中古車購入
更新日:2020.01.08 / 掲載日:2017.08.27
【BMW】車外から遠隔操作で駐車するリモート・パーキングとは

goo-net編集チーム
BMWが面倒な駐車作業を自動で行う量産車世界初の「リモート・パーキング」を、
2016年5月からフラッグ・シップモデルの7シリーズに搭載しました。
車外からの遠隔操作によって、自動で切り返しを行い駐車させるシステムです。
まさに、自動運転の近未来のような革新的で便利な機能と言えるでしょう。
リモート・パーキングの特徴
リモート・パーキングは、てのひらにすっぽり収まるBMW専用ディスプレイ・キーを使って、
車外からの遠隔操作で簡単に車を駐車・出庫させることができます。
無人の車がスイスイ動くので、事情を知らない人が見たら、相当な衝撃かと思われます。
最新型の7シリーズにのみオプション装着可能ですが、
自動運転技術の進化を窺い知る革新的な技術です。
BMWグループでは、既に2000年から高度自動運転技術の開発に着手しています。
リモート・パーキングはその技術の応用です。
既にリリースしている、車線中央の走行位置をキープするステアリングの自動操舵、
「ステアリング&レーン・コントロール・アシスト」など、技術的なバックボーンがありました。
リモート・パーキングの機能
リモート・パーキングの機能は、7シリーズのような大型車を駐車させる場合や、
パーキングをあまり得意としない方には、大変便利な機能です。
リモート・パーキングの作動中は、高度なパーキングアシスト、
PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)により歩行者や障害物を検知し、
エンジンをストップさせる機能も備えるため、非常に安全性の高いパーキングシステムです。
【リモート・パーキングの主な特徴】
1.狭い駐車スペースを有効活用できる
ドアの開閉が限られる幅の狭い駐車スペースでも簡単に車を駐車が可能。
ドライバーが車両前方からBMW専用ディスプレイ・キーで遠隔操作して車を駐車、
エンジンを停止させることができる。
2.車を出す際にも遠隔操作が可能
ドアを開けて乗り込むことが困難な狭い駐車スペースから車を出す際、
駐車時と同じようにBMW専用ディスプレイ・キーで遠隔操作によりエンジンを始動、
自動的に出庫が可能。
3.安全性能
リモート・パーキング中は、フロントやリアの各バンパーに装着された、
PDC(パーク・ディスタンス・コントロール)のセンサーが作動し、
歩行者の不意な飛び込みや障害物を検知すると、車が自動停止する安全設計です。
BMWからのリモート・パーキングの発表はセンセーショナルなニュースとして、
世界中のメディアで取り上げられ、誰もが技術の進化に驚きを持って目にしました。
この技術は利便性の高さとともに、駐車の際に、
アクセルとブレーキの踏み間違いによる事故の防止からも大いに普及が期待される技術です。
まずは車体の大きなフラッグシップセダンである7シリーズから搭載がはじまり、
今後はラインナップ中いちばんの量販モデルである3シリーズ等への搭載が期待される、
BMWのキーテクノロジーのひとつと言えるでしょう。