中古車購入
更新日:2017.04.19 / 掲載日:2017.04.19
中古車購入時にガソリン満タンで納車してもらえるのか

goo-net編集チーム
中古車を納品してもらった後、さて乗るぞと思ったらあっと言う間にガス欠で、
車で最初に向かったのはガソリンスタンドだった、
という経験をお持ちに人もいるのではないでしょうか。
せっかく高い買い物をしたのだからガソリンくらい満タンにして欲しいと思うのもわかる気がします。
では、はたして中古車購入時にガソリン満タンで納車してもらえるのでしょうか?
中古車を購入した時にガソリン満タン状態で納車は断られる事が多い
中古車を購入した際、ディーラーや中古車販売店に、
「ガソリン満タンで納車して欲しい」とお願いした場合、ほぼ断られるというのが一般的です。
これは中古車に限らず新車で購入した場合にも言える事ですが、
納車する時のガソリン量の目安は5L~10Lほどのようです。
この量はあくまでも一般的という話で、
近所のガソリンスタンドまで行けるギリギリ量だけのガソリンを入れて、
納車されるケースも少なくありません。
業界の取り決めがあるわけではなさそうですが、
現在満タンで納車さえるケースはほとんど皆無のようです。
交渉すれば中古車購入時にガソリン満タンにしてくれるのか?
ではディーラーや販売員に交渉を持ち掛ければガソリン満タン納車になるのでしょうか?
残念ながら「満タン」を交渉できる可能性は非常に低いと言えるでしょう。
その理由として、現在ほとんどの中古車販売店のサービスとしては提供されないからです。
昨今の企業における法令遵守の観点から、
「お客様の車を他人が運転してガソリンスタンドまで走行した時に、
もし事故などが発生したら責任の所在が曖昧」であるという事で、
中古車販売店としても「ガソリン満タンサービスはしない」というのが一般的なスタンスです。
景気のいい時代には「ガソリンチケット」というものが存在し、
確かに納車時に「ガソリンチケット」によるガソリン満タンというサービスも良く耳にしました。
しかしながら、現在では安全上の観点から
、自宅もしくは最寄りのガソリンスタンドまで自走できるだけのガソリン量を目安に、
5L~10L程度は給油して納車しますが、それ以上は提供しない販売店がほとんどの様です。
中古車を売却する時はガソリン満タンの方がいいのか?
逆のケースで中古車を売却する場合、ガソリンは満タンにした方がいいのでしょうか?
結論から言うとガソリンを満タンにして売却をしようとしても査定額に影響はないようです。
ただし、中古車販売店も引き取り後に最低限動かす必要があるため、
購入時と同様に5L~10Lは入れておくと良いでしょう。
ガソリン満タン納車がOKだったのは昔の話です。
交渉次第では若干考慮される可能性はありますが、
無理に押し通すのでなく可能な範囲での交渉にとどめる事がおすすめです。