【ボルボ】対向車を検知し安全な右折をサポートするインターセクション・サポートとは

インターセクション・サポートは、
2016年1月に発表されたボルボの新型SUV車XC90の全車種に標準装備されました。

ボルボのフラッグシップ車としてふさわしい高度な安全技術が搭載されました。

インターセクション・サポートをはじめとした、さまざまな最先端の安全技術を搭載したXC90は、
欧州の自動車安全評価機関の「ユーロNCAP」の試験で、
セーフティアシストのジャンルで史上初の満点を獲得、
総合評価で5つ星の最高レベルの評価となりました。

世界で最も安全という評価を得たボルボですが、
クルマの安全性に対する安全技術の取り組みである「インテリセーフ」のもと、
「2020年までに、新しいボルボ車での死亡者や重傷者をゼロにする」という安全目標を掲げ、
常に安全性能の向上に向け開発が進められています。

世界初となる「インターセクション・サポート」の開発には、
揺るぎない安全へのボルボの信念が込められています。

右折車と直進車の接触・衝突は、
交差点内で発生する事故の中でも割合の高い典型的なパターンと言えるでしょう。

事故を未然に防止する「アクティブ・セーフティ」の最新技術として、
「インターセクション・サポート」は誕生しました。

インターセクション・サポートは、右折時に直進してくる対向車の速度や距離を検知し、
衝突すると判断すれば自動ブレーキで回避するシステムです。

検知対象は自動車のほか、二輪車、状況に応じて自転車や歩行者にも対応し、
さらに衝突の可能性が高いと判断すれば、
衝突警告と同時に自動的にブレーキがかかる仕組みです。

これにより、交差点内での事故に多い右折車と直進車の衝突を減少させます。

直進車の検知には、高解像度カメラと2つのレーダーを搭載して行います。

「ASDM（アクティブ・セーフティ・ドメインマスター）」をフロントガラス上部に装着し、
ミリ波レーダーと高解像度カメラ一体型センサーユニットで直進車を検知、
目視が困難な状況でも高い安全確認をサポートしてくれる機能です。



インターセクション・サポートは、
スウェーデンマーケット最大級の110億ドル（約1兆3,000億円）を投資した、
一連の構造改革によって、最初に誕生した新型XC90モデルに搭載された技術です。

これらの投資はクルマの安全性機能の向上に大きく寄与する新たなプラットフォームの開発を中心に、
EV化や自動運転などの開発に充てられます。

世界で最も安全という評価に甘んじることなく、
ボルボの先進的な安全技術は進化を続けることでしょう。