中古車購入
更新日:2020.01.07 / 掲載日:2017.09.03
【メルセデス・ベンツ】夜間走行をサポートするナイトビューアシストプラスとは

goo-net編集チーム
メルセデス・ベンツには、夜間走行時の安全を高めるシステムとして、
「ナイトビューアシストプラス」があります。
ヘッドライトの光が届かないような場所、
肉眼ではなかなか確認しづらい歩行者や動物などの姿を革新的な技術でしっかりと捉え、
安全運転を支援します。
ナイトビューアシストプラスの特徴
ナイトビューアシストプラスは、メルセデス・ベンツの安全性を高める技術の一つです。
目視がしづらい夜間走行時において、
人間の目に代わって「車の目」が対象物をしっかり捕捉します。
歩行者や動物を検知したら、
インストゥルメントパネルの中央部の表示をナイトビュー映像に自動的に切り替え、
対象物がいることを知らせドライバーに注意を促します。
メルセデス・ベンツが行ったスポットライトの実験によると、
速度約70km/hで効果を測定したところ、
システム未搭載車に比べて歩行者を発見する地点が平均25m、
時間にして約1.3秒早くなるとしています。
夜間走行においてこの差は非常に大きいと言えるでしょう。
ナイトビューアシストプラスの機能
前述の通り、ナイトビューアシストプラスで検出された歩行者には、
ヘッドライト光を当てドライバーと歩行者に注意を促すための、
スポットライト機能を兼ね備えています。
ナイトビューの映像は、ボタン操作で簡単に常時表示することもできます。
特に動物の飛び出しが頻繁に発生する地域の夜間走行では、頼もしい安全機能と言えるでしょう。
【スポットライト機能】
歩行者を検知した場合、ドライバーと歩行者に注意を促すために、
歩行者へヘッドライトを照射するスポットライト機能を備えています。
スポットライト機能の動作範囲は以下の通りです。
・速度45km/h以上で動作
・歩行者等は最大80mの範囲で検知して、スポットライトを照射する
ナイトビューアシストプラスの仕組みは、
フロントガラスの上部、フロントグリル内に遠近2つの赤外線カメラを設置することで、
歩行者や動物の存在を確実に捕捉します。
同時に赤外線の力で前方の対象物を鮮明にモニター画像に映しだします。
フロントグリル内の遠赤外線カメラは、
熱源により人や動物とそれ以外の選別を高い精度でサポートする役割を果たします。
ナイトビューアシストプラスを採用する車種一覧(2017年6月時点)
ナイトビューアシストプラスを採用する車種は以下の通りです。
・S600 Long(標準装備)
・メルセデス-AMG Sクラス全モデル(標準装備)
・メルセデス-Maybach Sクラス全モデル(標準装備)
・S550 Long(オプション設定)
視力に自信がある方でも、暗い夜間走行時は不安になりがちです。
メルセデス・ベンツのナイトビューアシストプラスは、
夜間走行の視認性が高まり不安が軽減する安全装備です。
現在は一部のトップモデルに標準装備もしくはオプション設定されるだけですが、
より身近な「Cクラス」や「Bクラス」などへの普及が期待される機能です。
今後も夜間の安全走行を支援するシステムとして進化し続けることでしょう。