
というわけで9月1日に発表された「フィアット500ピンク!」。注目はなんといっても『ローザローザ』と呼ばれるショッキングピンクの外観だ。日本車にもピンク色のモデルがないわけではないが、多くが淡いサクラ色のようなものばかりで、ここまで鮮やかなピンク色のモデルはチョイとお目にかかれない。まるで口紅を思わせるカラーは女心にキュン!とくること間違いなしだ。。ダッシュボードもピンクでまとめられ、その完成度と魅力はそうとう高い。
生産台数は世界限定600台。日本割り当ては50台!

毛足の長いフロアマットにはシルクも使用。豪華
さらにこのクルマの魅力はカラーリングにとどまらない。ベースとなった1.2 8Vラウンジにも、上位機種である1.4Lエンジン搭載グレードにも設定されない電動サンルーフがこのモデルには装備されるのだ。そのほかフロアマットも専用品となっており、ベース車価格+13万円の238万円というプライスも充分納得できるものとなっている。 この「フィアット500ピンク!」の生産台数は世界限定600台。そのうち日本に割り当てられているのは、わずか50台だ。こんなのを奥さんに買ってあげられる男になりたいゼ!
『500PINK!』誕生のきっかけ FIAT500Barbie

本文でも触れたように「フィアット500ピンク!」誕生は、この『フィアット500バービー』の存在を抜きに語れない。このモデルは2台だけ作られたということもあり、ピンクはピンクでも超微細アルミニウムによる深みを感じさせるものであったり、フロアマットは天然シルク繊維と光沢のあるビスコース素材が使用されていたりする。また、車体の各所にクリスタルが使用され、製作費は1台当たり約1300万円にもなっているという。いっそのこと、このモデルを1台限定みたいなかたちで発売しても面白かったかも?たぶん買う人はいると思うけど……。