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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.05
特別仕様車 スバル レガシィB4/レガシィツーリングワゴン『tuned by STI』 柔と剛の“大人”のスポーツ 走りの快感を追求した“tuned by STI”が今年も限定発売!!
STIの限定モデル

ツーリングワゴン ボディカラーはWRブルーマイカ、ダイヤモンドグレーメタリック、サテンホワイトパールの3色が用意される。両ボディタイプ合わせて600台の限定発売(’08年2月まで) 価格:427万3500円(6MT/5ATともに)
【本記事は2007年9月にベストカーに掲載された記事となります。】05年、’06年にも発売され、またたく間に完売した人気の特別仕様車「レガシィtuned by STI」の’07年版が発売された。このtuned by STIは、エアロスポイラーやブレンボブレーキ、スポーツマフラーなどのSTI製パーツを多数装着し、さらには専用のアルカンターラ&レザーシートやブラックインテリア、ダークメタル調加飾、専用エレクトロルミネセントメーター(260km/h表示)などの特別装備も多数揃えるモデルで、限定600台。STIの限定モデルといえば、先代レガシィのS401やインプレッサS204などが思い浮かぶかもしれないが、これらとはキャラクターが異なる。
“大人のスポーツ”を高めたモデル

B4 ホイールからのぞくブレンボキャリパーや「tuned by STI」のオーナメントなど、レガシィユーザーが羨むこと間違いなし。品のいいSTI製エアロも魅力的だ 価格:413万7000円(6MT/5ATともに)
Sシリーズは「パワーを上げてパフォーマンスを追求」するモデルだが、このtuned by STIは絶対的なパフォーマンスではなく「走りの気持ちよさ、愉しさを追求し、所有欲などのプレミアムな要素もプラスする」といったキャラクター。レガシィの“大人のスポーツ”という魅力を、STIの持つ技術力やセッティング力によっていっそう高めたモデルだ。さて、今回採用された注目の新装備として、フレキシブルタワーバーがある。これはSTIの製品としても設定がなく、tuned by STIにしか搭載されていない。アッパーマウント部に取り付けるというレイアウトは普通のタワーバーと同じだが、ダンパーが組み込まれており、初期の入力を抑える働きをする。そしてフルボトムしてから従来のタワーバーと同じ働きをするというものだ。単に剛性を上げるだけでなく、いなしという柔の効果も持たせているのが特徴。足回りは専用セッティングを施したビルシュタインダンパーにSTI製コイルスプリングを組み合わせる。ここも’06年モデルとはセッティングが変更されており、しなやかながらスポーツ走行もこなすアシに仕上がっているという。バネレートや減衰力の数値は企業秘密とのことだが、ピークの減衰力は高めながら、縮み側の初期をゆるめたセッティングだという。ちなみに、現行レガシィオーナーでもあるスバル広報担当によると「とにかく乗り心地がよくてビックリします。5m走ればその違いがわかるはずです」とのこと。この真意のほどは次号にて試乗レポートを掲載予定なので、そちらも注目いただきたい。
06年モデルからの変更点

高級感ある本革&アルカンターラのシートをはじめ、260km/h表示のメーター、ダークメタル調加飾など専用品がズラリと並ぶインテリア
このほか、’06年モデルからの変更点としては、タイヤサイズの225/40R18への変更(以前は215/45R18)による接地性の向上、アクセル操作のピックアップを向上するセッティングとされたECU(AT車は併せてTCUも変更している)、スポーツマフラーのテールデザイン変更などが挙げられる。インテリアでは上質感を高めるアルカンターラ&レザーの専用シートはフロントに低反発クッションを加えて座り心地を向上させ、アルミ製のサイドシルプレートも追加された。価格はツーリングワゴンが427万3500円、B4が413万7000円とやや値ははるものの、内容からすれば決して高くない。’05年、’06年に発売されたモデルは4~5カ月で完売しており、今回も人気が殺到しそう。買うなら急ぐべし!