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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.05
マーチが地味に見えるスペシャルマーチ!マイクラC+C
マイクラC+Cが6月5日にようやく日本で正式発表

ヨーロッパ仕様のアシによりスペック以上のキビキビ感がある。日本では消滅の危機にある5MTも用意されている
【本記事は2007年7月にベストカーに掲載された記事となります。】05年のフランクフルトショーに出展され、その後BCで何度も取り上げてきたマイクラC+Cが6月5日にようやく日本で正式発表。まず乗り込んでみると、インテリアデザインは基本的にマーチと同じ。しかし何かが違う。その要因はマーチよりもAピラーが寝ているため、多少圧迫感を感じたことにあった。いきなりガーン。第一印象は悪い。
スペック以上にキビキビと走る

ロードスターRHTほど速くないが約22秒で変幻自在なマイクラC+C
さらにマイクラC+Cは1.6L、直4DOHC(110ps/15.6kgm)を搭載。1.5L(109ps/15.1kgm)搭載のマーチに比べると車重が200kgも重くなっているのに、スペックは1ps/0.5kgmアップしているだけだから、走りはちょっと厳しいかな、と考えたらブルーになった。しかし、走り出してみると、印象はガラリと変わる。加速はマーチ1.5Lよりも重い感じがするが、オープンエアの気持ちよさですべてが許せてしまう。でもそれだけじゃない。車重増をカバーするために、アシがノーマルに比べて若干硬めのセッティングとなっていて(ユーロチューン)、これがハンドリングに好影響を与えている。スペック以上にキビキビと走り、特に高速安定性は見事!5月11日から先行予約を開始。デリバリーの開始は7月中旬の予定だが、6月にオーダーを入れると、納車は8月になる可能性が高いようだ。
スペシャルマーチと思えば安いもの!

主要諸元
今年販売するのは1500台で、その後再度導入するかは販売動向を見てからというので、最悪の場合、今回の1500台でおしまい、ということも考えられる。欲しいなら待っていちゃダメ!(税抜き169万8000円の先代マーチカブリオレは、1年2カ月間で約3000台しか売れなかった)。ちなみにリアシートは狭いため、大人4人乗れなくはないがドライブするにはちょっと厳しいためラゲッジと割りきろう!5MT、4ATとも249万9000円。ボディカラーは全5色。マーチと考えればちょっと高く感じるが、スペシャルマーチと思えば安いもの! だって、イギリスでは約330万円で販売されているんだから!