中古車購入
更新日:2017.03.28 / 掲載日:2017.03.28
中古車の納車時はガソリン(燃料)を満タンにしてくれるの?

goo-net編集チーム
中古車を購入する場合に値引きやオプションなど色々な面でサービスが受けられる場合があります。
最後に交渉する点で多いのが『納車時に燃料満タン』ではないでしょうか。
よく聞かれることですが、納車時に燃料を満タンにしてもらえるのでしょうか?
中古車の納車時には一般にガソリン(燃料)は満タンに入っているもの?
中古車の納車時に燃料を満タンにしてもらえるか一般的に取り決めはありません。
元来、中古車販売センターにガソリン(燃料)は売っていません。
ガソリンのサービスは中古車販売店の利益を削って(持ち出し)で行われているものです。
中には販売担当が自腹を切ってサービスする場合もあります。
納車規定としては購入契約者の指示する、
保管場所(駐車場)もしくは保有者の自宅まで使用する燃料を入れておくことが一般的です。
通常なら、おおよそ5Lから10Lが納車時のガソリン量の目安と言えるでしょう。
中古車の納車時にガソリン(燃料)を満タンにしない理由
中古車販売店が取り扱っていないものをサービスすることはそもそも無理があります。
しかしながら、納車後自宅までは問題なく自走できるだけのガソリン量の目安として、
安全面からも最低限の取り決めはあるようです。
また、昨今の企業コンプライアンスの順守という考え方から、
ユーザー(お客様)の車を他人(販売店の人間)が運転してガソリンスタンドまで走行したときに、
もし事故などが発生した場合、責任の所在が曖昧になってしまうということで、
基本的に販売店としてもガソリン満タンサービスはしない、というのが一般的なスタンスです。
納車時にガソリンを満タンにするというサービスの要求の是非は、あちこちで見受けられますが、
一般的には過度なサービスとして馴染みの薄いものです。
中古車の購入の条件として、納車時にガソリンを満タンにして欲しいとの要求は、
販売店との関係を悪化させるだけでなく、
コンプライアンスの面からも問題があることを認識しておきましょう。