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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
内外装のデザインをリフレッシュ!! 質感を高めて魅力度を大幅アップ ベンツAクラスBクラス
ストレッチモデルと言うべきBクラスがデビュー

こちらはAクラス。ヘッドライトやフロントグリル&バンパーのデザインを変更
【本記事は2008年10月にベストカーに掲載された記事となります。】10年前、ベンツが初となるFFコンパクトモデルとなる初代Aクラスをデビューさせた時は「ベンツよ、お前もか!!」とばかりに世界を驚かせたもんだ。そのAクラスも’05年に現行の2代目となり、続いてそのストレッチモデルと言うべきBクラスがデビュー。そのA&Bクラスが今回の改良で、内外装のデザインの一部変更やオーディオなどの装備充実といった変更に加え、急ブレーキ時にブレーキライトが点滅し、後続車に緊急性を伝えて追突事故の可能性を低減する「アダプティブブレーキライト」の採用、エンジン制御システムの改良による燃費向上(Aクラスで約6%、Bクラスで約7%)で魅力を大幅にアップ。この2車はマイチェン前までエンジンラインアップが同じだったため、より広くて快適なBクラスの人気が高かったが、Aクラスは1.7Lのみになり、Bクラスは従来どおり1.7Lと2L、それに2Lターボの設定。
安定感の高いハンドリング、しなやかな乗り心地

フロントグリルやエアインテークのデザインを一新し、よりダイナミックなスタイリングに変更のBクラス。また、急ブレーキ時にブレーキライトが点滅して後続車に緊急性を伝えるアダプティブブレーキライトを新たに採用している
走行性能に関する進化のアナウンスはなかったものの、久しぶりに乗ってみるとどちらも乗り味に洗練された部分が感じ取れ、乗り心地や静粛性能といった質感の部分が向上している。が、AクラスとBクラスでは同じプラットフォームながら走りの差は大きい。軽めのステアリングと軽快なフットワーク、乗り心地も固めのAクラスに対し、Bクラスは手応えのしっかりしたステアリングに安定感の高いハンドリング、しなやかな乗り心地を感じさせる。このベンツらしい上質な走りもBクラス人気の理由のひとつだろう。
スムーズかつ力強い走りをみせてくれた

リアでは新デザインのリアバンパーとコンビネーションランプでワイド感を強調している
Aクラスの1.7Lモデル(A170)とBクラスの2Lモデル(B200)に試乗したが、エンジンはどちらも実用性能が高く、フィールも上質。CVTとのマッチングもよく、スムーズかつ力強い走りをみせてくれた。Bクラスは1.7Lと2Lターボが選べるが、走りのバランスからすれば今回乗った2L NAのB200がベスト。価格はA170が269万円、A170エレガンスが305万円。B170が299万円、B200が370万円、B200ターボが420万円。A170との価格差を考えるとB170のバリューが高い。