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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.06

陸の王者決定戦!! タフなクロカン2台どっちを買うべき? ハマーH3 VS トヨタFJクルーザーどっちが魅力的?

H3派の主張 迷うことなくH3!!

ハマーH3(タイプS/5MT)全長4720×全幅1980×全高1860mm、ホイールベース2842mm、車両重量2130kg、総排気量3460cc、最高出力223ps/5600rpm、最大トルク31kgm/2800rpm、最低地上高231mm、タイヤサイズ265/75R16、価格449万5000円、問い合わせ03-5351-2777

ハマーH3(タイプS/5MT)全長4720×全幅1980×全高1860mm、ホイールベース2842mm、車両重量2130kg、総排気量3460cc、最高出力223ps/5600rpm、最大トルク31kgm/2800rpm、最低地上高231mm、タイヤサイズ265/75R16、価格449万5000円、問い合わせ03-5351-2777

【本記事は2006年3月にベストカーに掲載された記事となります。】H3派の主張 迷うことなくH3!!正直なところ、旧世代のランクルに郷愁を覚えてしまう「4丁目」世代にとっちゃFJクルーザーって大いに魅力的。おそらく最近のトヨタ車のことだから、走りや内容も期待できるだろう。しかし! 買うならだんぜんH3である! なぜか? 自動車好きならやっぱピュアさを求めたい。例えばオフロード性能。H3のカタログを見て驚く。なんせ巨大なタイヤ履くため、水深40cmの場所なら時速32kmで、61cmでも時速8kmで走れる水深61cmといえば、太ももまでの深さ。この水深、実際見たら絶対入る気にならないくらい深いぞ! しかも今時のクルマとしちゃ珍しく極悪路の走破性能を示す「アプローチアングル」などカタログに記載。強固なアンダーガードを装備しているなど、気合い充分! ハマーというブランドで売るんだから恥ずかしい性能じゃダメだ、という誇りを感じさせるじゃありませんか。機会あったらH3の本国のホームページを見てほしい。丸太がご~ろごろしてるセクションに躊躇せず突入。じわじわ進み、見事超えてしまう動画なんか用意してる。もうひとつ。H3買ったら、いろんな装備を選ぶ楽しさが存分に味わえます。ご存じのとおりH3ってアメリカでもマニア層に人気。向こうの通信販売カタログを見ると、まぁいろんなモノが揃う。今や『HUMMER』はオトコのライフスタイルみたいなものになりつつあるのだった。ハマー純正のウェアに始まり、ハマーのラップトップコンピュータから宝石までホームページで通信販売してる。さらにアメリカの用品屋さんもH3用のパーツを多数出しており、比較的安価にドレスアップ可能。私ならトレーラー用のヒッチメンバー付け、キャンピングカーやバイク用トレーラーなんか引っ張りたくなりそう。いずれにしろH3のオーナーになれば、楽しい楽しいアウトドアライフまでついてくるから面白い。優等生のFJクルーザーにゃそんな奥行きなどあるまい!

ハマーH3エンジン

エンジンはどうか? FJVSH3 H3/ちょっと力不足 米国でGMのSUVに幅広く搭載される3.5Lエンジン搭載。2t超の車重で、233psでは若干力不足の場面も

エンジンはどうか? FJVSH3 H3/ちょっと力不足 米国でGMのSUVに幅広く搭載される3.5Lエンジン搭載。2t超の車重で、233psでは若干力不足の場面も

もっと現実的な話もしておくと、H3のエンジンは5気筒の3.5L。絶対的なパワーからすればV6エンジン搭載のアメリカンSUVに負けるが、日本で乗るなら自動車税が安く、巡航燃費だって悪くない。けっこう経済性でも頑張ってます。

FJ派の主張 男なら黙ってFJクルーザー

エンジンはどうか? FJVSH3 FJ/申し分なし! ハイラックスサーフの米国版、「4ランナー」に搭載される4L、V6エンジン。パワー、トルクともに申し分なし

エンジンはどうか? FJVSH3 FJ/申し分なし! ハイラックスサーフの米国版、「4ランナー」に搭載される4L、V6エンジン。パワー、トルクともに申し分なし

FJ派の主張 男なら黙ってFJクルーザーTEXT/網中泰雄FJクルーザーの(ハマーH3よりも)いいところ、それはまずはパッケージングや機能性を含めたクルマ作りだ。1960年から10年にわたり、世界各地で高い評価を得ていたFJ40系ランクルのイメージを踏襲しながらも、ただのレトロに終わるのではなく、クロスオーバーSUVとして高いレベルに仕上がっているのだ。一見2ドアに見える観音開きの4ドアは開口部が広く、リアシートへの乗り込みはスムーズ。ダブルフォールディングでフルフラットになるリアシートを倒せば、前後/左右ともたっぷりサイズの広大ともいえるリアカーゴスペースが確保されている。高い走破性が人気の北米仕様4ランナー(ハイラックスサーフ)をベースに開発されているので、基本的なディメンションはあまり変わらないが、全長だけは4510mmと4ランナーよりも294mmも短縮されており、悪路での走破性や取り回しがいちだんと向上しているのも忘れてはいけないところだ。次に、フレーム付きのシャシーに搭載されているエンジンや駆動系も充分すぎるポテンシャルを持っている。基本的には4ランナーのキャリーオーバーだが、専用のチューニングが施された4L、V6(1GR-FE)は249ps/38.8kgmのパワー&トルクを発生。低速域からしっかりとしたトルク感はあるし、レッドゾーン(5500rpm)手前までスムーズに回ってくれ、どの領域でもすこぶるパワフル、アクセルレスポンスもシャープなのだ。ミッションはエクストラローがあるサブトランスファー付4WDと、廉価版としてFR仕様も用意され、5ATと6MTがチョイス可能となっている。さらにいいところは「安い」ということだ。4月から販売を開始するが、ベース価格(FR仕様)モデルで2万2000ドル(約253万円)、4WDのフル装備モデルでも2万8000ドル(約322万円)とH3に比べて北米市場での価格差は最大値で約7000ドルも安価な設定。FJクルーザーには充分な「値頃感」があるのですよ。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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