走りもスタイルもいい、BMW3シリーズに待望のワゴン登場！！

【本記事は2006年1月にベストカーに掲載された記事となります。】05年5月に日本導入されたセダンに続いて、6年ぶりにフルモデルチェンジした4代目3シリーズツーリングがデビューした。ワゴンボディになってもバランスのとれた洗練された美しいスタイリングが特徴で、もちろん約50対50の前後重量配分や縦置きエンジン、リアドライブはセダンと同じだ。

注目のラゲッジスペースはこのクラス最大級の通常460～1385Lで430～1314LのCクラスワゴンより広い。先代よりも通常の状態で25L、6対4分割可倒式シートを倒した状態で40L増加。6対4分割可倒式シートはヘッドレストを外すことなく、簡単に前に倒すことができ、フラットな状態になるのがいい。またテールゲートとは別に独立して開閉するリアウィンドウ、テールゲートや独立開閉式テールゲートを開けると自動的に上方にスライドするラゲッジカバーなど使い勝手もよく考えられている。

この3シリーズツーリングは218ps／25.5kgmを発生する2.5L直6ユニットを搭載する325i（550万円）の1グレードのみ。これに人気のMスポーツパッケージが36万円でオプション設定される。

走り出してまず気がつくのはセダンより70kg重いことやワゴンボディを感じさせない身のこなし。アクセルを吹かすと直6サウンドも心地いい。繋がりがスムーズな6速ATとの相性もよく、ストレスなく加速していくのが心地よかった。スポーツサスや偏平タイヤを履いたMスポーツパッケージは、スタイリングはカッコいいが、乗り心地が固めだから、街乗りが多い人にはあまりお薦めできない。

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