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更新日:2019.06.28 / 掲載日:2017.10.30
【レクサス】緊急時に作動する「ドライバー異常時停車支援システム」とは

goo-net編集チーム
レクサスが2017年10月19日に発売したフラッグシップセダンである新型LSには、先進の予防安全機能が搭載されています。
中でも注目されるのは、予防安全技術の「ドライバー異常時停車支援システム」です。
10月に発売された新型LSの画期的な技術を紹介します。
「ドライバー異常時停車支援システム」の特徴
「ドライバー異常時停車支援システム」は、「レーントレーシングアシスト(LTA)」が動作中に作動する、ドライバーの異常を感知し安全に車線内に停車するシステムです。
レーントレーシングアシストは、カメラにより道路上の白線を検知し、先行車の追従機能などと連動して、車線内を安定して走行するシステムです。
「ドライバー異常時停車支援システム」は、レーントレーシングアシストと連動することで車線を認識し、万一の際の2次被害を回避するインテリジェントな機能です。
つまり、単独では機能が作動しない点は注意が必要です。
「ドライバー異常時停車支援システム」の機能
「ドライバー異常時停車支援システム」は、レーントレーシングアシスト動作中に、ドライバーの無操作状態が継続していると判断した場合、ドライバーへ複数の警告を行います。
第1段階は音と表示に加え、緩減速よる警告を行います。
第2段階ではハザードとクラクションによって、車外に向けて異常があることを知らせます。その後、自車の走行車線内で減速して停車します。
これによって、自損事故の防止と周囲車両を巻き込む2次被害の回避にもつながり、事故による被害の軽減に機能します。
「ドライバー異常時停車支援システム」の効果
「ドライバー異常時停車支援システム」では、停車後にさまざまな先進技術を用いて、ドライバーの救命救急活動を行います。
まず初めに、自動でドアの解錠を行います。
次にレクサスの24時間緊急サポートの「ヘルプネット」へ自動接続によって、救命要請を行います。
これによって、早期のドライバーの救命・救護に寄与する、万一の際に心強い支援システムです。
国土交通省自動車局「先進安全自動車推進検討会」では、2016年3月に「ドライバー異常時対応システム(減速停止型)」の基本設計書を策定しました。
この背景には少子高齢化を抱える問題もあり、今後も高齢者(65歳以上)ドライバーの増加が加速していくことがあげられます。
今後、同様の技術の搭載が義務化されることも考えられます。
現在の日本を取り巻く社会環境は高齢化が顕著であり、高齢者によるさまざまな交通事故の対応が急務とされています。
「ドライバー異常時停車支援システム」は、まさに時代を反映し、車の進化に加えて、ITインフラの進化がもたらした、心強いヘルプ機能です。
今後も誰にでも優しいクルマ作りの技術革新は歓迎すべきものであり、ますますの進化が期待されます。