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更新日:2019.06.28 / 掲載日:2017.12.12
【スズキ】進化したS-エネチャージの効果と仕組みとは

goo-net編集チーム
クルマの発電に無駄なガソリンを使わないスズキのエコ技術「エネチャージ」をさらに進化させたのが、S-エネチャージです。
減速時の回生エネルギーを利用し、停車時アイドリングストップ時の電装系へのエネルギー供給を行い、エンジンによる無駄な発電を抑制していたエネチャージに、加速時のモーターアシストを加えました。
S-エネチャージの効果
S-エネチャージは既存のエネチャージの技術を基に開発されました。
コストアップは最小限に留め、システム自体が軽量・コンパクトなシステムのため、室内空間を犠牲にすることなく、使い勝手の良さを維持しています。
進化したIGS
高効率・高出力オルタネーターを搭載した、モーター機能付発電機(IGS)を搭載。
IGSとはIntegrated Starter Generatorの略です。
発電機能は従来の約30%アップ、スターターモーター機能によるエンジン再始動のため「キュルキュル音」がしないため静か、加速時にモーターでアシストする、モーターアシスト機能搭載し低燃費に貢献しています。
S-エネチャージ専用リチウムイオンバッテリー
従来のエネチャージ用リチウムイオンバッテリーに対して、充電・供給性能を向上させ、モーターアシストに対応した大電流に対応しています。
S-エネチャージの仕組み
ガソリンを使わないエンジンブレーキ利用時に、タイヤの回転を利用して動き続けるエンジンの力を利用しISGで鉛バッテリー及び、座席下に配置されるS-エネチャージ専用リチウムイオンバッテリーに充電します。
エンジン再始動時には、鉛バッテリーの電源を利用し、ISGのスターターモーター機能により、アイドリングストップ状態からエンジンを再始動します。
加速時には、リチウムイオンバッテリーに蓄えたエネルギーを利用し、ISGモーターアシスト機能でエンジンをアシストするため、無駄な燃料消費を抑制できます。一回のモーターアシスト時間は最大30秒です。
アシスト可能な速度域は、ターボ無しエンジン搭載車は、発進後から約85km/h、ターボエンジン搭載車は、発進後から約100km/hです。
S-エネチャージの主な搭載車種(2017年10月現在)
ワゴンR FZ、ワゴンRスティングレーX、スペーシアX・G、スペーシアカスタムXS・GS、ハスラーX・G(CVT車)、ワゴンRスティングレーT、スペーシアT、スペーシアカスタムXSターボ・GSターボ。