中古車購入
更新日:2018.09.26 / 掲載日:2017.10.16
中古車購入時の名義変更費用

グーネット編集チーム
中古車の名義変更には、様々な費用がかかります。また、車の購入時の状況によっては、その金額も大きく異なってきます。名義変更に必要な費用には、どのような種類のものがあるのか、どのように金額が異なってくるのか、ご説明します。
車庫証明証紙代
まず、名義変更に必要な費用としては、車庫証明証紙代が挙げられます。
車庫証明証紙代とは、車庫を確保していることを証明するために必要な費用です。
車庫を確保していない場合、特別な場合を除いては普段から違法駐車をすることになってしまいますので、車を自分の所有するものとして、登録することができません。
このため、警察に車庫を確保していることを確認してもらった上で、車庫証明書を発行してもらう必要があるのです。
この費用は、各都道府県によって異なりますが、普通車の場合最高で2,800円(注釈1)、軽自動車の場合最高で610円(注釈1)となっています。
車庫証明の申請の際には、各都道府県の収入証紙を購入し、申請書に貼付けて警察署に納付することになります。
(注釈1)各種料金は2014年2月時点のもので、各都道府県の内で最も高い金額を表しています。
移転登録
車検証に記載されている所有者の名義を、購入者の名義に変更するためには、移転登録という手続きが必要になります。
移転登録の手続き以前に、車検が切れている場合、もしくは一時抹消登録されている場合は、名義変更を行うことができませんので、まずは車を車検に通し、車検証を交付してもらう必要がありますのでご注意ください。
移転登録にかかる費用は、移転登録手数料500円(注釈2)と、移転登録の申請書の用紙代100円程度(注釈2)です。
ナンバーの変更が必要な場合は、新しいナンバープレートを購入する必要がありますので、別途費用が必要になります。ナンバープレート代は、地域によって異なりますが、ペイント式であれば平均して1,400円~1,900円程度(注釈2)となっています。
(注釈2)各種料金は2014年2月時点のものです。
自動車取得税が発生することも?
普通車の場合のみですが、中古車の購入を決める際には、事前に自動車税事務所に問い合わせをして、自動車取得税が発生するかどうか確認してみましょう。
自動車取得税が発生するか否かは、中古車販売店などの店頭販売価格ではなく、自動車税事務所上で設定されている、それぞれの車の時価によって決まります。
この時価が50万円以下であれば、自動車取得税は発生しませんが、50万円以上であれば、時価の5%が自動車取得税として発生します。
代行手数料
ほとんどの場合、中古車販売店で中古車を購入すれば、これらの名義変更の手続きを代行してもらうことができます。
名義変更の手続きをする時間が取れない方は、中古車販売店か、その他の業者に、手続きの代行を依頼しましょう。
代行を依頼した場合にかかる費用は、依頼する先や、必要な手続きの内容によって異なってきますが、自分で行えば数千円で済む程度の簡単な手続きであっても、1万円以上はかかると考えておくのが妥当です。