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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.04
7年ぶりのフルモデルチェンジ!! 角張ってシートアレンジも進化 クライスラーグランドボイジャー
約7年ぶりにフルモデルチェンジ

ボディサイズは全長5145×全幅2005×全高1755mm。全長が35mm長く、全幅が10mmワイドに
【本記事は2008年7月にベストカーに掲載された記事となります。】日本におけるアメ車の輸入市場で近年元気のいいのがクライスラーだ。そのクライスラーの元祖ミニバン(25年前に誕生)といわれているのがグランドボイジャー。今回、約7年ぶりにフルモデルチェンジし日本に導入された。試乗の舞台となったのは博多湾を覆うように突き出た半島「海の中道」と呼ばれる景勝地にあるホテル。
新型グランドボイジャーの進化のポイント

2列目キャプテンシートは背もたれを倒し前席との間のフロアパネルを持ち上げ床下にシートを収納するとフラットフロアになる。2列目と3列目のレッグルームが44mm拡大。3列目は床下収納式でツーリングは手動式だがリミテッドは電動格納式。3列目シートはそのまま後ろに倒してベンチにも使える
まずエクステリアデザインがこれまでの丸みを帯びたものからどっしりとした角張ったデザインになった。ボディサイズは全長が35mm、全幅が10mm、ホイールベースが50mm拡大。全長5145×全幅2005×全高1755mmと新型アルファードに比べ全長が295mm長く、全幅が175mmワイド。いやはや2列目、3列目シートに座るとその広さに驚かされる。シートが分厚くゆったりと座れるし、3列目もじつに快適。“STOW’n GO”と呼ばれる2列、3列目床下収納機能がさらに進化し、パワーリクライニング機構を備えたワンタッチ電動格納式(リミテッド)に。3列目シートの使い勝手もいい。ツーリング・グレードはベルトを引く手動式だが煩わしさはなかった。2列目、3列目を床下収納すると4500Lものスペースが生まれるため商用車としても使えそうだ。
上質な乗り心地が感激

このほか丸から角へモダンなデザインとなったコクピット、全列サイドカーテンエアバッグ、パワーリフトゲートなど新装備は30点以上にもおよぶ。エンジンは3.3Lから3.8Lに排気量アップし、193ps/31.1kgmを発生。低中速域のスムーズなパワー特性と静粛性の高さで快適度はかなりのもの。これまで4速ATだったものが6速ATに進化したことも大きい。ナチュラルで手応えのしっかりしたステアリングフィールも好印象だったが、それ以上にフラット感の強い、上質な乗り心地が感激ものだった。価格はツーリングが460万9500円、豪華装備のリミテッドが546万円。